長者番付を振り返ってみましょうか(1996年分~2000年分 俳優・タレント・歌手&文化人部門)
はる坊です。
1996年分~2000年分の高額納税者公示(長者番付)において、『俳優・タレント部門』『歌手部門』『その他・文化人部門』上位20位までにランクインした面々を紹介させていただきます。
1996年分芸能人・文化人長者番付所得税納税額
俳優・タレント部門
3位 石橋貴明 1億6980万円(とんねるず)
4位 ビートたけし1億1113万円
5位 永六輔 1億0721万円
7位 三田佳子 9279万円
8位 タモリ 8245万円
9位 みのもんた 6532万円
10位 梅宮辰夫 6395万円
11位 飯島直子 6201万円
12位 関口宏 6170万円
13位 所ジョージ 5400万円
14位 峰竜太 5339万円
15位 明石家さんま 4943万円
16位 吉永小百合 4831万円
17位 中村吉右衛門 4701万円
18位 間寛平 4539万円
19位 地井武男 4479万円
20位 中村玉緒 4414万円
歌手部門
1位 藤井フミヤ 1億7532万円
2位 中村正人 1億4420万円(DREAMS COME TRUE)
3位 竹内まりや 1億3370万円
4位 吉田美和 1億2875万円(DREAMS COME TRUE)
5位 布袋寅泰 1億2266万円
6位 桜井和寿 1億2052万円(Mr.Children)
7位 森進一 1億1232万円
8位 美川憲一 9989万円
9位 長渕剛 9878万円
10位 大黒摩季 9852万円
11位 桑田佳祐 9503万円
12位 松任谷由実 9316万円
13位 山下達郎 8801万円
14位 中島みゆき 8733万円
17位 矢沢永吉 7721万円
19位 飛鳥涼 6582万円(CHAGE&ASKA)
20位 松田聖子 6528万円
その他・文化人部門
1位 小室哲哉 10億0051万円(音楽プロデューサー)
2位 秋元康 4億2930万円(作詞家)
3位 小堀宗慶 3億7808万円(茶道家元)
4位 青山剛昌 3億0731万円(漫画家)
5位 薗部博之 2億8429万円(ゲームデザイナー)
6位 千宗室 2億5695万円(茶道家元)
7位 小林武史 2億0237万円(音楽プロデューサー)
8位 さとうふみや2億0029万円(漫画家)
9位 平山郁夫 1億8958万円(日本画家)
10位 千宗左 1億3775万円(茶道家元)
11位 井上雄彦 1億2575万円(漫画家)
12位 神尾葉子 1億1541万円(漫画家)
14位 秋本治 1億0227万円(漫画家)
15位 芦田淳 9227万円(ファッションデザイナー)
16位 水島新司 9179万円(漫画家)
17位 羽生善治 9122万円(棋士)
19位 コシノジュンコ 8300万円(ファッションデザイナー)
※4位の青山剛昌は、週刊少年サンデーに94年から連載を開始した
『名探偵コナン』が本格的に人気沸騰してのランクイン。
※5位の薗部博之はゲーム『ダービースタリオン』で有名なゲームクリエイター。
また、〝スタープログラマー〟〝バランスオブゲーム〟〝
アブソリュート〟〝インディーズゲーム〟などのサラブレッドを保有する馬主としても有名。
8位のさとうふみやは週刊少年マガジン連載の『金田一少年の事件簿』の作画担当。
11位の井上雄彦は96年夏に週刊少年ジャンプ連載の『スラムダンク』が終了するもランクイン。
12位の神尾葉子はマーガレットに連載した『花より男子』が大ヒット。現在までに6100万部を発行し、少女漫画史上最大の大ヒット作となった。
茶道・華道の家元関係は以下のとおり。
※3位の小堀宗慶・・・遠州流十二世。
※6位の千宗室・・・茶道裏千家前家元15代汎叟宗室。現在の千玄室
※10位の千宗左・・・茶道表千家13代家元
※20位の池坊専永・・・華道池坊華道家元四十五世。
1997年分芸能人・文化人長者番付所得税納税額
俳優・タレント部門
1位 石橋貴明 3億1050万円(とんねるず)
2位 松本人志 1億8888万円(ダウンタウン)
4位 三田佳子 1億3043万円
5位 松たか子 1億1515万円
6位 木梨憲武 1億0508万円(とんねるず)
7位 ビートたけし 9987万円
