直木三十五賞

直木賞

【芥川賞直木賞全読予想!】第174回芥川龍之介賞・直木三十五賞 候補作と候補作家の経歴(プロフィール)と作品 まとめページ

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第174回(2025年下半期)芥川龍之介賞候補者経歴(プロフィール)と候補作 これまでの作品をまとめました

こんにちは、はる坊です。

2026年1月14日に第174回芥川龍之介賞と直木三十五賞の選考会が、築地の料亭「新喜楽」で開かれ、

受賞者と受賞作が決定します。

選考会がおこなわれるのは、築地の料亭「新喜楽」です。

この新喜楽では芥川賞と直木賞が決まる日(今回は2026年1月14日)に、1階で芥川賞の選考会が、そして2階で直木賞の選考会がおこなわれます。

このページでは芥川賞・直木賞の候補者と候補作を取り上げ、候補作家がどのような人物かもまとめた各ページへのリンクページとなっています。

各候補者の生年月日・年齢・出身地・学歴・経歴・デビュー作・これまでの文学賞受賞・候補歴・今回の候補作以外の作品を取り上げてご紹介しています。

また、各候補者へのインタビューや対談記事のリンクもご紹介しています。

各賞の候補者と候補作は、次の通りです。

第174回芥川龍之介賞 候補者と候補作の一覧

久栖 博季さん  『貝殻航路』 (文學界 2025年12月号掲載)

坂崎 かおるさん 『へび』 (文學界 2025年10月号掲載)

坂本 湾さん   『BOXBOXBOXBOX』(文藝 2025年冬季号掲載)

鳥山 まことさん 『時の家』 (群像 2025年8月号掲載)

畠山 丑雄さん  『叫び』(新潮 2025年12月号掲載)

久栖博季さん『貝殻航路』/坂崎かおるさん『へび』紹介ページはこちらから[新しいタブで開きます]

【最後に芥川賞受賞予想あり】坂本湾さん『BOXBOXBOXBOX』/鳥山まことさん『時の家』/畠山丑雄さん『叫び』 紹介ページはこちらから[新しいタブで開きます]

芥川賞選考委員

小川洋子さん、奥泉光さん、川上弘美さん、

川上未映子さん、島田雅彦さん、平野啓一郎さん、

松浦寿輝さん、山田詠美さん、吉田修一さん(五十音順)の9名です。

第174回直木三十五賞 候補者と候補作の一覧

嶋津 輝さん  『カフェーの帰り道』 2025年11月 東京創元社刊

住田 祐さん  『白鷺立つ』 2025年9月 文藝春秋刊

大門 剛明さん 『神都の証人』 2025年6月 講談社刊

葉真中 顕さん 『家族』 2025年10月・文藝春秋刊

渡辺 優さん 『女王様の電話番』 2025年8月・集英社刊

嶋津輝さん『カフェーの帰り道』/住田祐さん『白鷺立つ』 紹介ページはこちらから[新しいタブで開きます]

大門剛明さん『神都の証人』紹介ページはこちらから[新しいタブで開きます]

【最後に直木賞受賞予想あり】葉真中顕さん『家族』/渡辺優さん『女王様の電話番』紹介ページはこちらから[新しいタブで開きます]

直木三十五賞選考委員

浅田次郎さん、角田光代さん、京極夏彦さん、

桐野夏生さん、辻村深月さん、林真理子さん、

三浦しをんさん、宮部みゆきさん、米澤穂信さん(五十音順)の9名です。

芥川賞と直木賞はどうやって決まる?

日本文学振興会公式サイトの よくあるご質問 では、このように回答されています。

Q. 芥川賞・直木賞はどのように選ばれるのですか?
A. 両賞の選考会は年2回(上半期は7月、下半期は翌年1月)行われます。両賞とも、対象期間中に刊行された作品の中から、数度の予備選考委員会を経て最終候補作が選ばれ、選考委員の討議によって受賞作(1作または2作)が決定します。「受賞作なし」となることもあります。”

実際は、どのように決まるのかをある芥川賞選考委員と直木賞選考委員が語り、書いたものを元にご説明します。

受賞=選考会で過半数の票を獲得する。

選考委員はそれぞれ、○・・・1点(積極的に授賞に賛成) △・・・0.5点(消極的に授賞に賛成) ×・・・0点(授賞には反対)の票を持っています。

今回、芥川賞・直木賞ともに選考委員は9名ですので、5票以上の支持を得た作品が授賞になります。

まず、第1回目の投票で、各候補作に投票がおこなわれます。
ここで、多くの○を獲得した作品が授賞する、と思いがちですが、授賞に賛成する委員もいれば反対する委員もいるので、討議によって○が△に変わり、最終的に授賞を逃すこともあるようです。

最初は、全候補作が討議の対象になりますが、支持の多い作品、または強く授賞を推す委員が複数いる作品が残っていきます。

そして、後半の投票(最終投票)で1作品、または2作品が授賞作に決定します。

1作品の授賞が決定したあと、同時授賞作の可能性も探られ、過半数の支持を得られれば、2作同時授賞となります。

しかし、困ったことになる選考会もあります。

芥川賞・直木賞ともに受賞者がいなかった第173回のような例です。

芥川賞選考委員の川上弘美さんは、該当作なしについて会見で次のように述べました。

選考委員の川上弘美氏は「それぞれ心がひかれるものはありながら、何かが足りなかった」と指摘。「芥川賞は何らかの新しい試みや視点がある作品に、という願いがある。今回はもうひと踏ん張りしてほしいところだった」と述べ、該当作なしとした理由を説明した。”

また、直木賞選考委員の京極夏彦さんも次のように述べています。

直木賞候補は6作品。選考委員の京極夏彦氏は「レベルが拮抗しており、突出して票を集めた作品がなかった」と振り返った。「次回作では化けるだろう、この人ならばもっと傑作を出すだろうという議論も出た」と語り、候補となった作家が今後、受賞にふさわしい作品を執筆することに期待した。

【芥川賞・直木賞ともに該当作なし 27年ぶり、選考委員「何かが足りず」】日本経済新聞 2025年7月16日より引用

選考委員の支持がする作品が割れて、全候補作が過半数に届かない。
また、選考委員が強く推す作品自体が、候補作中から出てこない。

というケースです。

今回の第174回芥川賞・直木賞の選考会では活発な討議がおこなわれ、授賞作が発表されることを心より期待しています。

寒い日が続きますので、風邪などひかぬよう温かく過ごしながら1月14日を迎えたいと思います。



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芥川賞・直木賞と本屋大賞

さて、芥川賞・直木賞とともに、世間に知られている文学賞に本屋大賞があります。

正直なところ、芥川賞・直木賞受賞作よりも本屋大賞を受賞した作品のほうが、

世間に受け入れられ、売上も多く、ベストセラーになっています。

有名ベテラン作家が選考委員を務める芥川・直木賞と違い、

本屋大賞は、全国の書店員が「いま一番売りたい本」を選ぶ賞です。

最近の受賞作を紹介すると、

2024年の本屋大賞受賞作は、宮島未奈さんの『成瀬は天下を取りにいく』でした。
続編の『成瀬は信じた道をいく』『成瀬は都を駆け抜ける』を合わせると200万部以上の大ベストセラーになっています。


また、コミカライズもされており、「くらげバンチ」に連載され、バンチコミックスから3巻までコミックスと電子書籍の両方で出版されています。

『今日、駅で見た可愛い女の子』の さかなこうじさんが構成を、小畠泪さんが作画を担当され、原作小説の読者からも非常に高い評価を受けている、見事なコミカライズ作品に仕上がっています。

2025年の本屋大賞受賞作は阿部暁子(あべ あきこ)さんの『カフネ』でした。

カフネ』は、2025年中に最も売れた小説となり、紙と電子書籍累計は40万部に達しました。

また、講談社の漫画雑誌「BE・LOVE 2026年2月号」より、本多モコさん作画によるコミカライズ連載もスタートしています。

芥川賞・直木賞にも頑張って欲しいところです。

芥川賞と直木賞の選考が、築地の料亭「新喜楽」でおこなわれるのは、なぜ?

毎年1月と7月の年2回、芥川賞と直木賞の選考会がおこなわれるのが築地の料亭「新喜楽」です。

では、なぜ選考会が、築地の料亭「新喜楽」でおこなわれるのか?

