【祝・鳥山まことさん『時の家』 畠山丑雄さん『叫び』受賞】第174回芥川龍之介賞 候補作と候補作家のプロフィール②『BOXBOXBOXBOX』坂本湾 さん 『時の家』鳥山まことさん 『叫び』畠山丑雄さん編【受賞作直前大胆予想】
の候補作とこれまでの作品。
そして、学歴・経歴を含むプロフィールをご紹介します。
芥川賞
の候補作とこれまでの作品。
そして、学歴・経歴を含むプロフィールをご紹介します。
芥川賞
※本ページはアフィリエイト広告を利用しています
2026年1月14日に第174回芥川龍之介賞と直木三十五賞の受賞者と受賞作が決定します。
このページでは芥川賞の候補者と候補作を取り上げ、候補作家がどのような人物かもまとめてみました。
また、各候補者へのインタビュー記事のリンクもご紹介しています。
候補者と候補作は、
久栖 博季さん 『貝殻航路』 (文學界 2025年12月号掲載)
坂崎 かおるさん 『へび』 (文學界 2025年10月号掲載)
坂本 湾さん 『BOXBOXBOXBOX』(文藝 2025年冬季号掲載)
鳥山 まことさん 『時の家』 (群像 2025年8月号掲載)
畠山 丑雄さん 『叫び』(新潮 2025年12月号掲載)
の5名・5作品です。
芥川賞と直木賞の選考は、公益財団法人 日本文学振興会のサイトによると“都内にて開催致します”とありますが、
選考会がおこなわれるのは、築地の料亭「新喜楽」です。
この新喜楽では芥川賞と直木賞が決まる日(今回は2026年1月14日)に、1階で芥川賞の選考会が、そして2階で直木賞の選考会がおこなわれます。
芥川賞の選考委員は、小川洋子さん、奥泉光さん、川上弘美さん、川上未映子さん、
島田雅彦さん、平野啓一郎さん、松浦寿輝さん、山田詠美さん、吉田修一さん(五十音順)の9名です。
さて、なぜ芥川賞と直木賞の選考が、築地の料亭「新喜楽」でおこなわれるのか?
新喜楽は「日本二大料理屋」(もう1店舗は金田中)
または、「日本三大料亭」(他の2料亭は金田中・吉兆)と呼ばれています。
東京で老舗の料亭であること、そして政財界のトップがよく利用したように、店側の口が堅いことで有名であるのが大きいようです。
文藝春秋新社の初代社長(文藝春秋は1946年に戦争協力をしたとのことで解散に追い込まれています。)の佐々木茂索が、新喜楽の応援団的存在である「新喜楽後援会」メンバーだったこともあるのでしょう。
また、これは私見ですが、1961年(昭和36年)から、長年に渡って選考会場になっていますので、店側もいろいろと心得ていて、賞を主催する日本文学振興会(文藝春秋)も使い勝手がいいと感じているのかもしれません。
さらに、名のある老舗の料亭で選考会を開くことによって、芥川賞と直木賞のブランド力を維持しようという目的もあると思います。
それでは、今回の芥川賞の候補者をおひとりずつご紹介していきます。
正賞の懐中時計と副賞の賞金100万円を手にされるのはどなたでしょうか。
さすがに今回は、第173回のように、芥川賞・直木賞ともに該当者なし、という結果にはならないと思います。
最後に、私の受賞予想を載せていますので、ご覧ください。
久栖 博季(くず ひろき)さん のプロフィール:
生年月日:1987年4月8日 38歳。
出身地:北海道道東生まれ。
学歴:北海道内の高校を卒業後、2010年 弘前大学人文学部(現、人文社会科学部)卒業。
弘前大学人文社会科学研究科修士課程中退。
現在、北海道道東在住。
作家デビュー:
2021年『彫刻の感想』で第53回新潮新人賞受賞
文学賞受賞歴・候補歴:
2019年 『みずやどり』で第52回北海道新聞文学賞[創作・評論部門]最終候補
2020年 『鳥の顔』で第52回新潮新人賞最終候補
2021年 『彫刻の感想』で第53回新潮新人賞受賞
2024年 『ウミガメを砕く』で第37回三島由紀夫賞候補
文芸誌等執筆作品
◎小説
『彫刻の感想』[新潮 2021年11月号]
『ウミガメを砕く』[新潮 2023年6月号掲載]
『貝殻航路』[文學界 2025年12月号掲載]
◎エッセイ
『船乗りに吹く風』[群像 2022年7月号掲載]
『末裔の足裏』[文學界 2022年4月号掲載]
『一頭の動物として』ー特集「熊を考える」[文學界 2025年2月号掲載]
◎公式Xアカウント
久栖博季 @kuzuhiroki [新しいタブが開きます]
