生涯収入9億6400万円 !代表作『復讐するは我にあり』の直木賞作家・佐木隆三氏が晩年に公表した30年間の収支一覧表
直木賞作家の生涯収入は?
はる坊です。
人間は他人のことが気になる生き物です。
例えば、収入。
あの人は幾らくらいひと月に稼いでいるんだろう?
あの職業に就いている人はどれくらいの年収があるんだろう?
例えば、作家・小説家。
2015年11月、作家の森博嗣さんが『作家の収支』という新書で、“「19年間で、総発行部数1400万部。累計で15億円の収入を得た」”と公表されました。
森さんは、事あるごとに、ご自身を〝マイナ〟であると定義されていますが、
著書はコンスタントに出されており、同時にコンスタントに売れ続けている作家です。
2018年には著書の累計売上数が1600万部を突破していますので、
〝出版巨大不況〟のご時世で、稼ぎは〝超メジャ〟であると思います。
2020年11月に刊行された『勉強の価値』も非常に面白くオススメです。
しかし、コンスタントに売れる本を出し続けていると言い難い作家の収入はどうなんだろう?
という疑問が出てきます。
そんななか、2007年(平成17年)に過去30年間の収支を公表した方がいます。
代表作のひとつ『身分帳』を原作にした映画『すばらしき世界』が2021年2月11日に西川美和監督・役所広司主演で公開された、直木賞作家の佐木隆三さんです。
ネタバレは避けますが、映画の原作小説となる『身分帳』は、実在の人物である田村明義をモデルに、主人公・山川一の人生を、佐木さんが得意とする〝ノンフィクション・ノベル〟の形で進んでいきます。
原作小説は1990年に講談社よりハードカバーが刊行され、1993年に文庫化。
1991年には第2回伊藤整文学賞を受賞しています。
文庫は絶版の状態が続いていましたが、今回の映画公開により文庫が復刊(併せて電子書籍化も)されました。
今回の復刊にあたって、主人公・山川一の最後を描いた『行路病死人──小説『身分帳』補遺』と西川美和さんによる解説も収録されています。
さて、佐木さんが公表された数字ですごい点は、毎年の収入だけではなく、
・経費
・課税対象額
・所得税額
・源泉徴収税額
・差引納付額
と、支出や納税額についても、細かく公にされたことでしょう。
佐木さんの代表作と言えば、直木賞受賞作であり、今村昌平監督・緒形拳主演で映画化された『復讐するは我にあり』ですが、
タイトルのせいか、意外にこの作品は西村寿行作品だと思っている方も一定数おられるようです。
ちなみに『復讐するは我にあり』は、新約聖書の(ローマ人への手紙 第12章 第19節)に出てくる『愛する者よ、自ら復讐すな、ただ神の怒に任せまつれ。録して「主いひ給ふ、復讐するは我にあり、我これに報いん」とあり』という言葉の一部であり、これは、《悪人に復讐を与えるのは神である》という意味といわれています。
佐木さんは『新約聖書』の言葉をタイトルに引用した形です。
しかし、最も一般的な佐木隆三さんのイメージは、何か物騒な事件が起きると、
ワイドショーやニュース番組で「作家のサキリューゾーさんは」とコメントをしていたおじさんではないでしょうか。
それでは、佐木隆三さんの30年間の収支一覧表です。
その下に、佐木隆三さんの詳しいプロフィールを紹介していますので、興味のある方はご覧ください。
1976年(昭和51年)~2005年(平成17年)分 佐木隆三 連年収支一覧表
1976年(昭和51年)
収入額:5,288万6,000円
経費額:1,449万9,000円
課税対象額:3,798万7,000円
所得税額:772万4,000円
源泉徴収税額:773万4,000円
差引納付額:-1万円
※備考 『復讐するは我にあり』の直木賞受賞で、前年度より急激に収入が増えたため、課税は平均課税方式がとられている。
出版された著作
1975年11月『復讐するは我にあり(上下)』(講談社)
1976年2月『沖縄住民虐殺-日兵虐殺と米国犯罪』(新人物往来社)
1976年2月『大将とわたし』(講談社)
1976年5月『狼からの贈物』(河出書房新社)
1976年6月『大罷業』(田畑書店)
1976年6月『ジャンケンポン協定』(講談社文庫)
1976年9月『偉大なる祖国アメリカ』(勁文社)
※『復讐するは我にあり』は1975年11月の刊行ですが、直木賞受賞で43万部を超えるベストセラーとなり、1976年分の収入に大きく寄与しているため、この年に出版された著作に含めました。
1976年に刊行された本の多くは、過去に一度刊行されて絶版状態にあったものや単行本化されていなかった原稿をまとめたものが目立ちます。
佐木さんは、直木賞受賞まで11冊の本を出されていますが、それらが版元を変えたり文庫化されて再度刊行されている形です。
『新宿鮫』シリーズが累計600万部以上の大ベストセラーになるまでに出した28冊ことごとくが売れず(28冊目は『氷の森』で大沢在昌作品の文庫では一番売れているのにわからないものです)、29冊目の『新宿鮫』が大ヒットして、それまでに書いて絶版になっていた本が次々に復刊されて、それらを〝ゾンビ本〟と呼んだ大沢在昌さんみたいな感じでしょうか。
1977年(昭和52年)
収入額:2,590万円
経費額:864万9,000円
課税対象額:1,685万1,000円
所得税額:482万4,000円
源泉徴収税額:269万8,000円
差引所得税納付額:212万5,000円
出版された著作
1977年2月『ドキュメント狭山事件』(文藝春秋)
