生涯収入9億6400万円 !代表作『復讐するは我にあり』の直木賞作家・佐木隆三氏が晩年に公表した30年間の収支一覧表
直木賞作家の生涯収入は?
はる坊です。
人間は他人のことが気になる生き物です。
例えば、収入。
あの人は幾らくらいひと月に稼いでいるんだろう?
あの職業に就いている人はどれくらいの年収があるんだろう?
例えば、作家・小説家。
2015年11月、作家の森博嗣さんが『作家の収支』という新書で、“「19年間で、総発行部数1400万部。累計で15億円の収入を得た」”と公表されました。
森さんは、事あるごとに、ご自身を〝マイナ〟であると定義されていますが、
著書はコンスタントに出されており、同時にコンスタントに売れ続けている作家です。
2018年には著書の累計売上数が1600万部を突破していますので、
〝出版巨大不況〟のご時世で、稼ぎは〝超メジャ〟であると思います。
2020年11月に刊行された『勉強の価値』も非常に面白くオススメです。
しかし、コンスタントに売れる本を出し続けていると言い難い作家の収入はどうなんだろう?
という疑問が出てきます。
そんななか、2007年(平成17年)に過去30年間の収支を公表した方がいます。
代表作のひとつ『身分帳』を原作にした映画『すばらしき世界』が2021年2月11日に西川美和監督・役所広司主演で公開された、直木賞作家の佐木隆三さんです。
ネタバレは避けますが、映画の原作小説となる『身分帳』は、実在の人物である田村明義をモデルに、主人公・山川一の人生を、佐木さんが得意とする〝ノンフィクション・ノベル〟の形で進んでいきます。
原作小説は1990年に講談社よりハードカバーが刊行され、1993年に文庫化。
1991年には第2回伊藤整文学賞を受賞しています。
文庫は絶版の状態が続いていましたが、今回の映画公開により文庫が復刊(併せて電子書籍化も)されました。
今回の復刊にあたって、主人公・山川一の最後を描いた『行路病死人──小説『身分帳』補遺』と西川美和さんによる解説も収録されています。
さて、佐木さんが公表された数字ですごい点は、毎年の収入だけではなく、
・経費
・課税対象額
・所得税額
・源泉徴収税額
・差引納付額
と、支出や納税額についても、細かく公にされたことでしょう。
佐木さんの代表作と言えば、直木賞受賞作であり、今村昌平監督・緒形拳主演で映画化された『復讐するは我にあり』ですが、
タイトルのせいか、意外にこの作品は西村寿行作品だと思っている方も一定数おられるようです。
ちなみに『復讐するは我にあり』は、新約聖書の(ローマ人への手紙 第12章 第19節)に出てくる『愛する者よ、自ら復讐すな、ただ神の怒に任せまつれ。録して「主いひ給ふ、復讐するは我にあり、我これに報いん」とあり』という言葉の一部であり、これは、《悪人に復讐を与えるのは神である》という意味といわれています。
佐木さんは『新約聖書』の言葉をタイトルに引用した形です。
しかし、最も一般的な佐木隆三さんのイメージは、何か物騒な事件が起きると、
ワイドショーやニュース番組で「作家のサキリューゾーさんは」とコメントをしていたおじさんではないでしょうか。
それでは、佐木隆三さんの30年間の収支一覧表です。
その下に、佐木隆三さんの詳しいプロフィールを紹介していますので、興味のある方はご覧ください。
1976年(昭和51年)~2005年(平成17年)分 佐木隆三 連年収支一覧表
1976年(昭和51年)
収入額:5,288万6,000円
経費額:1,449万9,000円
課税対象額:3,798万7,000円
所得税額:772万4,000円
源泉徴収税額:773万4,000円
差引納付額:-1万円
※備考 『復讐するは我にあり』の直木賞受賞で、前年度より急激に収入が増えたため、課税は平均課税方式がとられている。
出版された著作
1975年11月『復讐するは我にあり(上下)』(講談社)
1976年2月『沖縄住民虐殺-日兵虐殺と米国犯罪』(新人物往来社)
1976年2月『大将とわたし』(講談社)
1976年5月『狼からの贈物』(河出書房新社)
1976年6月『大罷業』(田畑書店)
1976年6月『ジャンケンポン協定』(講談社文庫)
1976年9月『偉大なる祖国アメリカ』(勁文社)
※『復讐するは我にあり』は1975年11月の刊行ですが、直木賞受賞で43万部を超えるベストセラーとなり、1976年分の収入に大きく寄与しているため、この年に出版された著作に含めました。