◎インタビュー記事
⇒【文春オンライン】著者は語る『ウミガメを砕く』(久栖博季 著)週刊文春 2024年11月7日号 [新しいタブが開きます]
⇒【新潮】第53回新潮新人賞「彫刻の思想」受賞者インタビュー 内なる北海道的なものへ/久栖博季 [新しいタブが開きます]
さて、第174回芥川賞の候補になった『貝殻航路』の単行本・電子書籍はまだ発売されていません。
発売は、2026年2月頃に発売されると思います。
また、発売日がわかりましたら、こちらでお知らせします。
『貝殻航路』は「文學界2025年12月号」に掲載されていますので、読んでみたい方は、「文學界2025年12月号」[雑誌・電子書籍]を手に取って見てください。
第37回三島由紀夫賞候補となった『ウミガメを砕く』の単行本には、第53回新潮新人賞受賞作『彫刻の感想』も収録されています。
坂崎 かおる(さかさき かおる)さん のプロフィール:
生年:1984年 41歳~42歳。
出身地:東京都出身。
最終学歴:中高一貫校を経て、教育系大学国語教育専攻卒業。
経歴:大学卒業後、アフリカでボランティアに従事。
帰国後は、民間企業に就職。
現在は教育関係の職業に従事。
現在、坂崎さんは【覆面作家】であり、いつもマスクをされているので、ネット上で顔写真やマスク無しの顔画像はありません。
理由として、
“「まずは本業との兼ね合い。切り分けてやりたい。2つ目には、作品に対する先入観を排して読んでもらえるといいなとの気持ちがあります」”
との事です。(日本経済新聞 2025年7月28日号より)
公式note・pixiv
⇒【note】さかさきかおる(@saksakikaoru) [新しいタブが開きます]
作家デビュー:
2020年 『リモート』で第1回かぐやSFコンテスト審査員特別賞受賞。
文学賞受賞歴・候補歴:
2021年 『電信柱より』で第3回百合文芸小説コンテストSFマガジン賞受賞
2021年 『ファーサイド』で第1回日本SF作家クラブの小さな小説
コンテスト日本SF作家クラブ賞受賞
2022年 『あたう』で第28回三田文学新人賞佳作受賞
2022年 『嘘つき姫』で第4回百合文芸小説コンテスト大賞受賞
2023年 『僕のタイプライター』で第1回幻想と怪奇ショートショート
コンテスト優秀作受賞
2023年 『渦とコリオリ』で第6回阿波しらさぎ文学賞受賞[受賞後、辞退]
2024年 『ベルを鳴らして』で第77回日本推理作家協会賞短編部門受賞
2024年 『海岸通り』で第171回芥川龍之介賞候補
2025年 『箱庭クロニクル』で第46回吉川英治文学新人賞受賞
2025年 『嘘つき姫』で第24回センス・オブ・ジェンダー賞候補
◎インタビュー記事
⇒【作家の読書道】第271回:坂崎かおるさん [新しいタブが開きます]
⇒【小説丸】坂崎かおる『嘘つき姫』◆熱血新刊インタビュー◆ [新しいタブが開きます]
⇒【ナニヨモ】自分のベストアルバム的な作品集ですので、どんな方にも「刺さる」一篇があるのではないか、と思います――『嘘つき姫』坂崎かおるさんインタビュー [新しいタブが開きます]
【音声[肉声]】第77回日本推理作家協会賞〈短編部門〉受賞の言葉
⇒【YouTube】第77回日本推理作家協会賞〈短編部門〉受賞の言葉 坂崎かおるさん「ベルを鳴らして」(講談社「小説現代7月号」掲載) [新しいタブが開きます]
肉声が聞ける、武田砂鉄さんによる音声インタビュ-
⇒【武田砂鉄 ラジオマガジン「ラジマガインタビュー」】2026年1月5日 坂崎かおる(『サンクトペテルブルクの鍋』著者)[新しいタブが開きます]
第174回芥川賞の候補になった坂崎かおるさん『へび』の単行本・電子書籍はまだ発売されていません。
発売は、2026年2月頃に発売されると思います。
また、発売日がわかりましたら、こちらでお知らせします。
『へび』は「文學界2025年10月号」に掲載されていますので、読んでみたい方は、「文學界2025年10月号」[雑誌・電子書籍]を手に取って見てください。
2024年第171回芥川龍之介賞候補作となった『海岸通り』は単行本化(ハードカバー/電子書籍)されています。
2025年には『箱庭クロニクル』で第46回吉川英治文学新人賞を受賞されています。
本書には、2023年に第6回阿波しらさぎ文学賞受賞作[受賞後、辞退]『渦とコリオリ』と