8位 峰竜太 9441万円
9位 タモリ 9149万円
10位 永六輔 9066万円
11位 堺正章 7542万円
12位 飯島直子 7088万円
13位 黒柳徹子 6999万円
14位 中村玉緒 6890万円
15位 鈴木京香 6729万円
16位 菅野美穂 6583万円
17位 みのもんた 6484万円
18位 松本幸四郎 6421万円(二代目松本白鸚)
19位 関口宏 5945万円
20位 所ジョージ 5752万円
歌手部門
1位 藤井フミヤ 2億6995万円
2位 桑田佳祐 1億3777万円
3位 槇原敬之 1億3612万円
4位 桜井和寿 1億2421万円(Mr.Children)
5位 森進一 1億1826万円
7位 松田聖子 1億1626万円
9位 草野マサムネ 1億0140万円(スピッツ)
10位 稲葉浩志 9982万円(B’z)
11位 松任谷由実 9612万円
12位 木村拓哉 8835万円(SMAP)
13位 五木ひろし 8586万円
14位 長渕剛 8395万円
16位 井上陽水 8185万円
18位 吉井和哉 7815万円(THE YELLOW MONKEY)
19位 中島みゆき 7497万円
その他・文化人部門
1位 小室哲哉 11億7342万円(音楽プロデューサー)
2位 秋元康 3億7789万円(作詞家)
3位 青山剛昌 3億0615万円(漫画家)
4位 平山郁夫 2億7040万円(日本画家)
5位 千宗室 2億7025万円(茶道家元)
6位 薗部博之 2億3801万円(ゲームデザイナー)
7位 織田哲郎 2億1906万円(音楽プロデューサー)
8位 東山魁夷 1億4549万円(日本画家)
9位 芦田淳 1億3824万円(ファッションデザイナー)
10位 千宗左 1億3060万円(茶道家元)
11位 神尾葉子 1億2096万円(漫画家)
12位 妹尾河童 1億1501万円(舞台芸術家)
13位 小林武史 1億0708万円(音楽プロデューサー)
14位 さとうふみや 1億0471万円(漫画家)
15位 久米宏 1億0002万円(ニュースキャスター)
16位 堀井雄二 8772万円(ゲームデザイナー)
17位 秋本治 8648万円(漫画家)
18位 池坊専永 8634万円(華道家元)
19位 浅利慶太 7992万円(舞台演出家)
20位 永楽即全 7612万円(陶芸家)
1998年分芸能人・文化人長者番付所得税納税額
俳優・タレント部門
1位 石橋貴明 2億8809万円(とんねるず)
2位 浜田雅功 1億8230万円(ダウンタウン)
3位 松本人志 1億6352万円(ダウンタウン)
4位 松たか子 1億5433万円
5位 飯島直子 1億2680万円
6位 中村玉緒 1億1489万円
7位 木梨憲武 1億1217万円(とんねるず)
8位 ビートたけし 1億0917万円
9位 タモリ 9918万円
10位 堺正章 9906万円
11位 木村拓哉 7258万円(SMAP)
12位 樹木希林 7123万円
13位 内村光良 6833万円(ウッチャンナンチャン
はる坊です。 1975年分~1979年分の高額所得者公示(長者番付)において、『俳優・タレント部門』『歌手部門』『その他・文化人部門』のベストテンにランクインした面々を紹介させていただきます。 1982年分までは、納税額ではなく、“申告所得”額が公示されていました。 実際の年収-必要経費=申告所得 となります。 ちなみにこの必要経費ですが、芸能人の場合、対象となるのは、 この時代、交通費・衣装代・楽器大。交際費などで、最大限で収入の約40%までが認められており、男性芸能人より女性芸能人のほうが、化粧品代や衣装代がかさむという理由で、やや多めに認められていたようです。 また、この時代は所得税率と住民税率が高額(最高で年収の93%!)だった為、芸能人は、所属している事務所・プロダクションとは別に、個人事務所として株式会社・有限会社を設立して、自らは給与・役員報酬を受け取る形にして、節税に励むのが当然の防衛策でした。 それでは、1975年分から1979年分までの芸能界長者番付データをご覧いただきますが、1979年分に関しては資料が揃っている為、10位以下の俳優・タレント・歌手・その他文化人のデータが充実したものとなっております。 