1977年2月『日本漂民物語』(講談社)
1977年4月『越山田中角栄』(朝日新聞社)
1977年5月『殺人百科 』(徳間書店)
1977年10月『人生漂泊』(時事通信社)
1978年(昭和53年)
収入額:2,626万1,000円
経費額:939万円
課税対象額:1,649万1,000円
所得税額:465万2,000円
源泉徴収税額:268万円
差引所得税納付額:197万1,000円
出版された著作
1978年1月『偉大なる祖国アメリカ』(角川文庫)
1978年1月『実験的生活』(講談社)
1978年2月『閃光に向かって走れ』(文藝春秋)
1978年3月『男たちの祭り』(角川文庫)
1978年4月『詐欺師』(潮出版社)
1978年6月『愛の潮路』(光文社)
1978年9月『続人生漂泊』(時事通信社)
1978年10月『娼婦たちの天皇陛下』
1978年11月『大罷業』(角川文庫)
1978年12月『誓いて我に告げよ』(角川書店)
1978年12月『復讐するは我にあり(上)』(講談社)
1978年12月『復讐するは我にあり(下)』(講談社)
1979年(昭和54年)
収入額:4,963万8,000円
経費額:1,389万2,000円
課税対象額:3,536万7,000円
所得税額:11,787,000円
源泉徴収税額:682万7,000円
差引所得税納付額:495万9,000円
※備考:納税に平均課税方式がとられている。
出版された著作
1979年4月『曠野へ 死刑囚の手記から』(講談社)
1979年5月『事件百景-陰の隣人としての犯罪者たち』(徳間書店)
1979年5月『ドキュメント狭山事件』(文春文庫)
1979年6月『男と女のいる風景』(文藝春秋)
1979年9月『無宿の思想』(時事通信社)
1979年12月『錆びた機械』(潮出版社)
※1977年分(昭和52年分)・1978年分(昭和53年分)から収入が大幅に増加しているのは、1979年(昭和54年)4月21日に、今村昌平監督・緒形拳主演で公開された『復讐するは我にあり』の映画化により、講談社から出版された文庫本が版を重ねたのが理由と考えられる。
1980年(昭和55年)
収入額:3,283万8,000円
経費額:1,136万9,000円
課税対象額:2,105万9,000円
所得税額:684万7,000円
源泉徴収税額:352万2,000円
差引所得税納付額:332万4,000円
出版された著作
1980年2月『海燕ジョーの奇跡』(新潮社)
1980年2月『殺人百科 PARTⅡ』(徳間書店)
1980年5月『旅人たちの南十字星』(文藝春秋)
1980年11月『波に夕陽の影もなく 海軍少佐竹内十次郎の生涯』(中央公論社)
1980年11月『風恋花』(潮出版社)
1981年(昭和56年)
収入額:3,570万2,000円
経費額:1,117万9,000円
課税対象額:2,412万6,000円
所得税額:850万5,000円
源泉徴収税額:409万8,000円
差引所得税納付額:440万4,000円
出版された著作
1981年2月『越山田中角栄』(徳間文庫)
1981年4月『殺人百科』(文春文庫)
1981年4月『冷えた鋼塊(上巻)』(集英社)
1981年4月『冷えた鋼魂(下巻)』(集英社)
1981年5月『幸せの陽だまり』(潮出版社)
1981年6月『欲望の塀』(文藝春秋)
1981年10月『日本漂民物語』(徳間文庫)
1981年12月『右の腕』(学習研究社)
1982年(昭和57年)
収入額:4,219万5,000円
経費額:1,506万1,000円
課税対象額:2,873万4,000円
所得税額:1,022万2,000円
源泉徴収税額:468万5,000円
差引所得税納付額:553万7,000円
※備考:納税に平均課税方式がとられている。
出版された著作
1982年1月『大将とわたし』(講談社文庫)
1982年2月『詐欺師』(文春文庫)
1982年3月『殺人百科 PARTⅢ』(徳間書店)
1982年4月『沖縄住民虐殺-日兵虐殺と米国犯罪』(徳間文庫)
1982年5月『政商 小佐野賢治』(講談社)
1982年5月『我が沖縄ノート』(潮出版社)
1982年6月『土曜日の騎士』(河出書房新社)
1982年7月『新撰組』(文藝春秋)
1982年8月『きのこ雲』(中央公論社)
1982年8月『ジミーとジョージ』(集英社)
1982年9月『娼婦たちの天皇陛下』(徳間文庫)
1982年10月『噂になった女たち』(文藝春秋)
1982年12月『閃光に向かって走れ』(文春文庫)
1983年(昭和58年)
収入額:2,533万4,000円
経費額:1,005万9,000円
課税対象額:1,527万5,000円
所得税額:391万5,000円
源泉徴収税額:312万円
差引所得税納付額:79万4,000円
出版された著作
1983年3月『曠野へ』(講談社文庫)
1983年4月『英雄』(集英社)
1983年6月『深川通り魔殺人事件』(文藝春秋)
1983年9月『海燕ジョーの奇跡』(新潮文庫)
1983年10月『田中角栄の風景―戦後初期・炭管疑獄』(徳間書店)
1983年10月『波に夕陽の影もなく』(中公文庫)
1983年10月『冷えた鋼塊(上)』集英社文庫
1983年10月『冷えた鋼塊(下)』集英社文庫
1984年(昭和59年)
収入額:3,961万3,000円
経費額:1,493万円
課税対象額:2,468万3,000円
所得税額:783万2,000円