2024年に第77回日本推理作家協会賞短編部門受賞された『ベルを鳴らして』が収録されています。
2025年に、第24回センス・オブ・ジェンダー賞 最終候補になった『嘘つき姫』は短編集です。
『電信柱より』『ファーサイド』『嘘つき姫』を含む9作を収録しています。
『サンクトペテルブルクの鍋』は、現在、大注目を浴びている文芸誌 GOATの第2号
『GOATSummer2025』に一挙掲載された原稿用紙換算210枚の作品です。
2025年 第62回文藝賞受賞作
坂本 湾(さかもと わん)さん のプロフィール:
生年月日:1999年 26歳~27歳。
出身地:北海道札幌市。
最終学歴:日本大学芸術学部演劇学科劇作コース(現:舞台構想コース劇作専攻)出身。
経歴:沖縄・宮古島で小学校時代を過ごし、中学校・高校時代は福岡県に居住。
北九州市や福岡市内で過ごす。
大学時代は文芸サークルに所属していた。
公式Xアカウント
坂本湾 @wan_sakamoto [新しいタブが開きます]
作家デビュー:
2025年 『BOXBOXBOXBOX』で第62回文藝賞受賞
『文藝 2025年冬季号』に受賞作『BOXBOXBOXBOX』が掲載されています。
2025年11月に、第62回文藝賞受賞作として、単行本と電子書籍が発売されています。
鳥山 まこと(とりやま まこと)さん のプロフィール:
生年:1992年 33歳~34歳
出身地:兵庫県宝塚市
最終学歴:京都府立大学卒業。九州大学大学院修士課程修了。
経歴:現在、建築士。
兵庫県明石市在住。
作家デビュー:
2023年 『あるもの』で第29回三田文学新人賞受賞
文学賞受賞歴・候補歴:
2025年 『時の家』で第47回野間文芸新人賞受賞
2025年10月に『時の家』はハードカバーと電子書籍で発売されています。
東京創元社の創元文芸文庫から発売されたアンソロジー文庫『駅と旅』に、鳥山まことさんの作品『辿る街の青い模様』が収録されています。
畠山 丑雄(はたけやま うしお)さんのプロフィール:
生年月日:1992年 33歳~34歳
出身地:大阪府吹田市
最終学歴:京都大学文学部卒業。
作家デビュー:
2015年 『地の底の記憶』で第52回文藝賞受賞
(京都大学文学部在学中の受賞)
文学賞受賞歴・候補歴:
2025年 『改元』で第38回三島由紀夫賞候補
第174回芥川龍之介賞候補作『叫び』の単行本は、2026年1月14日頃発売予定です。
第38回三島由紀夫賞候補作となった『改元』の単行本・電子書籍には、『文藝2017年秋季号』に掲載された『死者たち』が併録されています。
畠山丑雄さんが、第52回文藝賞を受賞され作家デビュー作となった作品はこちらです。
最後に、私の芥川賞を受賞されるのはどなたか、予想を載せたいと思います。
もちろん、候補者5名・5作品を掲載された文芸誌で読了済みです。
そんな私の受賞予想は、鳥山まこと さんの『時の家』です。
そして、2作同時受賞だと考えているのでもう1作。
久栖博季さんの『貝殻航路』です。
鳥山まことさんの『時の家』
久栖博季さんの『貝殻航路』
を受賞作品と予想させていただきます。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
それでは、2026年1月14日に行われる第174回(2025年下半期)芥川龍之介賞・直木三十五賞の受賞者発表を楽しみに待ちたいと思います。
人物伝
はる坊です。
人間は他人のことが気になる生き物です。
例えば、収入。
あの人は幾らくらいひと月に稼いでいるんだろう?
あの職業に就いている人はどれくらいの年収があるんだろう?
例えば、作家・小説家。
2015年11月、作家の森博嗣さんが『作家の収支
』という新書で、“「19年間で、総発行部数1400万部。累計で15億円の収入を得た」”と公表されました。
森さんは、事あるごとに、ご自身を〝マイナ〟であると定義されていますが、
著書はコンスタントに出されており、同時にコンスタントに売れ続けている作家です。
2018年には著書の累計売上数が1600万部を突破していますので、
〝出版巨大不況〟のご時世で、稼ぎは〝超メジャ〟であると思います。
2020年11月に刊行された『勉強の価値』も非常に面白くオススメです。
しかし、コンスタントに売れる本を出し続けていると言い難い作家の収入はどうなんだろう?