1位 藤山寛美 1億2502万円 2位 大川橋蔵 8052万円 3位 高田浩吉 7706万円 4位 石原裕次郎 6443万円 5位 三波伸介 6398万円 6位 坂上二郎 5862万円 7位 尾上松緑 5377万円(二代目) 8位 森光子 5307万円 9位 丹波哲郎 5019万円 10位 長谷川一夫 4872万円 1位 井上陽水 1億1226万円 2位 五木ひろし 8995万円 3位 美空ひばり 8066万円 4位 吉田拓郎 7822万円 5位 南こうせつ 7371万円 6位 森進一 7290万円 7位 伊勢正三 5785万円 8位 水前寺清子 5702万円 9位 布施明 5408万円 10位 前川清 4835万円 1位 勅使河原蒼風 3億1352万円(華道家元) 2位 小原豊雲 2億3192万円(華道家元) 3位 池坊専永 1億6041万円(華道家元) 4位 勅使河原霞 1億3948万円(華道家元) 5位 千宗室 1億3063万円(茶道家元) 6位 古賀政男 1億0998万円(作曲家) 7位 千宗左 9631万円(茶道家元) 8位 水島新司 9330万円(漫画家) 9位 千家和也 8825万円(作詞家) ※勅使河原蒼風・・・いけばな草月流創始者 1位 藤山寛美 1億4568万円 2位 大川橋蔵 8390万円 3位 石原裕次郎 8043万円 4位 坂上二郎 6719万円 5位 小林桂樹 5632万円 6位 三波伸介 5595万円 7位 山村聡 4737万円 8位 森光子 4549万円 9位 愛川欽也 4285万円 10位 浜木綿子 4230万円 1位 井上陽水 1億3298万円 2位 南こうせつ 9617万円 3位 美空ひばり 7995万円 4位 五木ひろし 7316万円 5位 前川清 7236万円 6位 布施明 6126万円 7位 森進一 5795万円 8位 橋幸夫 4920万円 9位 矢沢永吉 4775万円 10位 佐良直美 4661万円 1位 勅使河原蒼風 2億4308万円(華道家元) 2位 小原豊雲 1億8652万円(華道家元) 3位 池田理代子 1億6285万円(漫画家) 4位 千宗室 1億6219万円(茶道家元) 5位 水島新司 1億2015万円(漫画家) 6位 千宗左 1億1749万円(茶道家元) 7位 木下恵介 9695万円(映画監督) 8位 吉田拓郎 9470万円(作曲家) 9位 田中仙翁 8430万円(茶道家元) 10位 平山郁夫 8120万円(日本画家) ※3位の池田理代子は『ベルサイユのばら(ベルバラ)』の連載は終了していたものの、同作を宝塚歌劇団が演劇化したことにより大ヒットしたことによるもの。 ※8位の吉田拓郎は、提供曲の大ヒットにより、作詞・作曲家扱いとなり、その他・文化人部門にランクイン。 ※9位の田中仙翁は、大日本茶道学会第四代会長 1位 藤山寛美 1億6415万円 2位 石原裕次郎 9399万円 3位 大川橋蔵 9176万円 4位 中村伸郎 6688万円 5位 坂上二郎 6373万円 6位 山城新伍 6363万円 7位 草刈正雄 6270万円 8位 渥美清 6221万円 9位 加山雄三 5697万円 10位 黒柳徹子 5585万円 1位 井上陽水 9621万円 2位 矢沢永吉 8282万円 3位 布施明 6616万円 4位 松任谷由実 6524万円 5位 南こうせつ 6325万円 6位 五木ひろし 6015万円 7位 前川清 5805万円 8位 美空ひばり 5729万円 9位 森進一 5205万円 10位 越路吹雪 4533万円 1位 水島新司 2億9167万円(漫画家) 2位 古賀政男 2億4448万円(作曲家) 3位 千宗室 2億3771万円(茶道家元) 4位 勅使河原蒼風 2億2034万円(華道家元) 5位 小原豊雲 1億8453万円(華道家元) 6位 池沢さとし 1億4527万円(漫画家)『サーキットの狼』 7位 森英恵 9770万円(服飾デザイナー) 8位 阿久悠 9121万円(作詞家) 9位 田中仙翁 8634万円(茶道家元) 10位 中村乃武夫 8461万円(服飾デザイナー) 1位 草刈正雄 1億3405万円 2位 大川橋蔵 9708万円 3位 石原裕次郎 9345万円 4位 黒柳徹子 8285万円 5位 坂上二郎 7512万円 