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無名大学からキーエンス新卒採用はあるのか?
はる坊です。
今回は、キーエンスの新卒採用についてお伝えします。
大学卒と大学院修了者の合算ですが、一流大学・有名大学以外からもキーエンスに採用されている学生はいます。
国立大学・MARCH・関関同立(同クラスの大学も含む)以外の採用者を大学別に見ていきます。
成蹊大学・・・2名
日本大学・・・4名
東洋大学・・・1名
愛知学院大学・・・1名
中京大学・・・1名
名城大学・・・1名
京都産業大学・・・1名
京都女子大学・・・1名
近畿大学・・・2名
どの学部から内定・採用者がでているのか?
東洋大学からは経済学部の学生。
愛知学院大学からは経営学部経営学科の男子学生。
中京大学からは経営学部の学生。
近畿大学からは法学部の学生。
が採用されています。
また、名城大学では2年連続で法学部生が内定を勝ち取った模様です。
このデータを見ていきますと、いわゆる『学歴フィルター』による選別は、キーエンスではおこなわれていないことがわかります。
採用実績としては、国公立大学上位校・早慶上理・MARCH・関関同立以上の学生が数の上では多いことは確かです。
しかし、日東駒専・愛愛名中・産近甲龍クラスの学生も内定を勝ち取り、就職しています。
チャンスと可能性はあるのです。
最近は、入試でも就職でも安全志向が高まっており、
「『学歴フィルター』で落とされるからエントリーしない」
「どうせ一流企業・大企業は無理」
「自信がない」
「自分は○○大学だから・・・」
などの理由で、最初からその大学のレベルで内定を獲得できそうな企業を狙う学生も増えていますが、大企業・一流企業を最初から諦めるのはもったいないことです。
新卒就職のチャンス人生で一度きりです。
だったら、キーエンスに限らずですが、どんな有名企業・大企業でも、自分がすこしでも、
「行きたいな」
「働きたいな」
と思う企業があれば、挑戦してみたほうが、絶対にいいです。
何かをしなかった後悔は、ずっと続きますから・・・
新卒就職は情報戦です。信頼できる方から情報とサポートを受けましょう
2027年卒・2028年卒でこのページをご覧いただいている方は、少しでも就職に関する情報とサポートを受けられて、他の方よりずっと有利に就職活動を進められることをオススメします。
謙遜して、
「また、エントリーシート(ES)落ちた」
とか
「全然、内定取れない」
周囲に言っておきながら、着実に就職活動を進めて、しれっと第1志望から内定を獲得している人がザラにいるので、就職活動に遠慮や同情は禁物です。
これは、キーエンス志望の大学生にも言えることです。
残念な話ですが、キャリア採用も増加しているものの、まだ日本では新卒一括採用が主流で、新卒しか採用しない大企業もあるほどで、新卒での就活で失敗してしまうとリカバリーはかなり難しいです。
私は、プライム上場企業の人事担当者に話を聞いたことがあります。
「なぜ、新卒一括採用がメインなのでしょうね?」
その人事担当者の答えはこうでした。
「キャリア採用では、以前に在籍していた企業での仕事のやり方や文化が染みついている人材がいる。
一貫して新卒から当社で過ごしてきてきた人材と、余計な摩擦が起きることもある。
遠慮や困惑が職場を支配したら、仕事がやりにくいと感じる人間が多くなってしまう。
キャリア採用では、そういった面も含めて選考している。
それに、キャリア採用の場合は、転職サイトからの応募より、リファラル採用のほうが当社に合った人材を獲得できるね」
リファラル採用とは?