源泉徴収税額:415万6,000円
差引所得税納付額:367万5,000円
※備考:納税に平均課税方式がとられている。
出版された著作
1984年2月『誓いて我に告げよ』(角川文庫)
1984年6月『殺人百科 一』(徳間文庫)
1984年6月『殺人百科 二』(徳間文庫)
1984年9月『男の自画像』(佼正出版社)
1984年9月『千葉大女医殺人事件』(徳間書店)
1984年9月『殺人百科 三』(徳間文庫)
1984年10月『人生漂泊』(潮文庫)
1985年(昭和60年)
収入額:2,615万4,000円
経費額:931万1,000円
課税対象額:1,684万3,000円
所得税額:424万5,000円
源泉徴収税額:297万9,000円
差引所得税納付額:126万5,000円
出版された著作
1985年4月『ありふれた奇蹟』(講談社)
1985年4月『翔んでる十兵衛(上)』(潮出版社)
1985年4月『翔んでる十兵衛(下)』(潮出版社)
1985年7月『一・二審死刑、残る疑問―別府三億円保険金殺人事件』(徳間書店)
1985年9月『勝ちを制するに至れり〈上〉』(毎日新聞社)
1985年9月『勝ちを制するに至れり〈下〉』(毎日新聞社)
1985年10月『事件百景―陰の隣人としての犯罪者たち』(文春文庫)
1985年12月『犯罪するは我にあり―佐木隆三文学ノート』(作品社)
1986年(昭和61年)
収入額:3,126万9,000円
経費額:1,077万5,000円
課税対象額:2,049万4,000円
所得税額:638万6,000円
源泉徴収税額:338万4,000円
差引所得税納付額:300万3,000円
出版された著作
1986年1月『ジミーとジョージ』(潮文庫)
1986年2月『政商 小佐野賢治』(徳間文庫)
1986年5月『殺人百科〈Part4〉―陰の隣人としての犯罪者たち』(徳間書店)
1986年7月『旅人たちの南十字星』(文春文庫)
1986年7月『南へ走れ、海の道を!』(徳間書店)
1986年12月『恋文三十年 沖縄・仲間翻訳事務所の歳月』(学習研究社)
1987年(昭和62年)
収入額:3,315万5,000円
経費額:1,053万9,000円
課税対象額:2,261万6,000円
所得税額:600万1,000円
源泉徴収税額:356万7,000円
差引所得税納付額:243万4,000円
※備考:納税に平均課税方式がとられている。
出版された著作
1987年4月『華やかな転落』(潮出版社)
1987年5月『男の責任―女高生・OL連続誘拐殺人事件』(徳間書店)
1987年7月『わが沖縄ノート』(徳間文庫)
1987年7月『殺人百科―陰の隣人としての犯罪者たち〈2〉』(文春文庫)
1987年7月『殺人百科―陰の隣人としての犯罪者たち〈3〉 』(文春文庫)
1987年10月『深川通り魔殺人事件』(文春文庫)
1988年(昭和63年)
収入額:2,279万9,000円
経費額:778万8,000円
課税対象額:1,501万9,000円
所得税額:337万3,000円
源泉徴収税額:246万円
差引所得税納付額:91万3,000円
出版された著作
1988年12月『勝ちを制するに至れり〈上〉』(文春文庫)
1988年12月『勝ちを制するに至れり〈下〉』(文春文庫)
1989年(昭和64年・平成元年)
収入額:2,883万1,000円
経費額:845万4,000円
課税対象額:2,037万7,000円
所得税額:537万9,000円
源泉徴収税額:297万4,000円
差引所得税納付額:240万5,000円
※備考:納税に平均課税方式がとられている。
出版された著作
1989年9月『千葉大女医殺人事件』(徳間文庫)
1989年11月『リクルート帝王の白日夢』(双葉社)
1990年(平成2年)
収入額:3,734万6,000円
経費額:1,220万3,000円
課税対象額:2,514万3,000円
所得税額:647万7,000円
源泉徴収税額:410万5,000円
差引所得税納付額:237万1,000円
※備考:納税に平均課税方式がとられている。
※収入(売上)3,000万円以上の為、消費税課税事業者。
出版された著作
1990年2月『バカなふりして生きてみな』(青春出版社)
1990年3月『裁判長大岡淳三』(講談社)
1990年6月『身分帳』(講談社)※第2回伊藤整文学賞受賞
1990年7月『新撰組事件帳』(文春文庫)
1990年9月『別府三億円保険金殺人事件』(徳間文庫)
1991年(平成3年)
収入額:2,961万8,000円
経費額:1,259万1,000円
課税対象額:1,702万7,000円
所得税額:393万6,000円
源泉徴収税額:303万8,000円
差引所得税納付額:89万8,000円
出版された著作
1991年8月『宮崎勤裁判〈上〉 』(朝日新聞社)
1991年9月『女高生・OL連続誘拐殺人事件』(徳間書店)
1991年9月『親が知らなかった子の愛し方』(青春出版社)
1991年12月『いま、裁判が面白い』(蒼樹社)
1992年(平成4年)
収入額:5,574万7,000円
経費額:1,883万4,000円
課税対象額:3,619万2,000円
所得税額:1,127万7,000円
源泉徴収税額:576万2,000円
差引所得税納付額:551万4,000円
※備考:納税に平均課税方式がとられている。
※収入(売上)3,000万円以上の為、消費税課税事業者。
出版された著作