新喜楽は「日本二大料理屋」(もう1店舗は金田中)
または、「日本三大料亭」(他の2料亭は金田中・吉兆)にも数えられている老舗有名料理屋であり、料亭です。

理由としては、

①名の知られた東京の老舗料亭であること。
➁政財界のトップがよく利用しており、店側の口が堅いことで有名。

が挙げられると考えられます。

文藝春秋新社の初代社長(文藝春秋は菊池寛が創業・社長を務めましたが、1946年に戦争協力をしたとのことで菊池は公職追放。同社解散に追い込まれています。)の佐々木茂索が、新喜楽の応援団的存在である「新喜楽後援会」メンバーだったこともあるのでしょう。

また、これは私見ですが、1961年(昭和36年)から、長年に渡って選考会場になっていますので、店側もいろいろと心得ていて、賞を主催する日本文学振興会(文藝春秋)も使い勝手がいいと感じているのかもしれません。
さらに、名のある老舗の料亭で選考会を開くことによって、芥川賞と直木賞のブランド力を維持しようという目的もあると思います。

意外ですが、“実名口コミグルメサービスNO.1”のRetty
で【築地 新喜楽】と検索してみると、ランチ営業もされており(現在の営業日・営業時間は不明)、ランチに関してはかなりリーズナブルです。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。
心より御礼申し上げます。
何かありましたら、こちらまで。はるぼう Xアカウント

はる坊 拝

はる坊の雑記

【2026年1月14日発表】第174回直木三十五賞 候補作と候補作家のプロフィール② 大門剛明さん編

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【2026年1月14日発表】第174回直木三十五賞 候補作と候補作家のプロフィール 大門剛明さん編

こんにちは、はる坊です。

その①に引き続き、第174回直木三十五賞 候補作と候補作家のプロフィールをご紹介します。

『神都の証人』が候補作の大門 剛明(だいもん たけあき)さんです。

『神都の証人』は、「小説現代」に2023年11月号 2024年8・9月合併号 12月号、2025年1・2月合併号に連載され、加筆・修正の上、2025年6月30日に講談社よりハードカバーで刊行されました。

2025年10月20日には、遠田潤子さん『ミナミの春』(2025年3月 文藝春秋刊)と同時受賞で、第16回山田風太郎賞を受賞されました。

選考委員を代表して、直木賞作家の桜木紫乃氏さんが選評を述べられましたが、選評は「圧倒的な面白さ。圧倒的な技量。この2作品(大門剛明さん『神都の証人』・遠田潤子さん『ミナミの春』)を比較して、どちらも山田風太郎賞にふさわしかった。」と2作品を受賞作とした理由を述べられました。
激賞ですね。

山田風太郎賞はこういう賞です

山田風太郎賞は、『甲賀忍法帖』にはじまり映画化もされた『魔界転生』などの忍法帳シリーズやミステリー、時代小説、伝奇小説、ホラー小説、ユーモア小説、そしてエッセイなど、幅広い分野で長年に渡って活躍したエンターテインメント作家・山田風太郎(やまだ ふうたろう、1922年1月4日~2001年7月28日)氏の独創的で膨大な作品群と、孤高の作家としての姿勢に対する敬意を礎として、有望な作家を発掘して、顕彰するために創設された文学賞です。

『甲賀忍法帖』を原作とした、『バジリスク 〜甲賀忍法帖〜』がコミック化・アニメ化などメディアミックス化されており、世代を超えて作品が有名な作家でもあります。

山田風太郎賞受賞者への正賞は、名入り万年筆。賞金は100万円(2名同時受賞となった場合は、50万円ずつ折半)です。

2025年の選考委員は、朝井まかてさん、貴志祐介さん(欠席)、桜木紫乃さん、馳星周さんでした。

候補作は、ミステリー、歴史小説・時代小説、SFなど、ジャンルを問うことなく、賞の対象期間に発表され、最も面白いと評価された作品に贈られています。

歴代受賞作と受賞者は、

2010年 第1回  貴志祐介『悪の教典』※第144回直木賞候補
2011年 第2回  高野和明『ジェノサイド』※第145回直木賞候補
2012年 第3回  窪美澄『晴天の迷いクジラ』
2012年 第3回  冲方丁『光圀伝』
2013年 第4回  伊東潤『巨鯨の海』第149回直木賞候補
2014年 第5回  荻原浩『二千七百の夏と冬』
2015年 第6回  佐藤正午『鳩の撃退法』
2016年 第7回  塩田武士『罪の声』※第38回吉川英治文学新人賞候補
2017年 第8回  池上永一『ヒストリア』
2018年 第9回  真藤順丈『宝島』※第160回直木賞とW受賞
2019年 第10回 月村了衛『欺す衆生』
2020年 第11回 今村翔吾『じんかん』※第163回直木賞候補
2021年 第12回 米澤穂信『黒牢城』※第166回 直木賞とW受賞
2022年 第13回 小川 哲『地図と拳』※第168回 直木賞とW受賞
2023年 第14回 前川ほまれ 『藍色時刻の君たちは』
2024年 第15回 蝉谷めぐ実 『万両役者の扇』

とエンターテインメント小説界を代表する方ばかりです。

また、最近では直木賞とのW受賞をする受賞者が登場しており、
のちに、他の作品で直木賞を受賞された山田風太郎賞受賞者には、窪美澄さん『夜に星を放つ』、荻原浩さん『海の見える理髪店』、佐藤正午さん『月の満ち欠け』、今村翔吾さん『塞王の楯』がおられます。

このように、山田風太郎賞は、直木賞受賞の登竜門的存在でもあります。

今回、大門さんと遠田さんが受賞された第25回の他候補作も、

朝比奈あすかさん『普通の子』
荻堂顕さん『飽くなき地景』
櫻田智也さん『失われた貌』
新川帆立さん『目には目を』

と、Amazonのレビューでも高評価が並ぶ話題作、ベストセラー作揃いでした。

大門 剛明(だいもん たけあき)さん の経歴・プロフィールと作品

それでは、大門剛明さんの経歴・プロフィールと作品群についてお話をしていきます。

生年月日:1974年9月25日(51歳)
出身地:三重県伊勢市出身
学歴:1993年 三重県立伊勢高等学校卒業。1997年 龍谷大学文学部哲学科卒業
経歴:大学卒業後は司法試験を目指す一方、作家デビュー前は、三重県内で派遣社員として勤務。
三重県伊勢市在住。

作家デビュー:
2009年『雪冤』(『ディオニス死すべし』を改題)で第29回横溝正史ミステリ大賞大賞&テレビ東京賞をダブル受賞

文学賞受賞歴・候補歴:
2009年『雪冤』で、第29回横溝正史ミステリ大賞大賞&テレビ東京賞受賞。

2009年『雪冤』で、第29回横溝正史ミステリ大賞受賞により、龍谷奨励賞/伊勢市民文化賞受賞。

2011年『言うな地蔵』で、第65回日本推理作家協会賞[短編部門]最終候補
『ぞろりんがったん 怪談をめぐるミステリー』[2013年 実業之日本社/実業之日本社文庫]収録

2021年『手綱を引く』第75回日本推理作家協会賞[短編部門]最終候補
   『闇夜に吠ゆ 鑑識課警察犬係』(2023年文藝春秋/文春文庫)収録

2025年『神都の証人』で、第16回山田風太郎賞受賞

2026年『神都の証人』で、第174回直木三十五賞候補

インタビュー記事等へのリンク:

【文春オンライン/オール讀物】戦中から令和まで。冤罪との長き戦い…大門剛明『神都の証人』 第174回直木三十五賞、候補作家インタビュー #3

【小説丸】★編集Mの文庫スペシャリテ★『完全無罪』大門剛明さん

【龍谷人】横溝正史ミステリ大賞、テレビ東京賞をダブル受賞。 作家への道は、大宮図書館から始まった。作家 大門剛明さん

先に申し上げましたが、2025年に出版された『神都の証人』は、第16回山田風太郎賞を受賞されました。
今回、直木賞候補にもなり、直木賞とのW受賞がなるか?