1976年に刊行された本の多くは、過去に一度刊行されて絶版状態にあったものや単行本化されていなかった原稿をまとめたものが目立ちます。
佐木さんは、直木賞受賞まで11冊の本を出されていますが、それらが版元を変えたり文庫化されて再度刊行されている形です。
『新宿鮫』シリーズが累計600万部以上の大ベストセラーになるまでに出した28冊ことごとくが売れず(28冊目は『氷の森』で大沢在昌作品の文庫では一番売れているのにわからないものです)、29冊目の『新宿鮫』が大ヒットして、それまでに書いて絶版になっていた本が次々に復刊されて、それらを〝ゾンビ本〟と呼んだ大沢在昌さんみたいな感じでしょうか。
1977年(昭和52年)
収入額:2,590万円
経費額:864万9,000円
課税対象額:1,685万1,000円
所得税額:482万4,000円
源泉徴収税額:269万8,000円
差引所得税納付額:212万5,000円
出版された著作
1977年2月『ドキュメント狭山事件』(文藝春秋)
1977年2月『日本漂民物語』(講談社)
1977年4月『越山田中角栄』(朝日新聞社)
1977年5月『殺人百科 』(徳間書店)
1977年10月『人生漂泊』(時事通信社)
1978年(昭和53年)
収入額:2,626万1,000円
経費額:939万円
課税対象額:1,649万1,000円
所得税額:465万2,000円
源泉徴収税額:268万円
差引所得税納付額:197万1,000円
出版された著作
1978年1月『偉大なる祖国アメリカ』(角川文庫)
1978年1月『実験的生活』(講談社)
1978年2月『閃光に向かって走れ』(文藝春秋)
1978年3月『男たちの祭り』(角川文庫)
1978年4月『詐欺師』(潮出版社)
1978年6月『愛の潮路』(光文社)
1978年9月『続人生漂泊』(時事通信社)
1978年10月『娼婦たちの天皇陛下』
1978年11月『大罷業』(角川文庫)
1978年12月『誓いて我に告げよ』(角川書店)
1978年12月『復讐するは我にあり(上)』(講談社)
1978年12月『復讐するは我にあり(下)』(講談社)
1979年(昭和54年)
収入額:4,963万8,000円
経費額:1,389万2,000円
課税対象額:3,536万7,000円
所得税額:11,787,000円
源泉徴収税額:682万7,000円
差引所得税納付額:495万9,000円
※備考:納税に平均課税方式がとられている。
出版された著作
1979年4月『曠野へ 死刑囚の手記から』(講談社)
1979年5月『事件百景-陰の隣人としての犯罪者たち』(徳間書店)
1979年5月『ドキュメント狭山事件』(文春文庫)
1979年6月『男と女のいる風景』(文藝春秋)
1979年9月『無宿の思想』(時事通信社)
1979年12月『錆びた機械』(潮出版社)
※1977年分(昭和52年分)・1978年分(昭和53年分)から収入が大幅に増加しているのは、1979年(昭和54年)4月21日に、今村昌平監督・緒形拳主演で公開された『復讐するは我にあり』の映画化により、講談社から出版された文庫本が版を重ねたのが理由と考えられる。
1980年(昭和55年)
収入額:3,283万8,000円
経費額:1,136万9,000円
課税対象額:2,105万9,000円
所得税額:684万7,000円
源泉徴収税額:352万2,000円
差引所得税納付額:332万4,000円
出版された著作
1980年2月『海燕ジョーの奇跡』(新潮社)
1980年2月『殺人百科 PARTⅡ』(徳間書店)
1980年5月『旅人たちの南十字星』(文藝春秋)
1980年11月『波に夕陽の影もなく 海軍少佐竹内十次郎の生涯』(中央公論社)
1980年11月『風恋花』(潮出版社)
1981年(昭和56年)
収入額:3,570万2,000円
経費額:1,117万9,000円
課税対象額:2,412万6,000円
所得税額:850万5,000円
源泉徴収税額:409万8,000円
差引所得税納付額:440万4,000円
出版された著作
1981年2月『越山田中角栄』(徳間文庫)
1981年4月『殺人百科』(文春文庫)
1981年4月『冷えた鋼塊(上巻)』(集英社)