1992年2月『恩讐海峡』(双葉社)
1992年4月『法廷の賓客たち』(河出書房新社)
1992年7月『正義の剣』(講談社)
1992年7月『捜査検事片桐葉子』(双葉社)
1992年10月『しぶとさの自分学』(青春出版社)
1992年11月『越山田中角栄』(現代教養文庫)
1992年11月『伊藤博文と安重根』(文藝春秋)
※1990年前後に、オリジナルキャラクターを造形した小説を何冊か刊行されましたが、
こちらの売れ行きは良くなかったと佐木隆三氏ご本人が述懐されています。
1993年(平成5年)
収入額:2,909万円
経費額:1,075万5,000円
課税対象額:1,835万5,000円
所得税額:444万2,000円
源泉徴収税額:332万6,000円
差引所得税納付額:111万5,000円
出版された著作
1993年1月『殺人百科 四』(徳間文庫)
1993年2月『矯正労働者の明日』(河出書房新社)
1993年3月『裁判長大岡淳三』(講談社文庫)
1993年6月『生きている裁判官』(中央公論社)
1993年6月『身分帳』(講談社文庫)
1993年9月『闇の中の光』(徳間書店)
1993年9月『錬金術師の白日夢』(双葉文庫)
1994年(平成6年)
収入額:2,821万5,000円
経費額:874万5,000円
課税対象額:1,922万円
所得税額:362万1,000円
源泉徴収税額:329万6,000円
差引所得税納付額:32万5,000円
出版された著作
1994年1月『絆 春日部新平の簡裁事件簿』(双葉社)
1994年4月『恩讐海峡』(双葉文庫)
1994年6月『バカなふりして生きてみな』(青春文庫)
1994年7月『死刑囚 永山則夫』(講談社)
1994年10月『捜査検事片桐葉子』(双葉社)
1995年(平成7年)
収入額:3,049万4,000円
経費額:1,125万円
課税対象額:1,880万4,000円
所得税額:365万7,000円
源泉徴収税額:325万9,000円
差引所得税納付額:39万7,000円
出版された著作
1995年4月『司法卿 江藤新平』(文藝春秋)
1995年6月『白鳥正宗刑事の事件帳』(中央公論社)
1995年6月『宮崎勤裁判〈上〉』(朝日文芸文庫)
1995年8月『正義の剣』(講談社文庫)
1996年(平成8年)
収入額:3,521万2,000円
経費額:1,183万4,000円
課税対象額:2,321万8,000円
所得税額:490万6,000円
源泉徴収税額:355万7,000円
差引所得税納付額:134万8,000円
※備考:平均課税方式がとられている。
出版された著作
1996年1月『絆 春日部新平の簡裁事件簿』(双葉文庫)
1996年3月『伊藤博文と安重根』(文春文庫)
1996年10月『「オウム法廷」連続傍聴記①』(小学館)
1996年10月『「オウム法廷」連続傍聴記 (2) 麻原出廷②』(小学館)
1996年10月『オウム裁判を読む』(岩波書店)
1996年10月『ハダカの自分を生きてみな』(青春文庫)
1997年(平成9年)
収入額:4,676万7,000円
経費額:1,563万2,000円
課税対象額:3,024万2,000円
所得税額:716万9,000円
源泉徴収税額:536万8,000円
差引所得税納付額:180万1,000円
※備考:平均課税方式がとられている。
出版された著作
1997年2月『法廷のなかの人生』(岩波新書)
1997年8月『死刑囚 永山則夫』(講談社文庫)
1997年10月『宮崎勤裁判〈中〉』(朝日新聞社)
1997年10月『宮崎勤裁判〈下〉』(朝日新聞社)
1997年11月『冷えた鋼塊 上』(読売新聞社)
1997年11月『冷えた鋼塊 上』(読売新聞社)
1998年(平成10年)
収入額:3,854万5,000円
経費額:1,328万9,000円
課税対象額:2,487万9,000円
所得税額:587万1,000円
源泉徴収税額:384万9,000円
差引所得税納付額:202万2,000円
出版された著作
1998年3月『人が人を裁くということ』(青春出版社)
1998年4月『司法卿 江藤新平』(文春文庫)
1998年9月『裁判』(作品社)
1999年(平成11年)
収入額:2,987万7,000円
経費額:1,324万6,000円
課税対象額:1,741万円
所得税額:346万円
源泉徴収税額:307万5,000円
差引所得税納付額:385,000円
※備考:消費税課税事業者
出版された著作
1999年5月『もう一つの青春』(岩波書店)
1999年8月『悪女の涙―福田和子の逃亡十五年』(新潮社)
1999年9月『少年犯罪の風景-「親子の法廷」で考えたこと』(東京書籍)
1999年11月『死刑執行―隣りの殺人者〈1〉』(小学館文庫) ※『曠野へ 死刑囚の手記から』改題
この年、東京暮らしに別れを告げ、福岡県北九州市門司区に移住されています。
2000年(平成12年)
収入額:2,935万2,000円
経費額:1,317万5,000円
課税対象額:1,617万7,000円
所得税額:313万4,000円
源泉徴収税額:317万7,000円
差引所得税納付額:-4万3,000円(還付)
※備考:消費税課税事業者
出版された著作
2000年1月『白昼凶刃―隣りの殺人者〈2〉』(小学館文庫) ※『深川通り魔殺人事件』改題
2000年3月『法廷のなかの隣人たち』(潮出版社)
2000年4月『逃亡射殺 隣りの殺人者3』(小学館文庫) ※『旅人たちの南十字星』改題