大注目しています。

大門剛明さんのこれまでの作品(ハードカバー・文庫・電子書籍)

大門剛明さんはいくつかのシリーズ作品を執筆されています。
まず、シリーズものをご紹介します。

読む順番にこだわらず、どれから読んでも楽しめる作品になっていますが、
発売順から読まれるのが一番いいと思います。

負け弁・深町代言シリーズ

2011年7月『ボーダー 負け弁・深町代言』中央公論新社/中公文庫

2011年10月『沈黙する証人 負け弁・深町代言』中央公論新社/中公文庫

2012年5月『有罪弁護 負け弁・深町代言』中央公論新社/中公文庫

『正義の天秤』シリーズ

2015年8月『JUSTICE』KADOKAWA刊
⇒文庫化にあたって『正義の天秤』に改題。2020年3月 角川文庫

2020年『正義の天秤 毒樹の果実』角川文庫

2020年『正義の天秤 アイギスの盾』角川文庫

ドラマ『正義の天秤』は、『正義の天秤』『正義の天秤 アイギスの盾』を原作として、
2021年と2023年にNHK総合・土曜ドラマ枠で放送されました。

主演は亀梨和也さんです。
共演は奈緒さん、北山宏光さん、大政絢さん、佐戸井けん太さん、大島優子さん、竹中直人さん、萩原聖人さん、
中村雅俊さん、山口智子さんです。

現在、DVD・Blu-ray化、動画配信サービスがされています。

『不協和音』シリーズ

2016年『不協和音 京都、刑事と検事の事件手帳』PHP研究所/PHP文芸文庫

2020年『不協和音2 炎の刑事vs.氷の検事』PHP研究所/PHP文芸文庫

2021年『不協和音3 刑事の信念、検事の矜持』PHP研究所/PHP文芸文庫

大門剛明さんシリーズ以外の作品(ハードカバー・文庫・電子書籍)

2009年『雪冤』角川書店刊⇒2011年角川文庫

2009年『罪火』角川書店刊⇒2012年角川文庫

2010年『確信犯』角川書店刊⇒2014年角川文庫

2010年『告解者』中央公論新社刊⇒2014年中公文庫

2011年7月『共同正犯』角川書店刊⇒文庫化に際して『優しき共犯者』に改題。2017年角川文庫

2012年6月『氷の秒針』双葉社刊⇒2016年双葉文庫

2012年8月『レアケース』PHP研究所刊⇒2014年PHP文芸文庫

2012年『父のひと粒、太陽のギフト』幻冬舎刊

2013年『海のイカロス』光文社刊⇒→2015年 光文社文庫

2013年『ぞろりんがったん 怪談をめぐるミステリー』実業之日本社/実業之日本社文庫
収録作:「序章」「座敷わらし」「言うな地蔵」《第65回日本推理作家協会賞[短編部門]候補》「河童の雨乞い」「吉作落とし」「チロリン橋」「ぞろりんがったん」

2013年『ねこ弁 弁護士・寧々と小雪の事件簿』幻冬舎/幻冬舎文庫

2013年『この雨が上がる頃』光文社刊

2014年『獄の棘(ひとやのとげ)』KADOKAWA刊⇒2017年 角川文庫

2014年『テミスの求刑』・中央公論新社刊⇒2017年 中公文庫

2017年『鍵師ギドウ』実業之日本社/実業之日本社文庫

2017年『婚活探偵』双葉社刊⇒2020年 双葉文庫

2017年『反撃のスイッチ』講談社/講談社文庫

2019年『完全無罪』講談社/講談社文庫

2019年『両刃の斧』中央公論新社/中公文庫

2019年『死刑評決』講談社/講談社文庫

2021年『罪人に手向ける花』角川春樹事務所/ハルキ文庫

2021年『この歌をあなたへ』祥伝社/祥伝社文庫

2021年『シリウスの反証』KADOKAWA刊⇒2025年 角川文庫

2023年『闇夜に吠ゆ 鑑識課警察犬係』文藝春秋/文春文庫
収録作:「手綱を引く」「首輪をつける」「堀を越える」「ほじくり返す」「闇夜に吠ゆ」

大門剛明作品は、ドラマ化されることが多いです

大門剛明さんの作品はTVドラマ化されることが多く、
先に挙げた『正義の天秤』以外にも、下記の作品が映像化されています。

DVD化・Blu-ray化、動画配信がされている作品がありますので、映像でも大門剛明さんの作品が楽しめます。

2010年『雪冤』(主演:橋爪功 原作:『雪冤』)

2014年『レアケース 生活保護課の殺人事件簿』(主演:石塚英彦 原作:『レアケース』)

2014年『罪火』(主演:名取裕子 原作:『罪火』)

2015年『負け組法律事務所〜沈黙する証人〜』(主演:石塚英彦、原作:『負け弁・深町代言 沈黙する証人』)

2015年『テミスの求刑』(主演:仲里依紗 原作:『テミスの求刑』)

2017年『更生補導員・深津さくら「殺人者の来訪」〜告解者〜』(主演:貫地谷しほり 原作:『告解者』)

2017年『ヒトヤノトゲ〜獄の棘〜』(主演:窪田正孝、原作:『獄の棘』)

2020年『不協和音 炎の刑事 VS 氷の検事』(主演:田中圭 原作:『不協和音 京都、刑事と検事の事件手帳』)

2022年『両刃の斧』(主演:井浦新・柴田恭兵 原作:『両刃の斧』)

2022年『婚活探偵』(主演:向井理 原作:『婚活探偵』)

2024年『完全無罪』(主演:広瀬アリス 原作:『完全無罪』)

Amazon Prime Videoチャンネルで、大門剛明さん原作のドラマが配信されています

Amazon Prime Videoチャンネルでは、

テミスの求刑

婚活探偵

両刃の斧

がAmazonプライム会員なら、現在無料視聴が可能です。

その他の作品では、

ヒトヤノトゲ ~獄の棘~』
1話につき、165円でレンタルできます

ドラマSP 不協和音 炎の刑事 VS 氷の検事』
330円でレンタルできます。

プライムビデオを初めて利用される方は、14日間無料体験が可能です。

映画、TV番組、ライブTV、スポーツを観る【Amazon Prime Video】

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

その③

葉真中 顕さん 『家族』 2025年10月・文藝春秋刊

渡辺 優さん 『女王様の電話番』 2025年8月・集英社刊

編に続きます。

そして、2026年1月14日に行われる第174回(2025年下半期)芥川龍之介賞・直木三十五賞の受賞者発表を楽しみに待ちたいと思います。

はる坊拝

直木賞

【祝・嶋津輝さん『カフェーの帰り道』受賞】第174回直木三十五賞 候補作と候補作家のプロフィール ① 嶋津輝さん・住田祐さん編

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第174回(2025年下半期)直木三十五賞候補者と候補作

2026年1月14日に第174回芥川龍之介賞と直木三十五賞の受賞者と受賞作が決定します。

このページでは直木賞の候補者と候補作を取り上げ、候補作家がどのような人物かもまとめてみました。
また、各候補者へのインタビュー記事のリンクもご紹介しています。

候補者と候補作は、

嶋津 輝さん  『カフェーの帰り道』 2025年11月 東京創元社刊

住田 祐さん  『白鷺立つ』 2025年9月 文藝春秋刊

大門 剛明さん 『神都の証人』 2025年6月 講談社刊

葉真中 顕さん 『家族』 2025年10月・文藝春秋刊

渡辺 優さん 『女王様の電話番』 2025年8月・集英社刊

の5名・5作品です。

選考会は、築地の料亭「新喜楽」でおこなわれます。

新喜楽では2026年1月14日に、1階で芥川賞の選考会が、そして2階で直木賞の選考会がおこなわれます。

芥川賞の選考委員は、浅田次郎さん、角田光代さん、京極夏彦さん、桐野夏生さん、

辻村深月さん、林真理子さん、三浦しをんさん、宮部みゆきさん、米澤穂信さん(五十音順)の9名です。

第174回直木三十五賞候補作 候補作と候補作家のプロフィールです

それでは、今回の直木賞の候補者をおひとりずつご紹介していきます。

正賞の懐中時計と副賞の賞金100万円を手にされるのはどなたでしょうか。

さすがに今回は、第173回のように、芥川賞・直木賞ともに該当者なし、という結果にはならないと思います。

嶋津輝『カフェーの帰り道』 2025年11月 東京創元社刊

嶋津 輝(しまづ てる)さん のプロフィール:
生年月日:1969年7月13日
出身地:東京都荒川区
学歴:日本大学法学部卒業

経歴:大学卒業後、音響メーカーの広報職、税理士法人、投資会社、法律事務所に勤務。
現在は、専業作家。

作家デビュー:
2016年『姉といもうと』で第96回オール讀物新人賞受賞

文学賞受賞歴・候補歴:

