それでは、5ch(2ch)のランキングを見て、
私の見解で作成した市役所の配属先ランキングをお目に掛けます。
比較していただくと、違う部署が多いことがわかると思います。
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◎印はエリート課
○印は準エリート課
天国
支所・出張所・霊園管理事務所
[br num=”1″]楽園
○監査委員会 ◎議会事務局 公民館 農業委員会
環境保全課 図書館(分室) 管財課 環境センター
人権課 男女共同参画課 資産税課 戸籍住民課
環境衛生課 下水道管理課 外郭団体総務
水道料金課 水道総務課 契約検査課
[br num=”1″]まあまあ
社会教育課 会計課 図書館(本館)農林課
土木課 建設課 ◎都市整備課 スポーツ課
広報課 ○市民活動推進室 ○情報システム課
総務課 ○企画課 住宅課 産業振興課 納税課
環境政策課 公園緑地課 医療助成課 市民税課
[br num=”1″]きついまたは汚い
◎人事課 ◎秘書課 ◎財政課 ◎企画政策課
○教育総務課 高齢福祉課 病院総務課 児童福祉課
建築指導課 道路管理課 生活支援課(生活保護)
[br num=”1″]激務&汚い
国民健康保険課 後期高齢者医療課
市民病院医事課
[br num=”1″]最悪
介護保険課 障害福祉課 児童福祉課(手当・CW)
○防災課
人事課・秘書課・財政課・企画政策課・議会事務局は、私が勤務していた自治体でもエリート部署でした。
特に財政課はトップです。やはり、市のお金を牛耳っているところは強力です。
では、財政課がどんな仕事をしているのかみていきましょう
予算請求書が各部署(○○局 ○○部 ○○課)で作成され、財政課に提出されます。
(ちなみに、予算請求書作成前に、財政課から予算額前年比○%カットを目標にというお達しが出ます)
↓
予算請求書について、財政課が提出した部署ごとに、ヒアリングを実施します。
(どうしてここにこれだけお金がかかるのか、という聞き取り調査ですね)
↓
財政課によって査定がおこなわれます。
↓
財政課の担当者⇒管理職と経るにつれ、査定は厳しくなり、請求した予算は削られていきます。
↓
副市長⇒市長へ査定報告がなされ、予算調整がなされます。
↓
財政課から各部署に予算内示がおこなわれます。
↓
内示された予算について、各部署と財政課の折衝がおこなわれます。
市長や副市長相手に折衝をおこなうこともありますが、緊急性や必要性の高い項目が予算削除や削減の対象となっていれば、業務に支障がでます。
各部署の予算編成担当者は必死です。
↓
最終内示がなされます。
(当初提出した予算案と別物に見えるのは気のせいではありません)
↓
市議会で審議がおこなわれ予算案の承認が行われます。
そして、人事課・企画政策課・議会事務局・秘書課。
いずれも花形部署ではありますが、財政・人事・企画政策・秘書の各課はあまりに多忙です。
出世コースではありますが、「行きたいか?」と問われれば躊躇します。
他の課に配属されていても、そこで「仕事のできる人間」だと認められ見いだされれば、財政や人事に異動となることはよくあります。
まずは、税関係。
資産税課が一番楽です。
次に市民税課、最後に納税課(最近のマンガでありましたが、自治体によって徴収課・収納課とも呼ばれています)です。
この『ゼイチョー ~納税課第三収納係~
市民税課と納税課はしんどい部署だと書かれていますが、私自身が見聞きした限りでは、そこまでしんどい部署だとは思いません。
税務でひとくくりにされていれば、年中たいへんですが、市民税・資産税・税制と分けられている自治体なら、季節労働者的なところがあり、
繁忙期はあっても、割合に有給休暇が取得しやすいです。
また、税関係から異動になった方が、「税に戻りたい」と言っているのをよく聞きました。
市に税を徴収する形で貢献しているのが実感できますし、クレームがあっても、説明しやすいのが大きいようです。
(幾ら根拠を示して丁寧に対応しても、終止、感情を剥きだしにされたままの市民の方には往生しますが)
また、生活支援課(生活保護)もブラックだとはいえないと思います。
役所という組織上、個人プレーでできる仕事は限られていますが、生活保護関係は、個人の実力が大きくモノをいう部署です。
体力的にも精神的にもツラい部分はありますが、意外に、悲壮な顔をして仕事をしている方は少なかったです。
相対する市民の方の質には、いろいろと思うところがありますが、案外、勉強にもなりますし、やりがいもあるからかもしれません。
税と福祉が市役所の大きな柱ですし、ケースワーカーを経て、実力を見極めた上で、人事や財政に引き抜かれる職員もいます。
ある意味では、裏の出世コースなのかもしれないなと、在職中に思っていました。
経験を積んで福祉関係で独立される方もいらっしゃいます。