という疑問が出てきます。
そんななか、2007年(平成17年)に過去30年間の収支を公表した方がいます。
代表作のひとつ『身分帳』を原作にした映画『すばらしき世界』が2021年2月11日に西川美和監督・役所広司主演で公開された、直木賞作家の佐木隆三さんです。
ネタバレは避けますが、映画の原作小説となる『身分帳』は、実在の人物である田村明義をモデルに、主人公・山川一の人生を、佐木さんが得意とする〝ノンフィクション・ノベル〟の形で進んでいきます。
原作小説は1990年に講談社よりハードカバーが刊行され、1993年に文庫化。
1991年には第2回伊藤整文学賞を受賞しています。
文庫は絶版の状態が続いていましたが、今回の映画公開により文庫が復刊(併せて電子書籍化も)されました。
今回の復刊にあたって、主人公・山川一の最後を描いた『行路病死人──小説『身分帳』補遺』と西川美和さんによる解説も収録されています。
さて、佐木さんが公表された数字ですごい点は、毎年の収入だけではなく、
・経費
・課税対象額
・所得税額
・源泉徴収税額
・差引納付額
と、支出や納税額についても、細かく公にされたことでしょう。
佐木さんの代表作と言えば、直木賞受賞作であり、今村昌平
監督・緒形拳
主演で映画化された『復讐するは我にあり』ですが、
タイトルのせいか、意外にこの作品は西村寿行作品だと思っている方も一定数おられるようです。
ちなみに『復讐するは我にあり』は、新約聖書の(ローマ人への手紙 第12章 第19節)に出てくる『愛する者よ、自ら復讐すな、ただ神の怒に任せまつれ。録して「主いひ給ふ、復讐するは我にあり、我これに報いん」とあり』という言葉の一部であり、これは、《悪人に復讐を与えるのは神である》という意味といわれています。
佐木さんは『新約聖書』の言葉をタイトルに引用した形です。
しかし、最も一般的な佐木隆三さんのイメージは、何か物騒な事件が起きると、
ワイドショーやニュース番組で「作家のサキリューゾーさんは」とコメントをしていたおじさんではないでしょうか。
それでは、佐木隆三さんの30年間の収支一覧表です。
その下に、佐木隆三さんの詳しいプロフィールを紹介していますので、興味のある方はご覧ください。
収入額:5,288万6,000円
経費額:1,449万9,000円
課税対象額:3,798万7,000円
所得税額:772万4,000円
源泉徴収税額:773万4,000円
差引納付額:-1万円
※備考 『復讐するは我にあり』の直木賞受賞で、前年度より急激に収入が増えたため、課税は平均課税方式がとられている。
出版された著作
1975年11月『復讐するは我にあり(上下)』(講談社)
1976年2月『沖縄住民虐殺-日兵虐殺と米国犯罪』(新人物往来社)
1976年2月『大将とわたし』(講談社)
1976年5月『狼からの贈物』(河出書房新社)
1976年6月『大罷業』(田畑書店)
1976年6月『ジャンケンポン協定』(講談社文庫)
1976年9月『偉大なる祖国アメリカ』(勁文社)
※『復讐するは我にあり』は1975年11月の刊行ですが、直木賞受賞で43万部を超えるベストセラーとなり、1976年分の収入に大きく寄与しているため、この年に出版された著作に含めました。
1976年に刊行された本の多くは、過去に一度刊行されて絶版状態にあったものや単行本化されていなかった原稿をまとめたものが目立ちます。
佐木さんは、直木賞受賞まで11冊の本を出されていますが、それらが版元を変えたり文庫化されて再度刊行されている形です。
『新宿鮫』シリーズが累計600万部以上の大ベストセラーになるまでに出した28冊ことごとくが売れず(28冊目は『氷の森』で大沢在昌作品の文庫では一番売れているのにわからないものです)、29冊目の『新宿鮫
』が大ヒットして、それまでに書いて絶版になっていた本が次々に復刊されて、それらを〝ゾンビ本〟と呼んだ大沢在昌
さんみたいな感じでしょうか。
収入額:2,590万円
経費額:864万9,000円
課税対象額:1,685万1,000円
所得税額:482万4,000円
源泉徴収税額:269万8,000円
差引所得税納付額:212万5,000円
出版された著作
1977年2月『ドキュメント狭山事件』(文藝春秋)
1977年2月『日本漂民物語』(講談社)
1977年4月『越山田中角栄』(朝日新聞社)
1977年5月『殺人百科 』(徳間書店)
1977年10月『人生漂泊』(時事通信社)
収入額:2,626万1,000円
経費額:939万円