2016年 『姉といもうと』で、第96回オール讀物新人賞
2023年 『襷がけの二人』で、第170回直木賞候補
2026年 『カフェーの帰り道』で、第174回直木賞候補

これまでの作品
『スナック墓場』[文藝春秋刊 2019年9月]
『駐車場のねこ』[文春文庫 2022年4月]
※『スナック墓場』文庫化に際して、『駐車場のねこ』にタイトル変更。

『襷がけの二人』[文藝春秋刊 2023年9月]
『カフェーの帰り道』[東京創元社刊 2025年11月]

第174回直木三十五賞候補作の『カフェーの帰り道』は、
『稲子のカフェー』『嘘つき美登里』『出戻りセイ』『タイ子の昔』『幾子のお土産』の5編が収録された連作短編集です。

インタビュー記事等

産経新聞 【聞きたい。】嶋津輝さん「カフェーの帰り道」 今が成長期 小説に身をささげる

【朝日新聞 好書好日】嶋津輝さん「襷がけの二人」 直木賞次点の初長編小説、ユーモア漂う女性2人の連帯

【オール讀物】良家の若奥様と女中さんの不思議な絆――『襷がけの二人』(嶋津輝)

【リレーエッセイ】思い出の味 ◈ 嶋津 輝 [小説丸]

【小説 野性時代】連載コラム「私の黒歴史」嶋津輝「不穏じゃないし、ざわざわしない」(小説 野性時代 2024年2月号」に掲載された内容を転載)

『駐車場のねこ』は、デビュー作『姉といもうと』を含む7編が収録された短編集です。
『スナック墓場』の文庫化に際してタイトルを改題したものです。

収録作:『ラインのふたり』『カシさん』『姉といもうと』『駐車場の猫』
『米屋の母娘』『一等賞』『スナック墓場』

解説は森絵都さんです。

住田祐『白鷺立つ』 [2025年9月 文藝春秋刊]

住田 祐(すみだ さち)さん のプロフィール:
生年月日:1983年(42歳~43歳)
出身地:兵庫県
学歴:大学出身(インタビューによると東京都内)
経歴:現在、会社員。

作家デビュー:
2025年に『白鷺立つ』で第32回松本清張賞受賞。

文学賞受賞歴・候補歴:
2025年に『白鷺立つ』で第32回松本清張賞受賞。
2026年に『白鷺立つ』で第174回直木三十五賞候補

インタビュー

カドブン【連載コラム「告白します」】住田 祐「俺だけか?」

【本の話】神様が背中を押してくれた…比叡山千日回峰行に挑む2人の僧侶の相克を描く新人作家の鮮烈デビュー作『白鷺立つ』 安部龍太郎×住田祐

【オール讀物/文春オンライン】極限での師弟の相剋を描くデビュー作…住田祐『白鷺立つ』 第174回直木三十五賞、候補作家インタビュー #2

【日本経済新聞】住田祐の時代小説「白鷺立つ」「失敗すれば死」の修行とは

『白鷺立つ』で第32回松本清張賞を受賞。
そして、そのまま同作が直木三十五賞候補となったある意味王道パターンです。直木賞作家に松本清張賞受賞者は、版元が文藝春秋、直木賞が実質文藝春秋の賞なので、ノミネートしやすい性格はあるのですが、初候補で受賞ならデビュー作での直木賞受賞という快挙となります。

大門剛明『神都の証人』 [2025年6月30日 講談社刊]

大門 剛明(だいもん たけあき)さん のプロフィール
生年月日:1974年9月25日(51歳)
出身地:三重県伊勢市出身
学歴:三重県立伊勢高等学校卒業。1997年龍谷大学文学部哲学科卒業
経歴:司法試験を目指す一方、作家デビュー前は、派遣社員として勤務。
三重県伊勢市在住。

作家デビュー:
2009年『雪冤』(『ディオニス死すべし』を改題)で第29回横溝正史ミステリ大賞大賞&テレビ東京賞をダブル受賞

文学賞受賞歴・候補歴:
2009年『雪冤』で、第29回横溝正史ミステリ大賞大賞&テレビ東京賞受賞。

2009年『雪冤』で、第29回横溝正史ミステリ大賞受賞により、龍谷奨励賞/伊勢市民文化賞受賞。

2011年『言うな地蔵』で、第65回日本推理作家協会賞[短編部門]最終候補
『ぞろりんがったん 怪談をめぐるミステリー』[2013年 実業之日本社/実業之日本社文庫]収録

2021年『手綱を引く』第75回日本推理作家協会賞[短編部門]最終候補
   『闇夜に吠ゆ 鑑識課警察犬係』(2023年文藝春秋/文春文庫)収録

2025年『神都の証人』で、第16回山田風太郎賞受賞

2026年『神都の証人』で、第174回直木三十五賞候補

2025年に出版された『神都の証人』は、第16回山田風太郎賞を受賞されました。
直木賞とのW受賞がなるか?大注目しています。

大門剛明さんのこれまでの作品(ハードカバー・文庫・電子書籍)

大門剛明さんはいくつかのシリーズ作品を執筆されています。
まず、シリーズものをご紹介します。

読む順番にこだわらず、どれから読んでも楽しめる作品になっていますが、
発売順から読まれるのが一番いいと思います。

負け弁・深町代言シリーズ
2011年7月『ボーダー 負け弁・深町代言』中央公論新社/中公文庫

2011年10月『沈黙する証人 負け弁・深町代言』中央公論新社/中公文庫

2012年5月『有罪弁護 負け弁・深町代言』中央公論新社/中公文庫

『正義の天秤』シリーズ

2015年8月『JUSTICE』KADOKAWA刊
⇒文庫化にあたって『正義の天秤』に改題。2020年3月 角川文庫

2020年『正義の天秤 毒樹の果実』角川文庫

2020年『正義の天秤 アイギスの盾』角川文庫

ドラマ『正義の天秤』は、『正義の天秤』『正義の天秤 アイギスの盾』を原作として、
2021年と2023年にNHK総合・土曜ドラマ枠で放送されました。

主演は亀梨和也さんです。
共演は奈緒さん、北山宏光さん、大政絢さん、佐戸井けん太さん、大島優子さん、竹中直人さん、萩原聖人さん、
中村雅俊さん、山口智子さんです。

現在、DVD・Blu-ray化、動画配信サービスがされています。

『不協和音』シリーズ

2016年『不協和音 京都、刑事と検事の事件手帳』PHP研究所/PHP文芸文庫

2020年『不協和音2 炎の刑事vs.氷の検事』PHP研究所/PHP文芸文庫

2021年『不協和音3 刑事の信念、検事の矜持』PHP研究所/PHP文芸文庫

シリーズ以外の作品

2009年『雪冤』角川書店刊⇒2011年角川文庫

2009年『罪火』角川書店刊⇒2012年角川文庫

2010年『確信犯』角川書店刊⇒2014年角川文庫

2010年『告解者』中央公論新社刊⇒2014年中公文庫

2011年7月『共同正犯』角川書店刊⇒文庫化に際して『優しき共犯者』に改題。2017年角川文庫

2012年6月『氷の秒針』双葉社刊⇒2016年双葉文庫

2012年8月『レアケース』PHP研究所刊⇒2014年PHP文芸文庫

2012年『父のひと粒、太陽のギフト』幻冬舎刊

2013年『海のイカロス』光文社刊⇒→2015年 光文社文庫

2013年『ぞろりんがったん 怪談をめぐるミステリー』実業之日本社/実業之日本社文庫
収録作:「序章」「座敷わらし」「言うな地蔵」《第65回日本推理作家協会賞[短編部門]候補》「河童の雨乞い」「吉作落とし」「チロリン橋」「ぞろりんがったん」