6位 森繁久弥 6971万円 7位 小林桂樹 6673万円 8位 森光子 6373万円 9位 山田五十鈴 6330万円 10位 三田佳子 6017万円 1位 矢沢永吉 1億7123万円 2位 南こうせつ 7833万円 3位 五木ひろし 6645万円 4位 谷村新司 6383万円 5位 北島三郎 5959万円 6位 越路吹雪 5655万円 7位 森進一 5508万円 8位 イルカ 5374万円 9位 沢田研二 4075万円 10位 山口百恵 4015万円 1位 勅使河原蒼風 2億8742万円(華道家元) 2位 千宗室 2億6318万円(茶道家元) 3位 水島新司 2億1605万円(漫画家) 4位 小原豊雲 1億9465万円(華道家元) 5位 荒川豊蔵 1億5632万円(陶芸家) 6位 阿久悠 1億3953万円(作詞家) 7位 清水六兵衛 1億2748万円(陶芸家) 8位 加山又造 1億2432万円(日本画家) 9位 遠藤実 1億2082万円(作曲家) 10位 梅原龍三郎 1億1776万円(洋画家) 1位 石原裕次郎 1億1008万円 2位 森光子 1億0991万円 3位 市川染五郎 1億0235万円(初代松本白鸚) 4位 大川橋蔵 9811万円 5位 山城新伍 9616万円 6位 坂上二郎 9482万円 7位 黒柳徹子 8997万円 8位 三波伸介 8979万円 9位 草刈正雄 7757万円 10位 西川きよし 7752万円 11位以下 小林桂樹 7497万円 いかりや長介 7494万円 若山富三郎 7188万円 田中邦衛 6549万円 井上順 6488万円 高田浩吉 6432万円 桃井かおり 6370万円 森繁久彌 6359万円 大橋巨泉 6312万円 桂三枝 5964万円 尾上辰之助 5951万円 尾上松緑 5923万円 高島忠夫 5796万円 高橋英樹 5747万円 山口百恵 5520万円 西田敏行 5506万円 水沢アキ 4976万円 寺島純子 4957万円 尾上菊五郎 4949万円 山田五十鈴 4935万円 萩本欽一 4750万円 若尾文子 4676万円 渡哲也 4585万円 京塚昌子 4533万円 竹下景子 4471万円 山村聰 4454万円 浜木綿子 4315万円 大原麗子 4290万円 石坂浩二 4234万円 鶴田浩二 4206万円 加山雄三 4200万円 三船敏郎 4192万円 藤山寛美 4167万円 二谷英明 4120万円 水谷豊 3989万円 佐久間良子 3929万円 大竹しのぶ 3820万円 佐分利信 3741万円 川谷拓三 3707万円 渡辺文雄 3695万円 池内淳子 3681万円 川崎敬三 3670万円 フランキー堺 3669万円 萩原健一 3619万円 岩下志麻 3509万円 1位 美空ひばり 2億8363万円 2位 矢沢永吉 1億7763万円 3位 谷村新司 1億3613万円 4位 南こうせつ 1億1054万円 5位 五木ひろし 7364万円 6位 田端義夫 6342万円 7位 北島三郎 5880万円 9位 山口百恵 5520万円 10位 さだまさし 5307万円 11位以下 森進一 5109万円 越路吹雪 4963万円 吉田拓郎 4892万円 村田英雄 4540万円 松山千春 4461万円 堀内孝雄 4458万円(当時、アリス) 三波春夫 4232万円 青江三奈 4152万円 三橋美智也 4084万円 橋幸夫 4076万円 布施明 4044万円 イルカ 3877万円 西城秀樹 3827万円 フランク永井 3769万円 沢田研二 3754万円 野口五郎 3374万円 前川清 3334万円 井上陽水 3280万円 水前寺清子 3242万円 小柳ルミ子 3166万円 渡辺真知子 3164万円 五輪真弓 3099万円 春日八郎 2980万円 松任谷由実 2862万円 ※1978年から1979年に掛けて、 ※また、すでに人気のピークは過ぎていたピンクレディーのふたりは、 1位 千宗室 2億7537万円(茶道家元) 2位 小原豊雲 2億5230万円(華道家元) 3位 遠藤実 2億1781万円(作曲家) 4位 勅使河原蒼風 1億9784万円(華道家元) 5位 東山魁夷 1億8102万円(日本画家) 6位 西崎義展 1億7049万円(『宇宙戦艦ヤマト』プロデューサー) 