1981年4月『冷えた鋼魂(下巻)』(集英社)
1981年5月『幸せの陽だまり』(潮出版社)
1981年6月『欲望の塀』(文藝春秋)
1981年10月『日本漂民物語』(徳間文庫)
1981年12月『右の腕』(学習研究社)
1982年(昭和57年)
収入額:4,219万5,000円
経費額:1,506万1,000円
課税対象額:2,873万4,000円
所得税額:1,022万2,000円
源泉徴収税額:468万5,000円
差引所得税納付額:553万7,000円
※備考:納税に平均課税方式がとられている。
出版された著作
1982年1月『大将とわたし』(講談社文庫)
1982年2月『詐欺師』(文春文庫)
1982年3月『殺人百科 PARTⅢ』(徳間書店)
1982年4月『沖縄住民虐殺-日兵虐殺と米国犯罪』(徳間文庫)
1982年5月『政商 小佐野賢治』(講談社)
1982年5月『我が沖縄ノート』(潮出版社)
1982年6月『土曜日の騎士』(河出書房新社)
1982年7月『新撰組』(文藝春秋)
1982年8月『きのこ雲』(中央公論社)
1982年8月『ジミーとジョージ』(集英社)
1982年9月『娼婦たちの天皇陛下』(徳間文庫)
1982年10月『噂になった女たち』(文藝春秋)
1982年12月『閃光に向かって走れ』(文春文庫)
1983年(昭和58年)
収入額:2,533万4,000円
経費額:1,005万9,000円
課税対象額:1,527万5,000円
所得税額:391万5,000円
源泉徴収税額:312万円
差引所得税納付額:79万4,000円
出版された著作
1983年3月『曠野へ』(講談社文庫)
1983年4月『英雄』(集英社)
1983年6月『深川通り魔殺人事件』(文藝春秋)
1983年9月『海燕ジョーの奇跡』(新潮文庫)
1983年10月『田中角栄の風景―戦後初期・炭管疑獄』(徳間書店)
1983年10月『波に夕陽の影もなく』(中公文庫)
1983年10月『冷えた鋼塊(上)』集英社文庫
1983年10月『冷えた鋼塊(下)』集英社文庫
1984年(昭和59年)
収入額:3,961万3,000円
経費額:1,493万円
課税対象額:2,468万3,000円
所得税額:783万2,000円
源泉徴収税額:415万6,000円
差引所得税納付額:367万5,000円
※備考:納税に平均課税方式がとられている。
出版された著作
1984年2月『誓いて我に告げよ』(角川文庫)
1984年6月『殺人百科 一』(徳間文庫)
1984年6月『殺人百科 二』(徳間文庫)
1984年9月『男の自画像』(佼正出版社)
1984年9月『千葉大女医殺人事件』(徳間書店)
1984年9月『殺人百科 三』(徳間文庫)
1984年10月『人生漂泊』(潮文庫)
1985年(昭和60年)
収入額:2,615万4,000円
経費額:931万1,000円
課税対象額:1,684万3,000円
所得税額:424万5,000円
源泉徴収税額:297万9,000円
差引所得税納付額:126万5,000円
出版された著作
1985年4月『ありふれた奇蹟』(講談社)
1985年4月『翔んでる十兵衛(上)』(潮出版社)
1985年4月『翔んでる十兵衛(下)』(潮出版社)
1985年7月『一・二審死刑、残る疑問―別府三億円保険金殺人事件』(徳間書店)
1985年9月『勝ちを制するに至れり〈上〉』(毎日新聞社)
1985年9月『勝ちを制するに至れり〈下〉』(毎日新聞社)
1985年10月『事件百景―陰の隣人としての犯罪者たち』(文春文庫)
1985年12月『犯罪するは我にあり―佐木隆三文学ノート』(作品社)
1986年(昭和61年)
収入額:3,126万9,000円
経費額:1,077万5,000円
課税対象額:2,049万4,000円
所得税額:638万6,000円
源泉徴収税額:338万4,000円
差引所得税納付額:300万3,000円
出版された著作
1986年1月『ジミーとジョージ』(潮文庫)
1986年2月『政商 小佐野賢治』(徳間文庫)
1986年5月『殺人百科〈Part4〉―陰の隣人としての犯罪者たち』(徳間書店)
1986年7月『旅人たちの南十字星』(文春文庫)
1986年7月『南へ走れ、海の道を!』(徳間書店)
1986年12月『恋文三十年 沖縄・仲間翻訳事務所の歳月』(学習研究社)
1987年(昭和62年)