2000年5月『成就者たち』(講談社)
2000年6月『女医絞殺 隣りの殺人4』(小学館文庫) ※『千葉大女医殺人事件』改題
2000年8月『組長狙撃 海燕ジョーの奇跡 隣りの殺人者5』(小学館文庫)
2000年9月『宮崎勤裁判〈中〉』(朝日学芸文庫)
2000年12月『宮崎勤裁判』(朝日学芸文庫)
2001年(平成13年)
収入額:2,478万円
経費額:1,567万円
課税対象額:1,395万円
所得税額:245万5,000円
源泉徴収税額:249万9,000円
差引所得税納付額:-4万4,000円(還付)
出版された著作
2001年1月『小説 大逆事件』(文藝春秋)
2001年4月『供述調書―佐木隆三作品集』(文藝春秋)
2001年7月『裁かれる家族―断たれた絆を法廷でみつめて』(東京書籍)
2001年11月『法廷の内と外で考える―犯罪者たちとの十年』(文芸社)
2002年(平成14年)
収入額:2,296万8,000円
経費額:1,048万7,000円
課税対象額:1,248万1,000円
所得税額:229万7,000円
源泉徴収税額:238万8,000円
差引所得税納付額:-34万1,000円(還付)
出版された著作
2002年4月『三つの墓標―小説・坂本弁護士一家殺害事件 』(小学館)
2002年11月『大義なきテロリスト―オウム法廷の16被告』(日本放送出版協会)
2003年(平成15年)
収入額:1,685万4,000円
経費額:936万4,000円
課税対象額:658万2,000円
所得税額:78万9,000円
源泉徴収税額:171万4,000円
差引所得税納付額:-92万4,000円(還付)
出版された著作
2003年5月『成就者たち』(講談社文庫)
2003年10月『少女監禁―「支配と服従」の密室で、いったい何が起きたのか』(青春出版社)
2004年(平成16年)
収入額:1,946万1,000円
経費額:1,053万8,000円
課税対象額:768万4,000円
所得税額:96万5,000円
源泉徴収税額:202万4,000円
差引所得税納付額:-105万9,000円(還付)
出版された著作
2004年2月『小説 大逆事件』
2004年2月『慟哭 小説・林郁夫裁判』(講談社)
2004年6月『証言台の母―小説医療過誤裁判』(弦書房)
2004年9月『深川通り魔殺人事件』(新風舎文庫)
2004年10月『宿老・田中熊吉伝』(文藝春秋)
2005年(平成17年)
収入額:1,763万9,000円
経費額:1,101万5,000円
課税対象額:662万3,000円
所得税額:66万8,000円
源泉徴収税額:177万8,000円
差引所得税納付額:-111万円(還付)
出版された著作 はる坊です。 1位 三船敏郎 5億5949万円 2位 黒柳徹子 1億5207万円 3位 林成年 1億4599万円 4位 長谷川稀世 9993万円 5位 加山雄三 8702万円 6位 明石家さんま 8643万円 7位 三田佳子 6627万円 8位 和泉雅子 5557万円 9位 関口宏 5552万円 10位 加藤茶 5539万円 11位 根津甚八 5335万円 12位 森光子 5240万円 13位 山城新伍 4452万円 14位 松本幸四郎 4378万円(二代目 松本白鸚) 15位 田中邦衛 4295万円 16位 市川猿之助 4212万円(二代目 市川猿翁) 17位 二谷英明 4158万円 18位 風間杜夫 4073万円 19位 石原裕次郎 3985万円 ※1位にランクインした三船敏郎は、土地売却により所得が急増したことによりランクイン。 ※2位の林成年と3位の長谷川稀世は、国民栄誉賞を受賞した名俳優・長谷川一夫の実子で、共に俳優・女優であり、主に助演で存在を示した。 林成年は、大林宣彦監督の『廃市』の弁慶役か、伊丹十三監督の映画『タンポポ』で、高級中華料理でもてなしながら東北大学教授を騙る老詐欺師に投資話を持ちかけるあやしい男役が一番有名か。 ※8位にランクインした和泉雅子は、1960年代に吉永小百合、松原智恵子とともに『日活三人娘』と呼ばれた女優。1985年に北極点踏破を目指して、1億円以上の費用を遣い挑戦したものの失敗に終わるが、逆にこの挑戦が話題となり、テレビ出演や講演依頼が殺到してランクインしたと思われる。 1位 桑田佳祐 8540万円(KUWATA BAND) 2位 森進一 8454万円 3位 美空ひばり 8105万円 4位 五木ひろし 5630万円 5位 北島三郎 4059万円 6位 小柳ルミ子 3890万円 7位 中森明菜 3869万円 10位 石川さゆり 3376万円 11位 吉田拓郎 3375万円 12位 谷村新司 3265万円 13位 矢沢永吉 2644万円 14位 研ナオコ 2632万円 15位 牧村三枝子 2527万円 16位 井上陽水 2481万円 17位 中島みゆき 2424万円 18位 小泉今日子 2205万円 19位 田原俊彦 2167万円 20位 新沼謙治 2164万円 1位 千宗室 3億2109万円(茶道家元) 2位 小原豊雲 1億6872万円(華道家元) 3位 千宗左 1億6431万円(茶道家元) 4位 加山又造 1億5455万円(日本画家) 5位 高橋留美子 1億4754万円(漫画家) 6位 斎藤都世子 1億4754万円(ニットデザイナー) 7位 北村西望 1億3319万円(彫刻家) 8位 藤本弘 1億3274万円(漫画家 藤子・F・不二雄) 9位 安孫子素雄 1億3211万円(漫画家 藤子不二雄A) 10位 高橋陽一 1億2519万円(漫画家) 11位 南大路一 1億2003万円(洋画家) 12位 林良至 1億1803万円(ファッションデザイナー) 13位 嶋田隆司 1億1615万円(漫画家 ゆでたまご) 14位 東山魁夷 1億1584万円(日本画家) 15位 秋本治 1億1117万円(漫画家) 16位 芦田淳 1億0698万円(ファッションデザイナー) 17位 舟越保武 1億0261万円(彫刻家) 18位 中井義則 1億0033万円(漫画家 ゆでたまご) 19位 平山郁夫 9743万円(日本画家) 20位 渡辺貞夫 8958万円(サックスプレイヤー) ※千宗室・・・茶道裏千家前家元15代汎叟宗室。