リファラル採用とは、自社の従業員が友人や知人など、自身が直接、信頼できる人脈を使って、
人材を自社に紹介(リファラル)して採用につなげる採用方法です。
自社の企業文化と仕事のやり方を深く理解している社員からの直接紹介なので、
自社と紹介(リファラル)採用候補者とのミスマッチが起こりにくく、入社後の定着率が高い、
また、人材紹介サービス会社を利用するよりも、採用コストも抑えられるメリットがあり、
現在、日本でも多くの企業で導入が進んでいます。
この答えは決してひとりからではなく、複数人からによるものです。
だからといって、リファラル採用は誰にでもチャンスがある訳ではありません。
名の知られた企業で働いている人材であることが、リファラル採用の対象になる第一条件だからです。
だからこそ、新卒で希望する企業の内定に向かって使える手はすべて使いましょう。
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だったら、自分がその方法を教えたい、と考えているからです。
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キーエンスの新卒採用についての考え方
キーエンスの採用についての考え方について、創業者で現在は名誉会長を務められている滝崎武光氏が、興味深い発言をインタビューのなかでされているので引用します。
“「偏差値の高い学生と低い学生を100名ずつ採用して、キーエンスで仕事をしてもらったら、偏差値の高い学生のほうが成果を挙げています。しかし、地頭の良さは別です」”
要するに、学力の高い学生を評価するものの、それは全てではなく、地頭の良さ・キーエンスに向いている学生という要素も充分に加味して、採用活動をおこなうのが基本路線であると考えることができます。
よって、世間的に偏差値の低い大学であっても、キーエンスに採用される可能性は充分に残されているわけです。
また、リード電機という社名だった当時から、キーエンスに商号が変更され、大阪証券取引所2部上場から東京証券取引所1部上場を果たしてからしばらくのあいだ、1980年代から1990年代初頭のキーエンスの役員を調べると、東京大学法学部出身者もいれば、世間的に馴染みのない学校の出身者もいました。
たとえば、明石短期大学とか。
キーエンスがリード電機として設立されてまもない頃に3番目の社員として入社、技術開発部門で活躍して、株式上場時から90年代初頭に常務取締役(その後、監査役)を務めた岡本光一氏は立命館大学理工学部卒業後、他社を経ての入社です。
上場時には大株主として3~4%のキーエンス株を保有されていました。
(ちなみに、キーエンス2人目の社員は女性で、岡本氏とご結婚されています。現在、岡本氏は、公益財団法人 プラザ・コム 代表理事として活躍中です。)
このことも、滝崎氏が上記の考えを持つに至った理由ではないかと、私は感じます。
かつて、キーエンスは人材採用に頭を悩ませていた
いまでこそ、キーエンスは『モンスター企業』と呼ばれ、従業員の平均年収が2,000万円を超える企業になりましたが、1980年代は新卒採用でも中途採用でも、常に頭を悩ませていました。
離職率が高かったのです。
離職率の高さについては、キーエンスが1987年に大阪証券取引所第2部に新規上場する際にも、記者から指摘されており、滝崎氏は「改善している」と述べていますが、記者が質問事項に加えるほどですから、平均勤続年数が低い状況にあり、外部から投資対象として見た場合、不安要素であったことがうかがえます。
これは、
売上高ではなく営業利益・営業利益率を一番に考え、従業員に極めてロジカルな思考を求める滝崎氏の考え方に、経験者採用者を中心に、まだついていける風潮ではなかったこと。
また、
この時代には年間賞与も6ヶ月~7ヶ月分。