収入額:3,315万5,000円
経費額:1,053万9,000円
課税対象額:2,261万6,000円
所得税額:600万1,000円
源泉徴収税額:356万7,000円
差引所得税納付額:243万4,000円
※備考:納税に平均課税方式がとられている。
出版された著作
1987年4月『華やかな転落』(潮出版社)
1987年5月『男の責任―女高生・OL連続誘拐殺人事件』(徳間書店)
1987年7月『わが沖縄ノート』(徳間文庫)
1987年7月『殺人百科―陰の隣人としての犯罪者たち〈2〉』(文春文庫)
1987年7月『殺人百科―陰の隣人としての犯罪者たち〈3〉 』(文春文庫)
1987年10月『深川通り魔殺人事件』(文春文庫)
1988年(昭和63年)
収入額:2,279万9,000円
経費額:778万8,000円
課税対象額:1,501万9,000円
所得税額:337万3,000円
源泉徴収税額:246万円
差引所得税納付額:91万3,000円
出版された著作
1988年12月『勝ちを制するに至れり〈上〉』(文春文庫)
1988年12月『勝ちを制するに至れり〈下〉』(文春文庫)
1989年(昭和64年・平成元年)
収入額:2,883万1,000円
経費額:845万4,000円
課税対象額:2,037万7,000円
所得税額:537万9,000円
源泉徴収税額:297万4,000円
差引所得税納付額:240万5,000円
※備考:納税に平均課税方式がとられている。
出版された著作
1989年9月『千葉大女医殺人事件』(徳間文庫)
1989年11月『リクルート帝王の白日夢』(双葉社)
1990年(平成2年)
収入額:3,734万6,000円
経費額:1,220万3,000円
課税対象額:2,514万3,000円
所得税額:647万7,000円
源泉徴収税額:410万5,000円
差引所得税納付額:237万1,000円
※備考:納税に平均課税方式がとられている。
※収入(売上)3,000万円以上の為、消費税課税事業者。
出版された著作
1990年2月『バカなふりして生きてみな』(青春出版社)
1990年3月『裁判長大岡淳三』(講談社)
1990年6月『身分帳』(講談社)※第2回伊藤整文学賞受賞
1990年7月『新撰組事件帳』(文春文庫)
1990年9月『別府三億円保険金殺人事件』(徳間文庫)
1991年(平成3年)
収入額:2,961万8,000円
経費額:1,259万1,000円
課税対象額:1,702万7,000円
所得税額:393万6,000円
源泉徴収税額:303万8,000円
差引所得税納付額:89万8,000円
出版された著作
1991年8月『宮崎勤裁判〈上〉 』(朝日新聞社)
1991年9月『女高生・OL連続誘拐殺人事件』(徳間書店)
1991年9月『親が知らなかった子の愛し方』(青春出版社)
1991年12月『いま、裁判が面白い』(蒼樹社)
1992年(平成4年)
収入額:5,574万7,000円
経費額:1,883万4,000円
課税対象額:3,619万2,000円
所得税額:1,127万7,000円
源泉徴収税額:576万2,000円
差引所得税納付額:551万4,000円
※備考:納税に平均課税方式がとられている。
※収入(売上)3,000万円以上の為、消費税課税事業者。
出版された著作
1992年2月『恩讐海峡』(双葉社)
1992年4月『法廷の賓客たち』(河出書房新社)
1992年7月『正義の剣』(講談社)
1992年7月『捜査検事片桐葉子』(双葉社)
1992年10月『しぶとさの自分学』(青春出版社)
1992年11月『越山田中角栄』(現代教養文庫)
1992年11月『伊藤博文と安重根』(文藝春秋)
※1990年前後に、オリジナルキャラクターを造形した小説を何冊か刊行されましたが、
こちらの売れ行きは良くなかったと佐木隆三氏ご本人が述懐されています。
1993年(平成5年)
収入額:2,909万円
経費額:1,075万5,000円
課税対象額:1,835万5,000円
所得税額:444万2,000円
源泉徴収税額:332万6,000円
差引所得税納付額:111万5,000円
出版された著作
1993年1月『殺人百科 四』(徳間文庫)
1993年2月『矯正労働者の明日』(河出書房新社)
1993年3月『裁判長大岡淳三』(講談社文庫)