現在の千玄室 ※小原豊雲・・・いけばな小原流三世家元 ※千宗左・・・茶道表千家13代家元 ※12位にランクインした林良至は、ファッションブランド・伊太利屋会長。 1位 黒柳徹子 1億5747万円 2位 京マチコ 1億2870万円 3位 志村けん 9055万円 4位 三田佳子 8338万円 5位 加山雄三 7818万円 6位 滝沢修 7609万円 7位 加藤茶 7553万円 8位 喜多道枝 7395万円 9位 山城新伍 5966万円 10位 大楠道代 5831万円 11位 和泉雅子 5738万円 12位 吉永小百合 5703万円 13位 渥美清 5597万円 14位 森光子 5588万円 15位 薬師丸ひろ子 5425万円 16位 関口宏 5299万円 17位 風間杜夫 5297万円 18位 三浦友和 4878万円 19位 川口浩 4639万円 20位 柴田恭兵 4507万円 ※2位の京マチコ、6位の滝沢修、8位の喜多三枝は不動産売却によるランクイン。 歌手部門 2位 石井好子 2億5838万円 3位 松田トシ 9825万円(松田敏江の名でも活動) 4位 小柳ルミ子 6943万円 5位 森進一 6385万円 6位 桑田佳祐 5651万円(サザンオールスターズ) 7位 五木ひろし 5510万円 8位 高見沢俊彦 5360万円(THE ALFEE) 9位 中森明菜 4765万円 10位 北島三郎 4248万円 11位 井上陽水 3926万円 12位 浜田省吾 3543万円 13位 谷村新司 3192万円 14位 中島みゆき 3179万円 15位 矢沢永吉 3120万円 16位 吉幾三 2969万円 17位 長渕剛 2883万円 18位 川中美幸 2767万円 19位 三浦洸一 2549万円 ※1位の園まり、2位の石井好子、3位の松田トシは揃って、不動産の売却益によるランクイン。 園まりは、1960年代に中尾ミエ、伊東ゆかりと〝スパーク3人娘〟と呼ばれて活躍したが、70年代以降は芸能界の第一線から退いている状態だったが、弟とともに赤坂に所有していた土地を売却したことで突然のランクイン。 2位の石井好子はシャンソン歌手。 3位の松田トシは歌手として活動後は、後進育成に力を入れ、NHKラジオで〝うたのおばさん〟と親しまれる一方、『スター誕生!』の審査員を務めた際には、出場者に対して厳しいコメントをすることで有名になった。 ※19位の三浦洸一は1950~1960年代に活躍した歌手だが、80年代に入ってから、CM出演や『笑っていいとも』にレギュラー出演するなど露出が増えた。 1位 千宗室 2億4973万円(茶道家元) 2位 藤本弘 1億7946万円(漫画家 藤子・F・不二雄) 3位 小原豊雲 1億7542万円(華道家元) 4位 高橋留美子 1億7015万円(漫画家) 5位 千宗左 1億6071万円(茶道家元) 6位 平山郁夫 1億4767万円(日本画家) 7位 車田正美 1億3751万円(漫画家) 8位 斎藤都世子 1億2679万円(ニットデザイナー) 9位 安孫子素雄 1億2675万円(漫画家 藤子不二雄A) 10位 加山又造 1億2325万円(日本画家) 11位 中川一政 1億2520万円(洋画家) 12位 吉田聡 1億0576万円(漫画家) 13位 原田観峰 1億0388万円(書道家) 14位 亀倉雄策 1億0178万円(商業デザイナー) 15位 芦田淳 1億0120万円(ファッションデザイナー) 16位 秋元康 1億0061万円(作詞家) 17位 まつもと泉 9939万円(漫画家) 18位 秋本治 9596万円(漫画家) 19位 玉置宏 9557万円(司会者) 20位 東山魁夷 8859万円(日本画家) ※12位の吉田聡は少年KING連載の『湘南暴走族』、週刊少年サンデー連載の『ちょっとヨロシク!』でヒットを飛ばしていた。 『湘南暴走族』が江口洋介主演で実写映画化、並行して制作されたOVAもシリーズ化され、作品人気が高まったことが、ランクインの要因。 ※16位の秋元康はフジテレビ系バラエティ番組『夕焼けニャンニャン』の企画・構成を担当し『おニャン子クラブ』メンバーの作詞を手掛けたことで、一躍、時代の寵児に躍り出た。 またこの頃秋元は、1956年生まれと2歳逆にサバを読んでおり(実際は1958年生まれ)、20代後半でランクインをしたことになる。 ※17位のまつもと泉は『きまぐれオレンジロード』のヒット。 ※18位の秋本治は『こちら亀有公園前派出所(こち亀)』が安定した売上を見せランクイン。 