課税対象額:1,649万1,000円
所得税額:465万2,000円
源泉徴収税額:268万円
差引所得税納付額:197万1,000円
出版された著作
1978年1月『偉大なる祖国アメリカ』(角川文庫)
1978年1月『実験的生活』(講談社)
1978年2月『閃光に向かって走れ』(文藝春秋)
1978年3月『男たちの祭り』(角川文庫)
1978年4月『詐欺師』(潮出版社)
1978年6月『愛の潮路』(光文社)
1978年9月『続人生漂泊』(時事通信社)
1978年10月『娼婦たちの天皇陛下』
1978年11月『大罷業』(角川文庫)
1978年12月『誓いて我に告げよ』(角川書店)
1978年12月『復讐するは我にあり(上)』(講談社)
1978年12月『復讐するは我にあり(下)』(講談社)
収入額:4,963万8,000円
経費額:1,389万2,000円
課税対象額:3,536万7,000円
所得税額:11,787,000円
源泉徴収税額:682万7,000円
差引所得税納付額:495万9,000円
※備考:納税に平均課税方式がとられている。
出版された著作
1979年4月『曠野へ 死刑囚の手記から』(講談社)
1979年5月『事件百景-陰の隣人としての犯罪者たち』(徳間書店)
1979年5月『ドキュメント狭山事件』(文春文庫)
1979年6月『男と女のいる風景』(文藝春秋)
1979年9月『無宿の思想』(時事通信社)
1979年12月『錆びた機械』(潮出版社)
※1977年分(昭和52年分)・1978年分(昭和53年分)から収入が大幅に増加しているのは、1979年(昭和54年)4月21日に、今村昌平監督・緒形拳主演で公開された『復讐するは我にあり』の映画化により、講談社から出版された文庫本が版を重ねたのが理由と考えられる。
収入額:3,283万8,000円
経費額:1,136万9,000円
課税対象額:2,105万9,000円
所得税額:684万7,000円
源泉徴収税額:352万2,000円
差引所得税納付額:332万4,000円
出版された著作
1980年2月『海燕ジョーの奇跡』(新潮社)
1980年2月『殺人百科 PARTⅡ』(徳間書店)
1980年5月『旅人たちの南十字星』(文藝春秋)
1980年11月『波に夕陽の影もなく 海軍少佐竹内十次郎の生涯』(中央公論社)
1980年11月『風恋花』(潮出版社)
収入額:3,570万2,000円
経費額:1,117万9,000円
課税対象額:2,412万6,000円
所得税額:850万5,000円
源泉徴収税額:409万8,000円
差引所得税納付額:440万4,000円
出版された著作
1981年2月『越山田中角栄』(徳間文庫)
1981年4月『殺人百科』(文春文庫)
1981年4月『冷えた鋼塊(上巻)』(集英社)
1981年4月『冷えた鋼魂(下巻)』(集英社)
1981年5月『幸せの陽だまり』(潮出版社)
1981年6月『欲望の塀』(文藝春秋)
1981年10月『日本漂民物語』(徳間文庫)
1981年12月『右の腕』(学習研究社)
収入額:4,219万5,000円
経費額:1,506万1,000円
課税対象額:2,873万4,000円
所得税額:1,022万2,000円
源泉徴収税額:468万5,000円
差引所得税納付額:553万7,000円
※備考:納税に平均課税方式がとられている。
出版された著作
1982年1月『大将とわたし』(講談社文庫)
1982年2月『詐欺師』(文春文庫)
1982年3月『殺人百科 PARTⅢ』(徳間書店)
1982年4月『沖縄住民虐殺-日兵虐殺と米国犯罪』(徳間文庫)
1982年5月『政商 小佐野賢治』(講談社)
1982年5月『我が沖縄ノート』(潮出版社)
1982年6月『土曜日の騎士』(河出書房新社)
1982年7月『新撰組』(文藝春秋)
1982年8月『きのこ雲』(中央公論社)
1982年8月『ジミーとジョージ』(集英社)
1982年9月『娼婦たちの天皇陛下』(徳間文庫)
1982年10月『噂になった女たち』(文藝春秋)
1982年12月『閃光に向かって走れ』(文春文庫)
収入額:2,533万4,000円
経費額:1,005万9,000円
課税対象額:1,527万5,000円
所得税額:391万5,000円
源泉徴収税額:312万円
差引所得税納付額:79万4,000円
出版された著作
1983年3月『曠野へ』(講談社文庫)
1983年4月『英雄』(集英社)
1983年6月『深川通り魔殺人事件』(文藝春秋)