2013年『ねこ弁 弁護士・寧々と小雪の事件簿』幻冬舎/幻冬舎文庫

2013年『この雨が上がる頃』光文社刊

2014年『獄の棘(ひとやのとげ)』KADOKAWA刊⇒2017年 角川文庫

2014年『テミスの求刑』・中央公論新社刊⇒2017年 中公文庫

2017年『鍵師ギドウ』実業之日本社/実業之日本社文庫

2017年『婚活探偵』双葉社刊⇒2020年 双葉文庫

2017年『反撃のスイッチ』講談社/講談社文庫

2019年『完全無罪』講談社/講談社文庫

2019年『両刃の斧』中央公論新社/中公文庫

2019年『死刑評決』講談社/講談社文庫

2021年『罪人に手向ける花』角川春樹事務所/ハルキ文庫

2021年『この歌をあなたへ』祥伝社/祥伝社文庫

2021年『シリウスの反証』KADOKAWA刊⇒2025年 角川文庫

2023年『闇夜に吠ゆ 鑑識課警察犬係』文藝春秋/文春文庫
収録作:「手綱を引く」「首輪をつける」「堀を越える」「ほじくり返す」「闇夜に吠ゆ」

大門剛明作品は、ドラマ化されることが多いです

大門剛明さんの作品はTVドラマ化されることが多く、
先に挙げた『正義の天秤』以外にも、下記の作品が映像化されています。

DVD化・Blu-ray化、動画配信がされている作品がありますので、映像でも大門剛明さんの作品が楽しめます。

2010年『雪冤』(主演:橋爪功 原作:『雪冤』)

2014年『レアケース 生活保護課の殺人事件簿』(主演:石塚英彦 原作:『レアケース』)

2014年『罪火』(主演:名取裕子 原作:『罪火』)

2015年『負け組法律事務所〜沈黙する証人〜』(主演:石塚英彦、原作:『負け弁・深町代言 沈黙する証人』)

2015年『テミスの求刑』(主演:仲里依紗 原作:『テミスの求刑』)

2017年『更生補導員・深津さくら「殺人者の来訪」〜告解者〜』(主演:貫地谷しほり 原作:『告解者』)

2017年『ヒトヤノトゲ〜獄の棘〜』(主演:窪田正孝、原作:『獄の棘』)

2020年『不協和音 炎の刑事 VS 氷の検事』(主演:田中圭 原作:『不協和音 京都、刑事と検事の事件手帳』)

2022年『両刃の斧』(主演:井浦新・柴田恭兵 原作:『両刃の斧』)

2022年『婚活探偵』(主演:向井理 原作:『婚活探偵』)

2024年『完全無罪』(主演:広瀬アリス 原作:『完全無罪』)

Amazon Prime Videoチャンネルでは、『テミスの求刑』『婚活探偵』『ヒトヤノトゲ〜獄の棘〜』『不協和音 炎の刑事 VS 氷の検事』『両刃の斧』が無料配信・レンタル/購入可能です。プライムビデオを初めて利用される方は、14日間無料体験が可能です。

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葉真中顕『家族』 2025年10月 文藝春秋刊

葉真中 顕(はまなか あき)さん のプロフィール:
生年月日:1976年3月1日(現在49歳)
出身地:東京都
学歴:東京学芸大学教育学部中退(除籍)

経歴:ライターとして、マイナビニュース・ガジェット通信・フリーペーパー等に記事を寄稿。
また、うらぼん氏が作画を担当した自主制作コミック『黒の女王』の原作を罪山罰太郎名義で担当。

作家デビュー:
2010年『ライバル おれたちの真剣勝負』で、第1回角川学芸児童文学賞優秀賞受賞(はまなかあき 名義)
2012年『ロスト・ケア』で第16回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞(葉真中顕 名義)

文学賞受賞歴・候補歴:

2012年『ロスト・ケア』で、第16回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞

2015年『絶叫』で、第36回吉川英治文学新人賞候補。第68回日本推理作家協会賞[長編および連作短編集部門]候補。

2017年『コクーン』で、第38回吉川英治文学新人賞候補

2019年『凍てつく太陽』で、第21回大藪春彦賞受賞。第72回日本推理作家協会賞[長編および連作短編集部門]受賞。

2019年『Blue』で、第10回山田風太郎賞候補。

2022年『灼熱』で、第43回吉川英治文学新人賞候補。第7回渡辺淳一文学賞受賞。第35回山本周五郎賞候補。

2024年『鼓動』で、第37回山本周五郎賞候補。

葉真中 顕さんのこれまでの作品(ハードカバー・文庫・電子書籍)

2010年『ライバル おれたちの真剣勝負』(はまなかあき・名義)
⇒2021年 KADOKAWA/角川つばさ文庫(トリル・絵)

2013年『ロスト・ケア』光文社刊→2015年 光文社文庫

2014年『絶叫』光文社刊 2017年 光文社文庫

2016年『ブラック・ドッグ』講談社刊 2018年 講談社文庫

2016年『コクーン』 光文社刊→2019年 光文社文庫

2017年『政治的に正しい警察小説』小学館/小学館文庫
収録作:「秘密の海」「神を殺した男」「推定冤罪」「リビング・ウィル」「カレーの女神様」「政治的に正しい警察小説」

2018年『凍てつく太陽』幻冬舎刊 2020年 幻冬舎文庫

2019年『W県警の悲劇』 徳間書店刊 2021年 徳間文庫
収録作「洞の奥」「交換日記」「ガサ入れの朝」「私の戦い」「破戒」「消えた少女」

2019年『Blue』 光文社刊 2022年 光文社文庫

2020年『そして、海の泡になる』 朝日新聞出版刊 2023年 朝日文庫

2021年『灼熱』新潮社刊 2025年 新潮文庫

2022年『ロング・アフタヌーン』 中央公論新社刊 2025年 中公文庫

2022年 エッセイ『作家超サバイバル術!』(中山七里・知念実希人 共著/ 漫画・イラスト:佐藤青南)光文社刊

2024年『鼓動』光文社刊

デビュー作『ロスト・ケア』で介護の問題に切り込み、『凍てつく太陽』で大藪春彦賞&日本推理作家協会賞[長編および連作短編集部門]受賞され、『灼熱』で、第7回渡辺淳一文学賞を受賞と、実績を積み上げてこられました。
そんな、葉真中顕さんの直木賞候補作『家族』は、かの【尼崎事件】をベースにした怖ろしい作品です。

渡辺優『女王様の電話番』 2025年8月 集英社刊

渡辺 優(わたなべ ゆう)さん のプロフィール

生年月日:1987年(現在38歳~39歳)
出身地:宮城県仙台市出身
学歴:宮城学院女子大学国際文化学科卒業
経歴:大学卒業後、翻訳家を目指したのち会社員に。

作家デビュー:
2015年に、『ラメルノエリキサ』で、第28回小説すばる新人賞受賞。
書いた小説としては3作目だった。

文学賞受賞歴・候補歴:
2015年『ラメルノエリキサ』で、第28回小説すばる新人賞受賞
2026年『女王様の電話番』で、第174回直木三十五賞候補

小説すばる新人賞で作家デビューをされてから、順調にキャリアを積み上げてこられましたが、これまで文学賞とは縁がありませんでした。
しかし、キャリア10年にして『女王様の電話番』直木三十五賞候補に選ばれました。

渡辺優さんのこれまでの作品(ハードカバー・文庫・電子書籍)

2016年『ラメルノエリキサ』集英社刊⇒2018年 集英社文庫

2017年『自由なサメと人間たちの夢』集英社刊⇒2019年 集英社文庫

2018年『地下にうごめく星』集英社刊⇒文庫化に際して『アイドル 地下にうごめく星』に改題 2020年 集英社文庫

2020年『悪い姉』集英社刊⇒2022年8月 集英社文庫

2020年『クラゲ・アイランドの夜明け』中央公論新社刊(未文庫化)

2020年〈エッセイ集〉『並行宇宙でしか生きられないわたしたちのたのしい暮らし』ホーム社刊(未文庫化)

2021年3月『きみがいた世界は完璧でした、が』KADOKAWA刊(未文庫化)

2021年8月『アヤとあや』小学館刊(未文庫化)

2022年『カラスは言った』中央公論新社刊
⇒2025年 中公文庫

2023年『私雨邸の殺人に関する各人の視点』双葉社刊

2025年『月蝕島の信者たち』双葉社刊

私の第174回直木三十五賞賞受賞作予想

最後に、私の直木賞を受賞されるのはどなたか、予想を載せたいと思います。

もちろん、候補者5名・5作品を掲載された書籍で読了済みです。

そんな私の受賞予想は、嶋津輝さんの『カフェーの帰り道』です。

そして、2作同時受賞だと考えているのでもう1作。

それは、大門剛明さんの『神都の証人』です。

嶋津 輝さん  『カフェーの帰り道』 2025年11月 東京創元社刊

大門 剛明さん 『神都の証人』 2025年6月 講談社刊

を受賞作品と予想させていただきます。

最後まで、お読みいただきありがとうございました。

それでは、2026年1月14日に行われる第174回(2025年下半期)芥川龍之介賞・直木三十五賞の受賞者発表を楽しみに待ちたいと思います。

人物伝

生涯収入9億6400万円 !代表作『復讐するは我にあり』の直木賞作家・佐木隆三氏が晩年に公表した30年間の収支一覧表

直木賞作家の生涯収入は?