生活保護担当課が舞台の『健康で文化的な最低限度の生活
本当にキツイ、地獄といっていい部署は、介護保険課 障害福祉課 児童福祉課(手当・CW)の3つであることは間違いないです。
今後、もっと仕事量が増えるのは間違いがありません。
ということは、これから自治体に入る方は、この部署に配属される可能性が高まるということです。
清掃関係・上下水道関係は楽だと思います。
しかし、楽な部署は使えない職員が多く配置されていることも事実としてあります。
もしあなたが優秀な職員であったとしたら、使えない部署に異動となると、しんどいものがあります。どうしようもない職員ばかりの課では、仕事が回らないため、優秀と目されている職員も配置します。そうすると、仕事のできない職員の分まで、働く羽目になります。
どこかにやり甲斐や目的を持てればいいですが、給与に関しては、頑なに年功序列である為、サッサと辞めて欲しい人が、あなたの倍近くの給与を得ていることもあります。昔は期待されていて、多少は出世をしたけれど、どこかで本流から外れて、やる気を失い、迷惑な方である場合もあります。
ボーナスにおいても、成績上位と成績下位の職員で、確固たる差は現状ではありません。
また、図書館も人気がありましたが、最近では、外部委託をする自治体が増えて正規職員の配置は多くありません。
仕事面では本の貸し出し冊数が増加する一方で、作業量が増加。
老若男女問わず利用される施設なので、それぞれの価値観からトラブルに発展することが多く、
ストレスが溜まる場所になりつつあります。
朝一番からシニア層が列をなして、新聞の取り合いに始まるマナーの悪さが職員へのクレームとなりますが、注意喚起を呼びかけるだけでは、まったく聞く耳を持ってはくれないようです。
また、出版業界が衰退の一途を辿っているのは図書館が本を大量購入して、本は図書館で無料で借りるものという認識を読者に植え付けてしまっているという声もありますが、利用者から予約した本がぜんぜん借りられないというクレームも多いと聞いています。
よく話題に上っている防災課(危機管理課)ですが、
2011年3月11日の東日本大震災を契機に性格が変わった自治体が多いように感じられます。
とにかくこの部署は待機時間が長いです。
災害が起こったとき、起こると予想できるときはもちろんですが、台風が近付いてきたというだけで、24時間待機。
その辛抱強さを買われて、出世するコースではありますが、プライベートは、まったくなくなると覚悟したほうがいいです。
個人的にオススメなのは、監査委員会事務局(監査委員事務局)
簡単にいうと、監査委員会事務局(監査委員事務局)の仕事は、決算審査や定期監査です。
契約関係や出納など、事務処理が適正に行われているかを調査します。
これは自治体すべての部署が対象となりますので、どの部署がどんな仕事をしているか、仕事のやり方は適正か、そして、優秀な職員は誰かということが、職務をこなしていくなかで、よくわかるところです。
給与をもらいながら職員として、本当に勉強をさせていただいていると深く感謝しながら、勤務をしていました。
また、監査をおこなうという立場上、勤務時間についても非常にキッチリしているので、市役所においては、ある意味理想的な職場だと、私は今になっても思っています。
(まあ、冷暖房の温度までキッチリしていましたね)
残業も多くなく、また、サービス残業もありません。
キッチリしていて、自らを律していける方であれば、これ以上いいところはない気がします。
ただ、小規模な部署なので、配属される可能性が低いのが難点でしょうか。
新規採用時にどういう理由でここに配属になったのか、確固たる理由は、未だにわかりません。
ただ、先輩方は議会事務局・財政・企画・政策を経験されていました。
最後に、あなたが公務員試験を受験しようとされている方なら、ここだけは聞いておいてください。
もし、あなたが公務員試験を受験しようとされているなら、しっかりと目標を見定めて実績のあるプログラムで勉強をしたほうが、しっかりと夢に近づけますよ。やはり、ただの独学では得られない、長年蓄積されたノウハウというものは無視することができないと感じます。
あなたの公務員になりたいという思いを心から信じています。
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ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
地方公務員は美味しい職業か? その4 はこちらから
最後まで、読んでくださり本当にありがとうございました。
他にもお役に立てる記事があるかと思いますので、どうぞお楽しみくださいませ。
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