1983年9月『海燕ジョーの奇跡』(新潮文庫)
1983年10月『田中角栄の風景―戦後初期・炭管疑獄』(徳間書店)
1983年10月『波に夕陽の影もなく』(中公文庫)
1983年10月『冷えた鋼塊(上)』集英社文庫
1983年10月『冷えた鋼塊(下)』集英社文庫
収入額:3,961万3,000円
経費額:1,493万円
課税対象額:2,468万3,000円
所得税額:783万2,000円
源泉徴収税額:415万6,000円
差引所得税納付額:367万5,000円
※備考:納税に平均課税方式がとられている。
出版された著作
1984年2月『誓いて我に告げよ』(角川文庫)
1984年6月『殺人百科 一』(徳間文庫)
1984年6月『殺人百科 二』(徳間文庫)
1984年9月『男の自画像』(佼正出版社)
1984年9月『千葉大女医殺人事件』(徳間書店)
1984年9月『殺人百科 三』(徳間文庫)
1984年10月『人生漂泊』(潮文庫)
収入額:2,615万4,000円
経費額:931万1,000円
課税対象額:1,684万3,000円
所得税額:424万5,000円
源泉徴収税額:297万9,000円
差引所得税納付額:126万5,000円
出版された著作
1985年4月『ありふれた奇蹟』(講談社)
1985年4月『翔んでる十兵衛(上)』(潮出版社)
1985年4月『翔んでる十兵衛(下)』(潮出版社)
1985年7月『一・二審死刑、残る疑問―別府三億円保険金殺人事件』(徳間書店)
1985年9月『勝ちを制するに至れり〈上〉』(毎日新聞社)
1985年9月『勝ちを制するに至れり〈下〉』(毎日新聞社)
1985年10月『事件百景―陰の隣人としての犯罪者たち』(文春文庫)
1985年12月『犯罪するは我にあり―佐木隆三文学ノート』(作品社)
収入額:3,126万9,000円
経費額:1,077万5,000円
課税対象額:2,049万4,000円
所得税額:638万6,000円
源泉徴収税額:338万4,000円
差引所得税納付額:300万3,000円
出版された著作
1986年1月『ジミーとジョージ』(潮文庫)
1986年2月『政商 小佐野賢治』(徳間文庫)
1986年5月『殺人百科〈Part4〉―陰の隣人としての犯罪者たち』(徳間書店)
1986年7月『旅人たちの南十字星』(文春文庫)
1986年7月『南へ走れ、海の道を!』(徳間書店)
1986年12月『恋文三十年 沖縄・仲間翻訳事務所の歳月』(学習研究社)
収入額:3,315万5,000円
経費額:1,053万9,000円
課税対象額:2,261万6,000円
所得税額:600万1,000円
源泉徴収税額:356万7,000円
差引所得税納付額:243万4,000円
※備考:納税に平均課税方式がとられている。
出版された著作
1987年4月『華やかな転落』(潮出版社)
1987年5月『男の責任―女高生・OL連続誘拐殺人事件』(徳間書店)
1987年7月『わが沖縄ノート』(徳間文庫)
1987年7月『殺人百科―陰の隣人としての犯罪者たち〈2〉』(文春文庫)
1987年7月『殺人百科―陰の隣人としての犯罪者たち〈3〉 』(文春文庫)
1987年10月『深川通り魔殺人事件』(文春文庫)
収入額:2,279万9,000円
経費額:778万8,000円
課税対象額:1,501万9,000円
所得税額:337万3,000円
源泉徴収税額:246万円
差引所得税納付額:91万3,000円
出版された著作
1988年12月『勝ちを制するに至れり〈上〉』(文春文庫)
1988年12月『勝ちを制するに至れり〈下〉』(文春文庫)
収入額:2,883万1,000円
経費額:845万4,000円
課税対象額:2,037万7,000円
所得税額:537万9,000円
源泉徴収税額:297万4,000円
差引所得税納付額:240万5,000円
※備考:納税に平均課税方式がとられている。
出版された著作
1989年9月『千葉大女医殺人事件』(徳間文庫)
1989年11月『リクルート帝王の白日夢』(双葉社)
収入額:3,734万6,000円
経費額:1,220万3,000円
課税対象額:2,514万3,000円
所得税額:647万7,000円
源泉徴収税額:410万5,000円
差引所得税納付額:237万1,000円
※備考:納税に平均課税方式がとられている。
※収入(売上)3,000万円以上の為、消費税課税事業者。
出版された著作
1990年2月『バカなふりして生きてみな』(青春出版社)