7位 梅原龍三郎 1億7020万円(洋画家) 8位 加山又造 1億6272万円(日本画家) 9位 阿久悠 1億4374万円(作詞家) 10位 森英恵 1億2872万円(服飾デザイナー) 11位以下 清水六兵衛 1億2091万円(陶芸家・公示時、故人) 水島新司 1億1747万円(漫画家) 小磯良平 1億1681万円(画家) 吉村華泉 1億1259万円(華道家元) 平山郁夫 1億1251万円(画家) 中村乃武夫 1億0864万円(服飾デザイナー) 小田恒雄 1億0654万円(画家) 肥原康甫 9898万円(華道家元) 千芩一郎 8741万円(茶道家元) 木下恵介 8182万円(映画監督) 吉田正 6428万円(作曲家) 松本零士 5994万円(漫画家) 藤本弘 5596万円(漫画家 藤子・F・不二雄) 安孫子素雄 5556万円(漫画家 藤子不二雄A) 秋山庄太郎 5376万円(写真家) 鶴岡一人 5067万円(野球評論家) はらたいら 4895万円(漫画家) 東海林さだお 4870万円(漫画家) 浪越徳治郎 4504万円(指圧師) 手塚治虫 4135万円(漫画家) 花柳寿輔 4010万円(舞踊家元) ちばてつや 3975万円(漫画家) 筒美京平 3900万円(作曲家) 黒川紀章 3834万円(建築家) 西川鯉三郎 3771万円(舞踊家元) 岩谷時子 3751万円(作詞家) 園山俊二 3750万円(漫画家) 里中満智子 3720万円(漫画家) 山川啓介 3613万円(作詞家) 團伊玖磨 3467万円(作曲家) 池田大作 3450万円(宗教家) 星野哲郎 3409万円(作詞家) 小林亜星 3372万円(作曲家) 宮川泰 3324万円(作曲家) 山藤章二 3295万円(イラストレーター) 和田誠 3229万円(イラストレーター) 太田博之 3213万円(元俳優・小銭すし創業者・社長) 田村魚菜 3161万円(料理研究家) 別所毅彦 3065万円(野球評論家) 都倉俊一 3036万円(作曲家) 阿木燿子 2904万円(作詞家) 宇崎竜童 2843万円(作曲家) 楳図かずお 2821万円(漫画家) 芥川也寸志 2778万円(作曲家) 入江徳郎 2675万円(ジャーナリスト・「ニュースコープ」キャスター) 金田正一 2580万円(野球評論家) 竜真知子 2523万円(作詞家) ⇒現在でも活躍中の人物がランクインしている1980年分~1985年分はこちらです 平成のアスリート界を彩ったスポーツ選手・プロアスリートの長者番付はこちらです。 はる坊です。 たしかに鳥嶋さんと仕事で深く関わった方は、大きな収入や資産を得ています。 また、ゲームで関わったエニックスとスクウェア(現:スクウェア・エニックス)も、それぞれ株式を店頭公開(現在でいうJASDAQ上場)を果たします。 まず、エニックスですが、1991年(平成3年)2月の株式店頭公開(株式上場)時に公募価格の8270円を大きく超える12000円の高値をつけて話題を呼びます。 これにより株主であった創業期からのメンバーは株式上場で大きな資産を得ます。エニックス社長(現・名誉会長)の福嶋康博さんは数百億円の株式資産を得て、杉並区浜田山にスポーツジムと麻雀スペースを備えた豪邸(現在は、渋谷区初台にもっと大きな邸宅を建設して居住)を建てます。 創業メンバーでドラクエのプロデューサーだったエニックスの千田幸信さんも数%の株式を保有する大株主でしたので、多額の資産を手に入れるとともに、JRA日本中央競馬会の馬主資格を得ることになります。 当時の週刊誌には、“「今回の株式公開で、役員は億単位の資産を手に入れ、社員にも数千万円の資産を手に入れた者もいる」”と報じています。 スクウェアの場合は、1994年(平成6年)8月に株式店頭公開(株式上場)を行います。 ウィキペディアで94年分の全国2位にゲーム会社首脳と記載されているのは宮本さんのことです。 また、坂口博信さんも、株式店頭公開時にはスクウェアの株主ではベスト5に入る大株主でしたので、多額の株式資産を得ることになります。 そんな1996年2月、43歳になっていた鳥嶋和彦さんは、週刊少年ジャンプの編集部に戻り、編集長に就任します。 