1位 三田佳子 1億3928万円 2位 黒柳徹子 1億2294万円 3位 松本幸四郎 1億2279万円(二代目松本白鸚) 4位 中村吉右衛門 1億1421万円 5位 富士真奈美 1億0569万円 6位 志村けん 9267万円 7位 吉永小百合 8713万円 8位 竜雷太 7134万円 9位 加山雄三 6686万円 10位 ビートたけし 6627万円 11位 山城新伍 6272万円 12位 山田邦子 6239万円 13位 関口宏 5931万円 14位 ケーシー高峰 5808万円 15位 加藤茶 5249万円 16位 大楠道代 4864万円 17位 森光子 4350万円 18位 桂三枝 4300万円 19位 森繁久彌 4175万円 20位 風間杜夫 4170万円 ※3位の松本幸四郎(現在の二代目松本白鸚)、4位の中村吉右衛門、5位の富士真奈美は、本業に加えて、いずれも不動産売却益によって所得が増加したことがランクアップ・ランクインの影響。 1位 北島三郎 9573万円 2位 森進一 8834万円 3位 五木ひろし 5295万円 4位 長渕剛 5204万円 5位 桑田佳祐 4460万円(サザンオールスターズ) 6位 中森明菜 4401万円 7位 谷村新司 3946万円 8位 高見沢俊彦 3853万円(THE ALFEE) 9位 松田トシ 3693万円 10位 浜田省吾 3563万円 11位 土橋安騎夫 3513万円(レベッカ) 12位 吉幾三 3449万円 13位 石川さゆり 3417万円 14位 笈田敏夫 3413万円 15位 川中美幸 3406万円 16位 MIE 3373万円(未唯mie) 17位 NOKKO 3359万円(レベッカ) 18位 飛鳥涼 3188万円(CHAGE&ASKA) 19位 井上陽水 2964万円 20位 中山美穂 2963万円 ※14位に登場した笈田敏夫(おいだ・としお)はジャズシンガー。 ※16位に登場したMIEはピンク・レディーのミー。 1位 車田正美 3億1397万円(漫画家) 2位 平山郁夫 2億7840万円(日本画家) 3位 加山又造 2億6182万円(日本画家) 4位 千宗室 2億5345万円(茶道家元) 5位 中川一政 1億7993万円(洋画家) 6位 秋本治 1億7057万円(漫画家) 7位 千宗左 1億3361万円(茶道家元) 8位 斎藤都世子 1億3281万円(ニットデザイナー) 9位 東山魁夷 1億2990万円(日本画家) 10位 小原豊雲 1億2813万円(華道家元) 11位 原田観峰 1億1484万円(書道家) 12位 北村治禧 9103万円(彫刻家) 13位 圓鍔勝三 8355万円(彫刻家) 14位 森英恵 8332万円(ファッションデザイナー) 15位 安孫子素雄 8246万円(漫画家 藤子不二雄A) 16位 秋元康 7886万円(作詞家) 17位 藤本弘 7562万円(漫画家 藤子・F・不二雄) 18位 高橋留美子 7427万円(漫画家) 19位 鈴木健二 7080万円(文筆業) 20位 須田剋太 7067万円(洋画家) ※1位には『聖闘士星矢』が人気絶頂を迎えた車田正美が、前年の7位からランクアップ。 ※6位の秋本治も前年の18位、前々年の15位から大幅に所得を伸ばしてランクアップ。 ※14位の森英恵は女性ファッションブランド〝ハナエモリ〟の創始者・ファッションデザイナー。 1950年代には小津安二郎監督作品『秋刀魚の味』『秋日和』のほか、 日本人デザイナーの先駆けとなり、ニューヨーク・コレクションやパリ・コレクションに進出。 また国内でも、1983年に創業者・青木定雄の要請に応じて、エムケイタクシー乗務員の制服をデザイン、1988年に美空ひばりの復活コンサートにおいて不死鳥をイメージしたステージ衣装を製作。 1993年には、皇太子徳仁親王と雅子妃の結婚の儀において、雅子妃が着用したデコルテをデザインしている。 ※19位の鈴木健二はNHKを退職して、文筆や講演活動を中心に活躍した。 1位 中村歌右衛門 1億8150万円 2位 三田佳子 1億2889万円 3位 内藤武敏 1億1773万円 4位 西村晃 1億0473万円 5位 志村けん 1億0123万円 6位 島田陽子 8489万円 7位 黒柳徹子 8443万円 8位 神太郎 6692万円 9位 渥美清 6679万円 10位 加藤茶 6609万円 11位 山城新伍 6469万円 12位 吉永小百合 6455万円 13位 大橋巨泉 6216万円 14位 ビートたけし 5684万円 15位 大楠道代 5554万円 16位 桂三枝 5529万円 17位 加山雄三 5342万円 18位 関口宏 5264万円 19位 薬師丸ひろ子 5207万円 20位 坂東玉三郎 4840万円 ※1位に登場した、歌舞伎女形の中村歌右衛門は世田谷区の宅地売却益によるランクイン。 ※3位の内藤武敏、4位の西村晃、6位の島田陽子、8位の神太郎は本業に加えて不動産売却益があったため上位にランクイン。 内藤武敏は1950年代から『ビルマの竪琴』『人間の條件』などの映画やテレビドラマで幅広く出演。 西村晃は『水戸黄門』で二代目水戸光圀(徳川光圀)を演じる一方、味のある悪役を多く演じた。 1928年に東洋初の人間型ロボット『學天則』を製作した北海道帝国大学教授・理学博士の西村真琴の次男としても知られる。 意外にも、『川口浩探検隊』以前に1977年7月から1978年1月までに計3回『水曜スペシャル探検シリーズ』という番組があり、その内1回で探検隊長を務め、実際に毒蛇を求めてタイ現地を訪れている。 同じ特攻隊にいた千玄室と親友同士であったが、この部隊で生き残ったのは、西村晃と千玄室のふたりだけだった。 ※8位の神太郎は、ナレーター、ラジオDJ、司会者として活躍したのち、グルメリポーターの第一人者となった。 1位 森進一 8569万円 2位 北島三郎 8288万円 3位 長渕剛 6811万円 4位 松任谷由実 6807万円 5位 井上陽水 6134万円 6位 桑田佳祐 6036万円(サザンオールスターズ) 7位 石川さゆり 5863万円 8位 飛鳥涼 5542万円(CHAGE&ASKA) 9位 中森明菜 5498万円 10位 川中美幸 4788万円 11位 松田トシ 4407万円 12位 五木ひろし 4160万円 13位 細川たかし 4129万円 14位 田原俊彦 4039万円 15位 加藤登紀子 4030万円 16位 吉幾三 3894万円 17位 矢沢永吉 3786万円 18位 中島みゆき 3582万円 19位 小柳ルミ子 3565万円 20位 浜田省吾 3552万円 1位 千宗室 3億6753万円(茶道家元) 2位 加山又造 2億7882万円(日本画家) 3位 平山郁夫 2億0470万円(日本画家) 4位 中川一政 1億3359万円(洋画家) 5位 脇田和 1億2879万円(洋画家) 6位 千宗左 1億2758万円(茶道家元) 7位 高橋留美子 1億2727万円(漫画家) 8位 秋本治 1億1585万円(漫画家) 9位 藤本能道 1億1535万円(陶芸家) 10位 原田観峰 1億1338万円(書道家) 11位 片岡球子 1億1160万円(日本画家) 12位 春日野清隆 1億0677万円(日本相撲協会前理事長・元横綱栃錦) 13位 斎藤都世子 1億0641万円(ニットデザイナー) 14位 横山光輝 1億0359万円(漫画家) 15位 車田正美 9049万円(漫画家) 16位 芦田淳 8528万円(ファッションデザイナー) 17位 森英恵 8486万円(ファッションデザイナー) 18位 穐月明 8220万円(日本画家) 19位 藤田喬平 8108万円(ガラス工芸家) 20位 藤本弘 8063万円(漫画家 藤子・F・不二雄) 1位 市村羽左衛門 3億1967万円 2位 三田佳子 1億2885万円 3位 吉永小百合 1億0275万円 4位 沢村貞子 1億0164万円 5位 ビートたけし 9082万円 6位 志村けん 9023万円 7位 中村又五郎 8387万円(二代目) 8位 愛川欽也 7517万円 9位 山城新伍 6698万円 10位 加藤茶 6620万円 11位 三船敏郎 6192万円 12位 黒柳徹子 6011万円 13位 中村吉右衛門 5902万円 14位 関口宏 5667万円 15位 加山雄三 5228万円 16位 浅野ゆう子 5071万円 17位 桂三枝 5040万円 18位 森光子 5020万円 19位 風間杜夫 4930万円 20位 大楠道代 4867万円 ※1位に登場した歌舞伎役者・市川羽左衛門は港区南青山の土地を売却したことにより大きな収入を得たのがランクインの理由。 ※4位に登場した女優・沢村貞子も不動産売却所得によるランクイン
2005年6月『
長者番付を振り返ってみましょうか(1986年分~1990年分 俳優・タレント・歌手&文化人部門)
1986年分~1990年分の高額納税者公示(長者番付)において、『俳優・タレント部門』『歌手部門』『その他・文化人部門』上位20位までにランクインした面々を紹介させていただきます。1986年分芸能人・文化人長者番付所得税納税額
俳優・タレント部門
この2人のランクインは長谷川一夫逝去に不動産を処分した際の売却益によるもの。
なお、1989年に再挑戦して、日本人女性初の北極点踏破者となった。歌手部門
その他・文化人部門
フェラーリのコレクターとしても有名で、ガレーヂ伊太利屋の代表も務めた。1987年分芸能人・文化人長者番付所得税納税額
俳優・タレント部門
時代はバブル経済に入っていた。
1位 園まり 2億5865万円
なお、岩崎宏美・岩崎良美姉妹、新沼謙治、神野美伽は松田主宰の音楽教室出身。その他・文化人部門
7位の車田正美とともに週刊少年ジャンプ連載陣の強さを見せつけた。1988年分芸能人・文化人長者番付所得税納税額
俳優・タレント部門
歌手部門
1981年のピンク・レディー解散後は、ミー⇒MIE⇒未唯⇒未唯mieと芸名を変更している。その他・文化人部門
『太陽の季節』でデビューした石原裕次郎主演作『狂った果実』など多くの映画の衣装を担当。
大好評をもって迎えられ、顧客にはモナコ王妃のグレース・ケリーやソフィア・ローレンが名を連ねた。
現在では、孫の森泉や森星の祖母というイメージも強い。1989年分芸能人・文化人長者番付所得税納税額
俳優・タレント部門
また、武田泰淳原作の『ひかりごけ』に強い執着を持ち、1992年に熊井啓監督・三國連太郎主演での映画化に尽力する。
同作はベルリン国際映画祭に正式出品され、高い評価を受けた。
1988年に公開された荒俣宏原作の映画『帝都物語』では、父・西村真琴役を演じている。
また、戦時中は特攻隊員であり、出撃後に特攻機不良で基地に引き返し、そのまま終戦を迎えて一命を取り留めている。歌手部門
その他・文化人部門
1990年分芸能人・文化人長者番付所得税納税額
俳優・タレント部門
1990年は、結果的にバブル最晩年となったが、全国の長者番付上位100名のうち、95名が不動産売却による、いわゆる〝土地長者だった〟。
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