はる坊です。

人間は他人のことが気になる生き物です。
例えば、収入。

あの人は幾らくらいひと月に稼いでいるんだろう?

あの職業に就いている人はどれくらいの年収があるんだろう?
例えば、作家・小説家。

2015年11月、作家の森博嗣さんが『作家の収支』という新書で、“「19年間で、総発行部数1400万部。累計で15億円の収入を得た」”と公表されました。

森さんは、事あるごとに、ご自身を〝マイナ〟であると定義されていますが、

著書はコンスタントに出されており、同時にコンスタントに売れ続けている作家です。

2018年には著書の累計売上数が1600万部を突破していますので、

〝出版巨大不況〟のご時世で、稼ぎは〝超メジャ〟であると思います。

2020年11月に刊行された『勉強の価値』も非常に面白くオススメです。

しかし、コンスタントに売れる本を出し続けていると言い難い作家の収入はどうなんだろう?
という疑問が出てきます。

そんななか、2007年(平成17年)に過去30年間の収支を公表した方がいます。

代表作のひとつ『身分帳』を原作にした映画『すばらしき世界』が2021年2月11日に西川美和監督・役所広司主演で公開された、直木賞作家の佐木隆三さんです。
ネタバレは避けますが、映画の原作小説となる『身分帳』は、実在の人物である田村明義をモデルに、主人公・山川一の人生を、佐木さんが得意とする〝ノンフィクション・ノベル〟の形で進んでいきます。

原作小説は1990年に講談社よりハードカバーが刊行され、1993年に文庫化。
1991年には第2回伊藤整文学賞を受賞しています。

文庫は絶版の状態が続いていましたが、今回の映画公開により文庫が復刊(併せて電子書籍化も)されました。
今回の復刊にあたって、主人公・山川一の最後を描いた『行路病死人──小説『身分帳』補遺』と西川美和さんによる解説も収録されています。

さて、佐木さんが公表された数字ですごい点は、毎年の収入だけではなく、
・経費
・課税対象額
・所得税額
・源泉徴収税額
・差引納付額
と、支出や納税額についても、細かく公にされたことでしょう。

佐木さんの代表作と言えば、直木賞受賞作であり、今村昌平監督・緒形拳主演で映画化された『復讐するは我にあり』ですが、


映画「復讐するは我にあり」 [DVD]

タイトルのせいか、意外にこの作品は西村寿行作品だと思っている方も一定数おられるようです。

ちなみに『復讐するは我にあり』は、新約聖書の(ローマ人への手紙 第12章 第19節)に出てくる『愛する者よ、自ら復讐すな、ただ神の怒に任せまつれ。録して「主いひ給ふ、復讐するは我にあり、我これに報いん」とあり』という言葉の一部であり、これは、《悪人に復讐を与えるのは神である》という意味といわれています。

佐木さんは『新約聖書』の言葉をタイトルに引用した形です。

しかし、最も一般的な佐木隆三さんのイメージは、何か物騒な事件が起きると、

ワイドショーやニュース番組で「作家のサキリューゾーさんは」とコメントをしていたおじさんではないでしょうか。

それでは、佐木隆三さんの30年間の収支一覧表です。

その下に、佐木隆三さんの詳しいプロフィールを紹介していますので、興味のある方はご覧ください。

1976年(昭和51年)~2005年(平成17年)分 佐木隆三 連年収支一覧表

1976年(昭和51年)

収入額:5,288万6,000円
経費額:1,449万9,000円
課税対象額:3,798万7,000円
所得税額:772万4,000円
源泉徴収税額:773万4,000円
差引納付額:-1万円
※備考 『復讐するは我にあり』の直木賞受賞で、前年度より急激に収入が増えたため、課税は平均課税方式がとられている。

出版された著作
1975年11月『復讐するは我にあり(上下)』(講談社)
1976年2月『沖縄住民虐殺-日兵虐殺と米国犯罪』(新人物往来社)
1976年2月『大将とわたし』(講談社)
1976年5月『狼からの贈物』(河出書房新社)
1976年6月『大罷業』(田畑書店)
1976年6月『ジャンケンポン協定』(講談社文庫)
1976年9月『偉大なる祖国アメリカ』(勁文社)

※『復讐するは我にあり』は1975年11月の刊行ですが、直木賞受賞で43万部を超えるベストセラーとなり、1976年分の収入に大きく寄与しているため、この年に出版された著作に含めました。

1976年に刊行された本の多くは、過去に一度刊行されて絶版状態にあったものや単行本化されていなかった原稿をまとめたものが目立ちます。
佐木さんは、直木賞受賞まで11冊の本を出されていますが、それらが版元を変えたり文庫化されて再度刊行されている形です。

『新宿鮫』シリーズが累計600万部以上の大ベストセラーになるまでに出した28冊ことごとくが売れず(28冊目は『氷の森』で大沢在昌作品の文庫では一番売れているのにわからないものです)、29冊目の『新宿鮫』が大ヒットして、それまでに書いて絶版になっていた本が次々に復刊されて、それらを〝ゾンビ本〟と呼んだ大沢在昌さんみたいな感じでしょうか。

1977年(昭和52年)

収入額:2,590万円
経費額:864万9,000円
課税対象額:1,685万1,000円
所得税額:482万4,000円
源泉徴収税額:269万8,000円
差引所得税納付額:212万5,000円

出版された著作
1977年2月『ドキュメント狭山事件』(文藝春秋)
1977年2月『日本漂民物語』(講談社)
1977年4月『越山田中角栄』(朝日新聞社)
1977年5月『殺人百科 』(徳間書店)
1977年10月『人生漂泊』(時事通信社)

1978年(昭和53年)

収入額:2,626万1,000円
経費額:939万円
課税対象額:1,649万1,000円
所得税額:465万2,000円
源泉徴収税額:268万円
差引所得税納付額:197万1,000円

出版された著作

1978年1月『偉大なる祖国アメリカ』(角川文庫)
1978年1月『実験的生活』(講談社)
1978年2月『閃光に向かって走れ』(文藝春秋)
1978年3月『男たちの祭り』(角川文庫)
1978年4月『詐欺師』(潮出版社)
1978年6月『愛の潮路』(光文社)
1978年9月『続人生漂泊』(時事通信社)
1978年10月『娼婦たちの天皇陛下』
1978年11月『大罷業』(角川文庫)
1978年12月『誓いて我に告げよ』(角川書店)
1978年12月『復讐するは我にあり(上)』(講談社)
1978年12月『復讐するは我にあり(下)』(講談社)

1979年(昭和54年)

収入額:4,963万8,000円
経費額:1,389万2,000円
課税対象額:3,536万7,000円
所得税額:11,787,000円
源泉徴収税額:682万7,000円
差引所得税納付額:495万9,000円
※備考:納税に平均課税方式がとられている。

出版された著作
1979年4月『曠野へ 死刑囚の手記から』(講談社)
1979年5月『事件百景-陰の隣人としての犯罪者たち』(徳間書店)
1979年5月『ドキュメント狭山事件』(文春文庫)
1979年6月『男と女のいる風景』(文藝春秋)
1979年9月『無宿の思想』(時事通信社)
1979年12月『錆びた機械』(潮出版社)

※1977年分(昭和52年分)・1978年分(昭和53年分)から収入が大幅に増加しているのは、1979年(昭和54年)4月21日に、今村昌平監督・緒形拳主演で公開された『復讐するは我にあり』の映画化により、講談社から出版された文庫本が版を重ねたのが理由と考えられる。

1980年(昭和55年)

収入額:3,283万8,000円
経費額:1,136万9,000円
課税対象額:2,105万9,000円
所得税額:684万7,000円
源泉徴収税額:352万2,000円
差引所得税納付額:332万4,000円