ジャンプは、後藤広喜さんから編集長のバトンを受け継いだ堀江信彦編集長の下、1994年12月に発行部数653万部を記録しますが、その後は、鳥山明さんの『ドラゴンボール』、そして冨樫義博さんの『幽遊白書』の終了などで、部数は500万部台に減少してしまいます。 編集長を務めていた堀江信彦さんは『メンズノンノ』の編集長に異動となり、後任に鳥嶋さんが就いた形になりました。 そして、北条司・原哲夫・次原隆二と共にコアミックスを設立、コミックバンチを創刊します。集英社を辞めるときは、年収2000万円を捨てた男として週刊誌の記事になりました。) 週刊少年ジャンプに戻った鳥嶋さんは、3ヶ月間編集部内の様子をみることに注力します。 同時に、前編集長が進めていたプロジェクトはすべて1回止めることにして、集英社の内外に頭を下げて回ります。このプロジェクトのなかには、宮部みゆきさん原作の漫画も含まれていたようです。 3ヶ月が過ぎて、ようやく編集部を見渡せるようになった鳥嶋さんの目に入ってきたのは、新人漫画家と編集者が育っていないということでした。 鳥嶋さん曰く “「冷蔵庫が空っぽの状態になっていた。部数がどんどん上がっていた時期に、新人の連載が次々に失敗した結果だった」” (引用元;月刊創 1998年12号 「少年ジャンプ」編集長ロングインタビュー 「意識するのはマガジンよりもコロコロですね」-かつて600万部強の驚異的部数を誇りながら) まもなく、井上雄彦さんの『スラムダンク』も終了しました。 “『もう一回、とにかく少年ジャンプの基本に返るしかない。新人をどれだけ意欲的に取り込んでいけるのか、それで編集者と二人三脚で手作りでやった作品を読者の目にさらして、その反響を編集・作家双方が受け止めて、次の作品につなげていく。この繰り返ししかないんですよね。だから僕がジャンプに戻ってまず考えたのは、そこ(新人発掘・編集者育成)だけを徹底してやりたいということで。新人賞を含めて全部見直したいと。新人賞のマンガ家の選考は、たとえ毎週の校了日に引っかかっても、それだけは必ず見てもらう。それから、副編集長と相談して、連載漫画を数本終わらせてもいいから、必ず毎週、読み切りを載せるスペースを作ってくれと』” (引用元;月刊創 1998年12号 「少年ジャンプ」編集長ロングインタビュー 「意識するのはマガジンよりもコロコロですね」-かつて600万部強の驚異的部数を誇りながら) 毎週、載せることになった読み切りから、現在までジャンプを支えることになった作品が登場することになります。 そして1997年7月22日から『ONE PIECE』連載を開始。現在に続く大人気漫画となり、コミックスの発行部数も国内だけで4億3000万部となっています。 また、同年に始まった島袋光年さんの『世紀末リーダー伝たけし!』も人気を集め、続けて森田まさのりさんの『ROOKIES』、樋口大輔さんの『ホイッスル!』もスタートします。 そして、1998年には冨樫義博さんの『HUNTER×HUNTER』もスタート。武井宏之さんの『シャーマンキング』も人気作となります。 1999年も許斐剛さんによる『テニスの王子様』、原作:ほったゆみ×作画:小畑健による『ヒカルの碁』がヒット作となり、本誌の発行部数こそ減少しますが、コミックスの売れる連載作品が多く並ぶ誌面となっていきます。 最後に、99年には、岸本斉史さんの『NARUTO』もスタートします。 2014年の末に本編は完結しましたが、15年にわたる連載で全700話。単行本は全72巻+外伝1巻を数え、国内だけで1億4000万部以上、そして特筆すべきは海外人気で、フランスだけで1800万部以上、出版された35の国々の出版部数は7500万部以上となり、全世界で2億2000万部以上のメガヒットとなりました。 1997年から1999年までで、これだけの人気連載が出そろったのは、鳥嶋和彦さんが編集長に就任以来掲げてきた、新人漫画家と編集者の育成が進んだ結果といえると思います。 2001年に高橋俊昌さんに編集長の座をバトンタッチすると、鳥嶋さんは第3編集部部長(週刊少年ジャンプ・月刊少年ジャンプ・Vジャンプの統括)に昇格します。 2004年には集英社の取締役 第3編集部部長兼ライツ事業部部長となり、2006年7月まで、第3編集部部長職を務め、2008年にはの小学館集英社プロダクション取締役も兼任。 2009年には集英社の常務取締役。 