残業代もフル支給されていましたが、まだ、キーエンスの売上高は73億円(1987年3月期決算)に過ぎず、営業利益率は30%台後半とこの頃から高かったものの、激務に対して、給与も年収ベースでいくと他社よりも100万円ほど高い状況で、「割に合わない」と考える従業員が一定数おり、
退職したのが要因と考えられます。
次に、この時代と現在のキーエンスの業績から、従業員に与えられるインセンティブを見ていきましょう。
1987年と2019年のキーエンスの従業員インセンティブの違い
1987年のキーエンス
1987年のキーエンスは従業員330名程度でした。
売上高73億円(1987年3月期決算)で営業利益率が38%と仮定します。そうすると営業利益27億7400万円。
このうちの10%を、インセンティブとして、従業員の給与と賞与に加算します。
ひとり頭の年間インセンティブは84万円ほど。
2019年のキーエンス
2019年6月17日に第50期有価証券報告書が、関東財務局長宛に提出されました。
連結決算ではなく、キーエンス単体の数字を見ていきます。
2019年3月期決算(2018年4月1日~2019年3月31日)
売 上 高:4,584億2,300万円
経常利益:2,902億3,800万円
従 業 員:2,388名
営業利益ではなく経常利益ですが、キーエンスの場合、毎年、営業利益と経常利益に大きな差違は見受けられませんので、経常利益率を算出しますが、経常利益率は63.31%です。
このうちの10%を、インセンティブとして、従業員の給与と賞与に加算します。
ひとり頭の年間インセンティブは1215万4020円になります。
単純計算ですが1987年と比較して、従業員に与えられるインセンティブは14.47倍に増加しています。
このインセンティブがキーエンス従業員の年収に反映されます。
キーエンスが高収入・高年収を誇る企業である秘密と理由がここにあります。
キーエンスの新卒採用について軽く触れます
キーエンスの新卒採用では、エントリーシートの提出はありません。
面接を重ねた選考をおこなっています。
第1次選考
まず、説明会に参加すること。
ここから選考がスタートします。
この説明会は、キーエンス本社ではなく、有名ホテルの大広間が使用されます。
4年制大学の卒業見込みであれば、どこの大学でも性別に関係なく、どなたでも参加できます。
これは、広く門戸を開いていることを学生にアピールすることも、狙いなのでしょう。
この説明会は、東京と大阪で複数回おこなわれます。
説明会終了後に、性格検査と20秒で自己PRを人事担当者の前でおこないます。
これが第1次選考です。
(ここは通過する学生が相当数います)
第2次選考
説得面接です
ここで、すでに営業力を図る段階に入っています。
「私は○○が嫌いです。そんな私を○○が好きになるように話してください」というものです。
面接官は、○○が嫌いだという理由を述べて、学生を説得しようとします。
ここで面接官に説得されてしまった学生は、ここで選考から落ちる傾向が強いです。
また、制限時間内に面接官を説得できなくても、学生側が面接官を○○好きになるよう話す内容によっては、次の選考に進む学生もいます。
第3次選考
第3次選考は、カメラ面接
カメラで学生の姿を360度映して、面接をおこないます。
これは、多面的に学生を評価する狙いがあります。ここで最終選考に残す学生が決められます。
(ここで一気にふるいに掛けられます)
最終選考
最終選考は、人事担当者と1対1での面接です。
ここでは、質問に対する回答について、かなり深いところまで突っ込まれます。
キーエンスに向いている学生かどうか?
キーエンスで働いていくことに必要なロジカルな思考の持ち主かどうか?
深いところまで突っ込まれ、突き詰められても破綻なく会話を成立させることができるかどうか?