1990年3月『裁判長大岡淳三』(講談社)
1990年6月『身分帳』(講談社)※第2回伊藤整文学賞受賞
1990年7月『新撰組事件帳』(文春文庫)
1990年9月『別府三億円保険金殺人事件』(徳間文庫)
収入額:2,961万8,000円
経費額:1,259万1,000円
課税対象額:1,702万7,000円
所得税額:393万6,000円
源泉徴収税額:303万8,000円
差引所得税納付額:89万8,000円
出版された著作
1991年8月『宮崎勤裁判〈上〉 』(朝日新聞社)
1991年9月『女高生・OL連続誘拐殺人事件』(徳間書店)
1991年9月『親が知らなかった子の愛し方』(青春出版社)
1991年12月『いま、裁判が面白い』(蒼樹社)
収入額:5,574万7,000円
経費額:1,883万4,000円
課税対象額:3,619万2,000円
所得税額:1,127万7,000円
源泉徴収税額:576万2,000円
差引所得税納付額:551万4,000円
※備考:納税に平均課税方式がとられている。
※収入(売上)3,000万円以上の為、消費税課税事業者。
出版された著作
1992年2月『恩讐海峡』(双葉社)
1992年4月『法廷の賓客たち』(河出書房新社)
1992年7月『正義の剣』(講談社)
1992年7月『捜査検事片桐葉子』(双葉社)
1992年10月『しぶとさの自分学』(青春出版社)
1992年11月『越山田中角栄』(現代教養文庫)
1992年11月『伊藤博文と安重根』(文藝春秋)
※1990年前後に、オリジナルキャラクターを造形した小説を何冊か刊行されましたが、
こちらの売れ行きは良くなかったと佐木隆三氏ご本人が述懐されています。
収入額:2,909万円
経費額:1,075万5,000円
課税対象額:1,835万5,000円
所得税額:444万2,000円
源泉徴収税額:332万6,000円
差引所得税納付額:111万5,000円
出版された著作
1993年1月『殺人百科 四』(徳間文庫)
1993年2月『矯正労働者の明日』(河出書房新社)
1993年3月『裁判長大岡淳三』(講談社文庫)
1993年6月『生きている裁判官』(中央公論社)
1993年6月『身分帳』(講談社文庫)
1993年9月『闇の中の光』(徳間書店)
1993年9月『錬金術師の白日夢』(双葉文庫)
収入額:2,821万5,000円
経費額:874万5,000円
課税対象額:1,922万円
所得税額:362万1,000円
源泉徴収税額:329万6,000円
差引所得税納付額:32万5,000円
出版された著作
1994年1月『絆 春日部新平の簡裁事件簿』(双葉社)
1994年4月『恩讐海峡』(双葉文庫)
1994年6月『バカなふりして生きてみな』(青春文庫)
1994年7月『死刑囚 永山則夫』(講談社)
1994年10月『捜査検事片桐葉子』(双葉社)
収入額:3,049万4,000円
経費額:1,125万円
課税対象額:1,880万4,000円
所得税額:365万7,000円
源泉徴収税額:325万9,000円
差引所得税納付額:39万7,000円
出版された著作
1995年4月『司法卿 江藤新平』(文藝春秋)
1995年6月『白鳥正宗刑事の事件帳』(中央公論社)
1995年6月『宮崎勤裁判〈上〉』(朝日文芸文庫)
1995年8月『正義の剣』(講談社文庫)
収入額:3,521万2,000円
経費額:1,183万4,000円
課税対象額:2,321万8,000円
所得税額:490万6,000円
源泉徴収税額:355万7,000円
差引所得税納付額:134万8,000円
※備考:平均課税方式がとられている。
出版された著作
1996年1月『絆 春日部新平の簡裁事件簿』(双葉文庫)
1996年3月『伊藤博文と安重根』(文春文庫)
1996年10月『「オウム法廷」連続傍聴記①』(小学館)
1996年10月『「オウム法廷」連続傍聴記 (2) 麻原出廷②』(小学館)
1996年10月『オウム裁判を読む』(岩波書店)
1996年10月『ハダカの自分を生きてみな』(青春文庫)
収入額:4,676万7,000円
経費額:1,563万2,000円
課税対象額:3,024万2,000円
所得税額:716万9,000円
源泉徴収税額:536万8,000円
差引所得税納付額:180万1,000円
※備考:平均課税方式がとられている。
出版された著作
1997年2月『法廷のなかの人生』(岩波新書)
1997年8月『死刑囚 永山則夫』(講談社文庫)