出版された著作
1980年2月『海燕ジョーの奇跡』(新潮社)
1980年2月『殺人百科 PARTⅡ』(徳間書店)
1980年5月『旅人たちの南十字星』(文藝春秋)
1980年11月『波に夕陽の影もなく 海軍少佐竹内十次郎の生涯』(中央公論社)
1980年11月『風恋花』(潮出版社)

1981年(昭和56年)

収入額:3,570万2,000円
経費額:1,117万9,000円
課税対象額:2,412万6,000円
所得税額:850万5,000円
源泉徴収税額:409万8,000円
差引所得税納付額:440万4,000円

出版された著作
1981年2月『越山田中角栄』(徳間文庫)
1981年4月『殺人百科』(文春文庫)
1981年4月『冷えた鋼塊(上巻)』(集英社)
1981年4月『冷えた鋼魂(下巻)』(集英社)
1981年5月『幸せの陽だまり』(潮出版社)
1981年6月『欲望の塀』(文藝春秋)
1981年10月『日本漂民物語』(徳間文庫)
1981年12月『右の腕』(学習研究社)

1982年(昭和57年)

収入額:4,219万5,000円
経費額:1,506万1,000円
課税対象額:2,873万4,000円
所得税額:1,022万2,000円
源泉徴収税額:468万5,000円
差引所得税納付額:553万7,000円
※備考:納税に平均課税方式がとられている。

出版された著作
1982年1月『大将とわたし』(講談社文庫)
1982年2月『詐欺師』(文春文庫)
1982年3月『殺人百科 PARTⅢ』(徳間書店)
1982年4月『沖縄住民虐殺-日兵虐殺と米国犯罪』(徳間文庫)
1982年5月『政商 小佐野賢治』(講談社)
1982年5月『我が沖縄ノート』(潮出版社)
1982年6月『土曜日の騎士』(河出書房新社)
1982年7月『新撰組』(文藝春秋)
1982年8月『きのこ雲』(中央公論社)
1982年8月『ジミーとジョージ』(集英社)
1982年9月『娼婦たちの天皇陛下』(徳間文庫)
1982年10月『噂になった女たち』(文藝春秋)
1982年12月『閃光に向かって走れ』(文春文庫)

1983年(昭和58年)

収入額:2,533万4,000円
経費額:1,005万9,000円
課税対象額:1,527万5,000円
所得税額:391万5,000円
源泉徴収税額:312万円
差引所得税納付額:79万4,000円

出版された著作
1983年3月『曠野へ』(講談社文庫)
1983年4月『英雄』(集英社)
1983年6月『深川通り魔殺人事件』(文藝春秋)
1983年9月『海燕ジョーの奇跡』(新潮文庫)
1983年10月『田中角栄の風景―戦後初期・炭管疑獄』(徳間書店)
1983年10月『波に夕陽の影もなく』(中公文庫)
1983年10月『冷えた鋼塊(上)』集英社文庫
1983年10月『冷えた鋼塊(下)』集英社文庫

1984年(昭和59年)

収入額:3,961万3,000円
経費額:1,493万円
課税対象額:2,468万3,000円
所得税額:783万2,000円
源泉徴収税額:415万6,000円
差引所得税納付額:367万5,000円
※備考:納税に平均課税方式がとられている。

出版された著作

1984年2月『誓いて我に告げよ』(角川文庫)
1984年6月『殺人百科 一』(徳間文庫)
1984年6月『殺人百科 二』(徳間文庫)
1984年9月『男の自画像』(佼正出版社)
1984年9月『千葉大女医殺人事件』(徳間書店)
1984年9月『殺人百科 三』(徳間文庫)
1984年10月『人生漂泊』(潮文庫)


[まとめ買い] 殺人百科(電子復刻版)

1985年(昭和60年)

収入額:2,615万4,000円
経費額:931万1,000円
課税対象額:1,684万3,000円
所得税額:424万5,000円
源泉徴収税額:297万9,000円
差引所得税納付額:126万5,000円

出版された著作
1985年4月『ありふれた奇蹟』(講談社)
1985年4月『翔んでる十兵衛(上)』(潮出版社)
1985年4月『翔んでる十兵衛(下)』(潮出版社)
1985年7月『一・二審死刑、残る疑問―別府三億円保険金殺人事件』(徳間書店)
1985年9月『勝ちを制するに至れり〈上〉』(毎日新聞社)
1985年9月『勝ちを制するに至れり〈下〉』(毎日新聞社)
1985年10月『事件百景―陰の隣人としての犯罪者たち』(文春文庫)
1985年12月『犯罪するは我にあり―佐木隆三文学ノート』(作品社)

1986年(昭和61年)

収入額:3,126万9,000円
経費額:1,077万5,000円
課税対象額:2,049万4,000円
所得税額:638万6,000円
源泉徴収税額:338万4,000円
差引所得税納付額:300万3,000円

出版された著作
1986年1月『ジミーとジョージ』(潮文庫)
1986年2月『政商 小佐野賢治』(徳間文庫)
1986年5月『殺人百科〈Part4〉―陰の隣人としての犯罪者たち』(徳間書店)
1986年7月『旅人たちの南十字星』(文春文庫)
1986年7月『南へ走れ、海の道を!』(徳間書店)
1986年12月『恋文三十年 沖縄・仲間翻訳事務所の歳月』(学習研究社)

1987年(昭和62年)

収入額:3,315万5,000円
経費額:1,053万9,000円
課税対象額:2,261万6,000円
所得税額:600万1,000円
源泉徴収税額:356万7,000円
差引所得税納付額:243万4,000円
※備考:納税に平均課税方式がとられている。

出版された著作
1987年4月『華やかな転落』(潮出版社)
1987年5月『男の責任―女高生・OL連続誘拐殺人事件』(徳間書店)
1987年7月『わが沖縄ノート』(徳間文庫)
1987年7月『殺人百科―陰の隣人としての犯罪者たち〈2〉』(文春文庫)
1987年7月『殺人百科―陰の隣人としての犯罪者たち〈3〉 』(文春文庫)
1987年10月『深川通り魔殺人事件』(文春文庫)

1988年(昭和63年)

収入額:2,279万9,000円
経費額:778万8,000円
課税対象額:1,501万9,000円
所得税額:337万3,000円
源泉徴収税額:246万円
差引所得税納付額:91万3,000円

出版された著作
1988年12月『勝ちを制するに至れり〈上〉』(文春文庫)
1988年12月『勝ちを制するに至れり〈下〉』(文春文庫)

1989年(昭和64年・平成元年)

収入額:2,883万1,000円
経費額:845万4,000円
課税対象額:2,037万7,000円
所得税額:537万9,000円
源泉徴収税額:297万4,000円
差引所得税納付額:240万5,000円
※備考:納税に平均課税方式がとられている。

出版された著作
1989年9月『千葉大女医殺人事件』(徳間文庫)
1989年11月『リクルート帝王の白日夢』(双葉社)

1990年(平成2年)

収入額:3,734万6,000円
経費額:1,220万3,000円
課税対象額:2,514万3,000円
所得税額:647万7,000円
源泉徴収税額:410万5,000円
差引所得税納付額:237万1,000円
※備考:納税に平均課税方式がとられている。
※収入(売上)3,000万円以上の為、消費税課税事業者。

出版された著作
1990年2月『バカなふりして生きてみな』(青春出版社)
1990年3月『裁判長大岡淳三』(講談社)
1990年6月『身分帳』(講談社)※第2回伊藤整文学賞受賞
1990年7月『新撰組事件帳』(文春文庫)
1990年9月『別府三億円保険金殺人事件』(徳間文庫)

1991年(平成3年)

収入額:2,961万8,000円
経費額:1,259万1,000円
課税対象額:1,702万7,000円
所得税額:393万6,000円
源泉徴収税額:303万8,000円
差引所得税納付額:89万8,000円

出版された著作
1991年8月『宮崎勤裁判〈上〉 』(朝日新聞社)
1991年9月『女高生・OL連続誘拐殺人事件』(徳間書店)
1991年9月『親が知らなかった子の愛し方』(青春出版社)
1991年12月『いま、裁判が面白い』(蒼樹社)

1992年(平成4年)

収入額:5,574万7,000円
経費額:1,883万4,000円
課税対象額:3,619万2,000円
所得税額:1,127万7,000円
源泉徴収税額:576万2,000円
差引所得税納付額:551万4,000円
※備考:納税に平均課税方式がとられている。
※収入(売上)3,000万円以上の為、消費税課税事業者。