これをクリアすれば、内定です。
元キーエンス従業員の方が書かれた本で、最もオススメしたいのがこちらです。
次にオススメしたい、充分に一読の価値があるのがこちらです。
【2018年11月に出版】キーエンスでの経験を生かしたサイト運営について普遍的で重要な事柄が凝縮された一冊。
キーエンスの社内ベンチャー・イプロスでウェブサイト作成・運営に携われた方の本です。
「心に触れるホームページをつくる」
筆者の秋山典丈さんは、キーエンスの社内ベンチャー・イプロスで『製造業向けマッチングサイト』を企画された方です。
東京工業大学大学院理工学研究科情報工学専攻修士課程修了後、1995年にキーエンスに入社。
2000年にキーエンスの社内ベンチャーとしてスタートしたイプロス(株式会社 イプロスとして法人設立は2001年)の立ち上げに参画され、「徹底的に受け手の身になってサイトを作る」ことに向き合われた経験を生かして書かれた本です。
秋山さんは2003年に独立され、現在はシステム開発とサイトコンサルティング・商品企画コンサルティングに携わる株式会社 レクタスの代表取締役を務められています。
この本では、個人でも法人でも、また初心者から上級者までサイト作成・運営にとって重要なことが満載されています。
私も折に触れて読み返しています。
サイト作成に関する本は多く出版されていますが、ここまで普遍的で重要な事柄が凝縮されている本はめったにありません。
キーエンスに興味のない方でも、ご自分のブログやサイト、そしてSNSで見る人の心をガッチリ掴みたいと少しでも思われている方なら、ぜひお読みになってください。
一橋大学イノベーション研究センターとキーエンスに長年在籍した方による共著です。
キーエンスの内部を知るには最もわかりやすいと思います。
ただ、『キーエンス~驚異的な業績を生み続ける経営哲学』というタイトルですが、『経営哲学』はどこにも書かれていません。
『経営哲学』を『経営目標』『経営手法』と読み替えるのが正しいと思います。
Kindle版しかありませんが、こちらもオススメできます。
また、もう一冊だけ、現在紙の書籍で入手することは困難ですが、機会があればぜひ読んでいただきたい本があります。
キーエンスに1986年に新卒で入社され、アンリツを経て、現在は立石シゲオ中小企業診断士事務所代表として活躍されている、経営コンサルタント・立石茂生氏が2014年に書かれた書籍です。
キーエンスで得られたノウハウを含めて、高収益企業を実現する経営指南書で示唆に富んだ良書中の良書なのですが、残念ながら古書でも手に入れるのは難しい状態です。
立石氏のホームページによると、2016年9月の時点では30,000円で古書がネット上で販売されていたようです。
これには、著者の立石氏も戸惑われたようですが、この本にそれだけの価値があると認められていることも、また事実でないかと私は思っております。
そのような状況が長く続きましたが、2020年8月にアマゾンKindleにて第2刷として出版されました。
Kindle Unlimited 会員の方は、このタイトルを追加料金なし(¥0円)でお読みになれます。
ご一読をおすすめいたします。
大学別 キーエンス就職実績一覧表
2019年3月卒業生の大学別キーエンス就職実績一覧表です。
大学か大学院修士か、学部・学科はどこかまでは記載しておりませんが、参考にはなるかと思います。
国公立大学
東京大学・・・9名
京都大学・・・8名
北海道大学・・・2名
東北大学・・・1名
大阪大学・・・5名
九州大学・・・1名
東京工業大学・・・8名
筑波大学・・・3名
千葉大学・・・1名
東京外国語大学・・・1名
首都大学東京・・・1名
横浜国立大学・・・3名
横浜市立大学・・・1名
大阪市立大学・・・1名
大阪府立大学・・・1名
神戸大学・・・1名
広島大学・・・1名
私立大学
早稲田大学・・・33名
慶應義塾大学・・・38名
上智大学・・・4名
明治大学・・・17名
青山学院大学・・・4名
立教大学・・・8名
中央大学・・・8名
法政大学・・・4名
成蹊大学・・・2名
日本大学・・・4名
東洋大学・・・1名
東京理科大学・・・1名
芝浦工業大学・・・1名
愛知学院大学・・・1名
中京大学・・・1名
南山大学・・・3名
名城大学・・・1名
同志社大学・・・19名
立命館大学・・・16名
関西大学・・・4名
関西学院大学・・・9名
京都産業大学・・・1名
京都女子大学・・・1名
近畿大学・・・2名
最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました。
心より御礼申し上げます。
新卒就職のチャンス人生で一度きりです。
だったら、キーエンスに限らずですが、どんな有名企業・大企業でも、自分がすこしでも、
「行きたいな」
「働きたいな」
と思う企業があれば、挑戦してみたほうが、絶対にいいです。
何かをしなかった後悔は、ずっと続きますから・・・
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