2010年には専務取締役に就任。 2015年8月に退任するまで務めます。 そして、同月に白泉社の顧問に就任すると、その3ヶ月後の2015年11月に白泉社の代表取締役社長に就任します。 白泉社は集英社から枝分かれする形で1973年12月に設立され、資本金1000万円・従業員100名ほどの出版社です。 単体だけで、700名の従業員がいる集英社に比べると小回りが利く企業といえるかもしれません。 社長に就任した鳥嶋さんは、まず、社員ひとりひとりと面談をします。社員が何を考えながら仕事をしているか、そして将来のビジョンは何なのかを知るためです。そして、編集者を育成することに力を注ぐことにします。 編集者を育成すること=新人漫画家の育成に繋がるという考えからうまれているのでしょう。 また、鳥嶋さんが社長に就任してからの白泉社の求人サイトはちょっとぶっ飛んでいます。 大きくアピールされたのは〝たいじん〟を求めますという言葉。 鳥嶋和彦さんが白泉社の代表取締役社長に就任したのは、2015年11月でした。 2010年頃からは、売上高80~90億円台でウロウロしていましたので、鳥嶋社長の経営姿勢が数字にも表れているのではないかと思います。 ちなみに、2018年11月20日の白泉社の役員体制は以下のとおりです。 代表取締役社長:堀内丸恵 でした。 白泉社に移った鳥嶋和彦さんの社長任期は、当初から3年と決まっていました。 2020年11月27日に定時株主総会と取締役会が執りおこなわれ、新役員体制が決定しました。 鳥嶋さんは代表取締役会長を退任して、取締役相談役に就任されました。 代表取締役社長(全社統括):菅原弘文 今後、鳥嶋さんは、自らの知名度を生かした対外的な仕事や新しいプロジェクトを立ち上げられるかもしれません。 鳥嶋和彦さんの今後にも注目をしていきたいと思います。 最後まで、拙い文章を読み続けてくださり、本当にありがとうございました。長者番付を振り返ってみましょうか(1975年分~1979年分 俳優・タレント・歌手&文化人部門)
申告所得額とは、実収入から必要経費を差し引いた額です。1975年分芸能界長者番付申告所得額
俳優・タレント部門
歌手部門
その他・文化人部門
※小原豊雲・・・いけばな小原流三世家元
※池坊専永・・・華道池坊華道家元四十五世
※勅使河原霞・・・いけばな草月流二代目家元
※千宗室・・・茶道裏千家前家元15代汎叟宗室。現在の千玄室
※千宗左・・・茶道表千家13代家元1976年分芸能界長者番付申告所得額
俳優・タレント部門
歌手部門
その他・文化人部門
1977年分芸能界長者番付申告所得額
俳優・タレント部門
歌手部門
その他・文化人部門
1978年分芸能界長者番付申告所得額
俳優・タレント部門
歌手部門
その他・文化人部門
1979年分芸能界長者番付申告所得額
俳優・タレント部門
歌手部門
「ガンダーラ」「Monkey Magic」「ビューティフル・ネーム」「銀河鉄道999」が大ヒットして、
人気のピークを迎えたゴダイゴは、
株式会社ゴダイゴからメンバーが給与を受け取る仕組みだった為、
プロデューサー・作詞担当の奈良橋陽子が申告所得1965万円。
ボーカル・作曲担当のタケカワユキヒデが申告所得2203万円。
編曲担当のミッキー吉野が申告所得1011万円。
ミー(未唯mie)とケイ(増田恵子)ともに、申告所得は1149万円。
人気とは裏腹に月給制でしかも薄給だったという話を裏付けるデータになる。その他・文化人部門
Dr.マシリトこと鳥嶋和彦はビックリするほど優秀だった そのⅤ
自分と関わった人間を富ませる人
〝ミダス王〟と自称したのはダテではなかった
『Vジャンプ』編集長だった1990年代前半、鳥嶋和彦さんは自らのことを「ミダス王」と呼びました。ギリシャ神話に出てくる、触れた物をすべて黄金に変える力を持った神のことです。
クリエイターでいえば、鳥山明さんは、『ドラゴンボール』で、桂正和さんは『ウイングマン』『電影少女』『I”s』で、堀井雄二さんは『ドラゴンクエスト』で、さくまあきらさんは『桃太郎電鉄』で、坂口博信さんは『ファイナルファンタジー』でいずれも億単位の収入を得ることになります。エニックスとスクウェアは上場企業に