1997年10月『宮崎勤裁判〈中〉』(朝日新聞社)
1997年10月『宮崎勤裁判〈下〉』(朝日新聞社)
1997年11月『冷えた鋼塊 上』(読売新聞社)
1997年11月『冷えた鋼塊 上』(読売新聞社)
収入額:3,854万5,000円
経費額:1,328万9,000円
課税対象額:2,487万9,000円
所得税額:587万1,000円
源泉徴収税額:384万9,000円
差引所得税納付額:202万2,000円
出版された著作
1998年3月『人が人を裁くということ』(青春出版社)
1998年4月『司法卿 江藤新平』(文春文庫)
1998年9月『裁判』(作品社)
収入額:2,987万7,000円
経費額:1,324万6,000円
課税対象額:1,741万円
所得税額:346万円
源泉徴収税額:307万5,000円
差引所得税納付額:385,000円
※備考:消費税課税事業者
出版された著作
1999年5月『もう一つの青春』(岩波書店)
1999年8月『悪女の涙―福田和子の逃亡十五年』(新潮社)
1999年9月『少年犯罪の風景-「親子の法廷」で考えたこと』(東京書籍)
1999年11月『死刑執行―隣りの殺人者〈1〉』(小学館文庫) ※『曠野へ 死刑囚の手記から』改題
この年、東京暮らしに別れを告げ、福岡県北九州市門司区に移住されています。
収入額:2,935万2,000円
経費額:1,317万5,000円
課税対象額:1,617万7,000円
所得税額:313万4,000円
源泉徴収税額:317万7,000円
差引所得税納付額:-4万3,000円(還付)
※備考:消費税課税事業者
出版された著作
2000年1月『白昼凶刃―隣りの殺人者〈2〉』(小学館文庫) ※『深川通り魔殺人事件
』改題
2000年3月『法廷のなかの隣人たち』(潮出版社)
2000年4月『逃亡射殺 隣りの殺人者3』(小学館文庫) ※『旅人たちの南十字星
』改題
2000年5月『成就者たち』(講談社)
2000年6月『女医絞殺 隣りの殺人4』(小学館文庫) ※『千葉大女医殺人事件
』改題
2000年8月『組長狙撃 海燕ジョーの奇跡 隣りの殺人者5』(小学館文庫)
2000年9月『宮崎勤裁判〈中〉』(朝日学芸文庫)
2000年12月『宮崎勤裁判』(朝日学芸文庫)
収入額:2,478万円
経費額:1,567万円
課税対象額:1,395万円
所得税額:245万5,000円
源泉徴収税額:249万9,000円
差引所得税納付額:-4万4,000円(還付)
出版された著作
2001年1月『小説 大逆事件』(文藝春秋)
2001年4月『供述調書―佐木隆三作品集』(文藝春秋)
2001年7月『裁かれる家族―断たれた絆を法廷でみつめて』(東京書籍)
2001年11月『法廷の内と外で考える―犯罪者たちとの十年』(文芸社)
収入額:2,296万8,000円
経費額:1,048万7,000円
課税対象額:1,248万1,000円
所得税額:229万7,000円
源泉徴収税額:238万8,000円
差引所得税納付額:-34万1,000円(還付)
出版された著作
2002年4月『三つの墓標―小説・坂本弁護士一家殺害事件 』(小学館)
2002年11月『大義なきテロリスト―オウム法廷の16被告』(日本放送出版協会)
収入額:1,685万4,000円
経費額:936万4,000円
課税対象額:658万2,000円
所得税額:78万9,000円
源泉徴収税額:171万4,000円
差引所得税納付額:-92万4,000円(還付)
出版された著作
2003年5月『成就者たち』(講談社文庫)
2003年10月『少女監禁―「支配と服従」の密室で、いったい何が起きたのか』(青春出版社)
収入額:1,946万1,000円
経費額:1,053万8,000円
課税対象額:768万4,000円
所得税額:96万5,000円
源泉徴収税額:202万4,000円
差引所得税納付額:-105万9,000円(還付)
出版された著作
2004年2月『小説 大逆事件』
2004年2月『慟哭 小説・林郁夫裁判』(講談社)
2004年6月『証言台の母―小説医療過誤裁判』(弦書房)
2004年9月『深川通り魔殺人事件』(新風舎文庫)
2004年10月『宿老・田中熊吉伝』(文藝春秋)
収入額:1,763万9,000円
経費額:1,101万5,000円
課税対象額:662万3,000円
所得税額:66万8,000円
源泉徴収税額:177万8,000円
差引所得税納付額:-111万円(還付)
最近のコメント