出版された著作
1992年2月『恩讐海峡』(双葉社)
1992年4月『法廷の賓客たち』(河出書房新社)
1992年7月『正義の剣』(講談社)
1992年7月『捜査検事片桐葉子』(双葉社)
1992年10月『しぶとさの自分学』(青春出版社)
1992年11月『越山田中角栄』(現代教養文庫)
1992年11月『伊藤博文と安重根』(文藝春秋)

※1990年前後に、オリジナルキャラクターを造形した小説を何冊か刊行されましたが、
こちらの売れ行きは良くなかったと佐木隆三氏ご本人が述懐されています。

1993年(平成5年)

収入額:2,909万円
経費額:1,075万5,000円
課税対象額:1,835万5,000円
所得税額:444万2,000円
源泉徴収税額:332万6,000円
差引所得税納付額:111万5,000円

出版された著作
1993年1月『殺人百科 四』(徳間文庫)
1993年2月『矯正労働者の明日』(河出書房新社)
1993年3月『裁判長大岡淳三』(講談社文庫)
1993年6月『生きている裁判官』(中央公論社)
1993年6月『身分帳』(講談社文庫)
1993年9月『闇の中の光』(徳間書店)
1993年9月『錬金術師の白日夢』(双葉文庫)

1994年(平成6年)

収入額:2,821万5,000円
経費額:874万5,000円
課税対象額:1,922万円
所得税額:362万1,000円
源泉徴収税額:329万6,000円
差引所得税納付額:32万5,000円

出版された著作

1994年1月『絆 春日部新平の簡裁事件簿』(双葉社)
1994年4月『恩讐海峡』(双葉文庫)
1994年6月『バカなふりして生きてみな』(青春文庫)
1994年7月『死刑囚 永山則夫』(講談社)
1994年10月『捜査検事片桐葉子』(双葉社)

1995年(平成7年)

収入額:3,049万4,000円
経費額:1,125万円
課税対象額:1,880万4,000円
所得税額:365万7,000円
源泉徴収税額:325万9,000円
差引所得税納付額:39万7,000円

出版された著作

1995年4月『司法卿 江藤新平』(文藝春秋)
1995年6月『白鳥正宗刑事の事件帳』(中央公論社)
1995年6月『宮崎勤裁判〈上〉』(朝日文芸文庫)
1995年8月『正義の剣』(講談社文庫)

1996年(平成8年)

収入額:3,521万2,000円
経費額:1,183万4,000円
課税対象額:2,321万8,000円
所得税額:490万6,000円
源泉徴収税額:355万7,000円
差引所得税納付額:134万8,000円
※備考:平均課税方式がとられている。

出版された著作
1996年1月『絆 春日部新平の簡裁事件簿』(双葉文庫)
1996年3月『伊藤博文と安重根』(文春文庫)
1996年10月『「オウム法廷」連続傍聴記①』(小学館)
1996年10月『「オウム法廷」連続傍聴記 (2) 麻原出廷②』(小学館)
1996年10月『オウム裁判を読む』(岩波書店)
1996年10月『ハダカの自分を生きてみな』(青春文庫)

1997年(平成9年)

収入額:4,676万7,000円
経費額:1,563万2,000円
課税対象額:3,024万2,000円
所得税額:716万9,000円
源泉徴収税額:536万8,000円
差引所得税納付額:180万1,000円
※備考:平均課税方式がとられている。

出版された著作
1997年2月『法廷のなかの人生』(岩波新書)
1997年8月『死刑囚 永山則夫』(講談社文庫)
1997年10月『宮崎勤裁判〈中〉』(朝日新聞社)
1997年10月『宮崎勤裁判〈下〉』(朝日新聞社)
1997年11月『冷えた鋼塊 上』(読売新聞社)
1997年11月『冷えた鋼塊 上』(読売新聞社)

1998年(平成10年)

収入額:3,854万5,000円
経費額:1,328万9,000円
課税対象額:2,487万9,000円
所得税額:587万1,000円
源泉徴収税額:384万9,000円
差引所得税納付額:202万2,000円

出版された著作
1998年3月『人が人を裁くということ』(青春出版社)
1998年4月『司法卿 江藤新平』(文春文庫)
1998年9月『裁判』(作品社)

1999年(平成11年)

収入額:2,987万7,000円
経費額:1,324万6,000円
課税対象額:1,741万円
所得税額:346万円
源泉徴収税額:307万5,000円
差引所得税納付額:385,000円
※備考:消費税課税事業者

出版された著作
1999年5月『もう一つの青春』(岩波書店)
1999年8月『悪女の涙―福田和子の逃亡十五年』(新潮社)
1999年9月『少年犯罪の風景-「親子の法廷」で考えたこと』(東京書籍)
1999年11月『死刑執行―隣りの殺人者〈1〉』(小学館文庫) ※『曠野へ 死刑囚の手記から』改題

この年、東京暮らしに別れを告げ、福岡県北九州市門司区に移住されています。

2000年(平成12年)

収入額:2,935万2,000円
経費額:1,317万5,000円
課税対象額:1,617万7,000円
所得税額:313万4,000円
源泉徴収税額:317万7,000円
差引所得税納付額:-4万3,000円(還付)
※備考:消費税課税事業者

出版された著作
2000年1月『白昼凶刃―隣りの殺人者〈2〉』(小学館文庫) ※『深川通り魔殺人事件』改題
2000年3月『法廷のなかの隣人たち』(潮出版社)
2000年4月『逃亡射殺  隣りの殺人者3』(小学館文庫) ※『旅人たちの南十字星』改題
2000年5月『成就者たち』(講談社)
2000年6月『女医絞殺 隣りの殺人4』(小学館文庫) ※『千葉大女医殺人事件』改題
2000年8月『組長狙撃 海燕ジョーの奇跡 隣りの殺人者5』(小学館文庫)
2000年9月『宮崎勤裁判〈中〉』(朝日学芸文庫)
2000年12月『宮崎勤裁判』(朝日学芸文庫)

2001年(平成13年)

収入額:2,478万円
経費額:1,567万円
課税対象額:1,395万円
所得税額:245万5,000円
源泉徴収税額:249万9,000円
差引所得税納付額:-4万4,000円(還付)

出版された著作
2001年1月『小説 大逆事件』(文藝春秋)
2001年4月『供述調書―佐木隆三作品集』(文藝春秋)
2001年7月『裁かれる家族―断たれた絆を法廷でみつめて』(東京書籍)
2001年11月『法廷の内と外で考える―犯罪者たちとの十年』(文芸社)

2002年(平成14年)

収入額:2,296万8,000円
経費額:1,048万7,000円
課税対象額:1,248万1,000円
所得税額:229万7,000円
源泉徴収税額:238万8,000円
差引所得税納付額:-34万1,000円(還付)

出版された著作
2002年4月『三つの墓標―小説・坂本弁護士一家殺害事件 』(小学館)
2002年11月『大義なきテロリスト―オウム法廷の16被告』(日本放送出版協会)

2003年(平成15年)

収入額:1,685万4,000円
経費額:936万4,000円
課税対象額:658万2,000円
所得税額:78万9,000円
源泉徴収税額:171万4,000円
差引所得税納付額:-92万4,000円(還付)

出版された著作
2003年5月『成就者たち』(講談社文庫)
2003年10月『少女監禁―「支配と服従」の密室で、いったい何が起きたのか』(青春出版社)

2004年(平成16年)

収入額:1,946万1,000円
経費額:1,053万8,000円
課税対象額:768万4,000円
所得税額:96万5,000円
源泉徴収税額:202万4,000円
差引所得税納付額:-105万9,000円(還付)

出版された著作
2004年2月『小説 大逆事件』
2004年2月『慟哭 小説・林郁夫裁判』(講談社)
2004年6月『証言台の母―小説医療過誤裁判』(弦書房)
2004年9月『深川通り魔殺人事件』(新風舎文庫)
2004年10月『宿老・田中熊吉伝』(文藝春秋)

2005年(平成17年)

収入額:1,763万9,000円
経費額:1,101万5,000円
課税対象額:662万3,000円
所得税額:66万8,000円
源泉徴収税額:177万8,000円
差引所得税納付額:-111万円(還付)

出版された著作
2005年6月『