創業社長であり、91年で社長から身を引き、オーナーとして同社の成長を見てきた宮本雅史さんは、この時に持株の一部を売却しますが、翌1995年(平成7年)5月に発表された1994年分の全国高額納税者番付で17億7220万円を納税して全国2位になったことが報道されました。1996年、43歳で週刊少年ジャンプ編集長に
(堀江さんはその後、『BART』編集長を経て、集英社を退社します。
4年間『Vジャンプ』の編集長を務めていた期間で、編集部のノリや雰囲気が変わっていて、すんなりとジャンプ編集部になじめなかったと回想しています。プロジェクトをゼロから立て直す
鳥嶋流・編集長術は意外にもシンプルだった
大胆な新人起用は、現在のジャンプに繋がっている
1996年夏の増刊号に『ROMANE DAWN』という作品が載ります。そして本誌41号に同じタイトルの読み切りが登場します。
主人公の名はルフィ。作者の名は尾田栄一郎。1975年熊本県生まれの当時21歳。九州東海大学(現:東海大学)工学部建築学科を中退して、『るろうに剣心』の和月伸宏さんの元でアシスタントをしながら描いた作品です。
また、権利関係に詳しいことから、ライツ事業部部長も兼任する形となります。現在は、株式会社 白泉社 代表取締役会長 鳥嶋和彦
これは、○○をしたい。○○になりたい。の〝たい〟を意味しますが、一見すると何だろうと思えます。
また、2019年度の採用では、ズバリ〝変〟がテーマでした。鳥嶋和彦は経営者としても優秀!? 白泉社社長就任後、業績がアップしている!
この2ヶ月前に発表された2015年9月期の決算では、業績は売上高が93億9400万円でした。
それが、鳥嶋社長体制になってから、2016年9月、2017年9月と売上高は100億円台に回復しています。
代表取締役社長:鳥嶋和彦
常務取締役:菅原弘文・馬場建輔
取締役:八巻健史・島田明・堀内丸恵
監査役:木川真希子
※堀内丸恵氏は集英社 代表取締役社長
(1951年10月山梨県富士河口湖町生まれ。成蹊大学法学部卒業後、75年集英社入社。週刊少年ジャンプ編集部に配属され、小林よしのりや秋本治の担当編集者となる。青年誌に異動後、スーパージャンプ編集長を経て、管理部門の管理職を経験。役員待遇、取締役、常務取締役、専務取締役を経て、2011年8月より社長。小学館の監査役も兼任)ちなみに集英社の役員体制は
専務取締役:東田英樹
常務取締役:柳本重民・石渡孝子・高梨雄二・鈴木晴彦・廣野眞一・小林桂・茨木政彦
取締役:田中恵・村田登志江・渡辺隆・北畠孝幸・隅野叙雄・田中純
常勤監査役:木川真希子
監査役:相賀昌宏2018年11月21日 株式会社 白泉社 代表取締役会長に就任
よって、2018年11月以降の去就が注目されていたのですが、11月21日付けで白泉社の代表取締役会長に就任されました。
代表取締役社長には、常務取締役を務められていた菅原弘文常務が昇格。
新任取締役には、高木靖文(デジタル事業部、キャラクタープロデュース部担当)
白岡真紀(第一編集部、第三編集部担当)
小見山康司(販売部、宣伝部、制作部担当)
の3名が就任。
柳沢仁さん(宣伝部、出版部、MOE編集部担当)が、役員待遇のポストに就かれました。2020年11月27日 株式会社 白泉社 取締役相談役に就任
専務取締役(管理部:総務部・経理部・編集総務部 営業部門:販売部・宣伝部・制作部・海外営業部・コンテンツビジネス部担当):馬場建輔
取締役(総務部・経理部・編集総務部担当兼総務部・経理部部長):八巻健史
取締役(第2編集部・宣伝部担当兼第2編集部・宣伝部部長):島田明
取締役(デジタル事業部・キャラクタープロデュース部担当兼デジタル事業部・キャラクタープロデュース部部長):高木靖文
取締役(第1・3編集部担当):白岡真紀
取締役(販売部・制作部・海外営業部担当兼販売部部長):小見山康司
取締役(出版部・MOE編集部・kodomoe編集部・コンテンツビジネス部担当兼MOE編集部・kodomoe編集部部長):柳沢仁
取締役:廣野眞一(集英社 代表取締役社長)
取締役相談役:鳥嶋和彦
監査役:恩穂井和憲
また、社長・会長時代に行っておられた、後進編集者の育成に力を注がれるかもしれません。
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