1993年6月『生きている裁判官』(中央公論社)
1993年6月『身分帳』(講談社文庫)
1993年9月『闇の中の光』(徳間書店)
1993年9月『錬金術師の白日夢』(双葉文庫)
1994年(平成6年)
収入額:2,821万5,000円
経費額:874万5,000円
課税対象額:1,922万円
所得税額:362万1,000円
源泉徴収税額:329万6,000円
差引所得税納付額:32万5,000円
出版された著作
1994年1月『絆 春日部新平の簡裁事件簿』(双葉社)
1994年4月『恩讐海峡』(双葉文庫)
1994年6月『バカなふりして生きてみな』(青春文庫)
1994年7月『死刑囚 永山則夫』(講談社)
1994年10月『捜査検事片桐葉子』(双葉社)
1995年(平成7年)
収入額:3,049万4,000円
経費額:1,125万円
課税対象額:1,880万4,000円
所得税額:365万7,000円
源泉徴収税額:325万9,000円
差引所得税納付額:39万7,000円
出版された著作
1995年4月『司法卿 江藤新平』(文藝春秋)
1995年6月『白鳥正宗刑事の事件帳』(中央公論社)
1995年6月『宮崎勤裁判〈上〉』(朝日文芸文庫)
1995年8月『正義の剣』(講談社文庫)
1996年(平成8年)
収入額:3,521万2,000円
経費額:1,183万4,000円
課税対象額:2,321万8,000円
所得税額:490万6,000円
源泉徴収税額:355万7,000円
差引所得税納付額:134万8,000円
※備考:平均課税方式がとられている。
出版された著作
1996年1月『絆 春日部新平の簡裁事件簿』(双葉文庫)
1996年3月『伊藤博文と安重根』(文春文庫)
1996年10月『「オウム法廷」連続傍聴記①』(小学館)
1996年10月『「オウム法廷」連続傍聴記 (2) 麻原出廷②』(小学館)
1996年10月『オウム裁判を読む』(岩波書店)
1996年10月『ハダカの自分を生きてみな』(青春文庫)
1997年(平成9年)
収入額:4,676万7,000円
経費額:1,563万2,000円
課税対象額:3,024万2,000円
所得税額:716万9,000円
源泉徴収税額:536万8,000円
差引所得税納付額:180万1,000円
※備考:平均課税方式がとられている。
出版された著作
1997年2月『法廷のなかの人生』(岩波新書)
1997年8月『死刑囚 永山則夫』(講談社文庫)
1997年10月『宮崎勤裁判〈中〉』(朝日新聞社)
1997年10月『宮崎勤裁判〈下〉』(朝日新聞社)
1997年11月『冷えた鋼塊 上』(読売新聞社)
1997年11月『冷えた鋼塊 上』(読売新聞社)
1998年(平成10年)
収入額:3,854万5,000円
経費額:1,328万9,000円
課税対象額:2,487万9,000円
所得税額:587万1,000円
源泉徴収税額:384万9,000円
差引所得税納付額:202万2,000円
出版された著作
1998年3月『人が人を裁くということ』(青春出版社)
1998年4月『司法卿 江藤新平』(文春文庫)
1998年9月『裁判』(作品社)
1999年(平成11年)
収入額:2,987万7,000円
経費額:1,324万6,000円
課税対象額:1,741万円
所得税額:346万円
源泉徴収税額:307万5,000円
差引所得税納付額:385,000円
※備考:消費税課税事業者
出版された著作
1999年5月『もう一つの青春』(岩波書店)
1999年8月『悪女の涙―福田和子の逃亡十五年』(新潮社)
1999年9月『少年犯罪の風景-「親子の法廷」で考えたこと』(東京書籍)
1999年11月『死刑執行―隣りの殺人者〈1〉』(小学館文庫) ※『曠野へ 死刑囚の手記から』改題
この年、東京暮らしに別れを告げ、福岡県北九州市門司区に移住されています。
2000年(平成12年)
収入額:2,935万2,000円
経費額:1,317万5,000円
課税対象額:1,617万7,000円
所得税額:313万4,000円
源泉徴収税額:317万7,000円
差引所得税納付額:-4万3,000円(還付)
※備考:消費税課税事業者
出版された著作
2000年1月『白昼凶刃―隣りの殺人者〈2〉』(小学館文庫) ※『深川通り魔殺人事件』改題
2000年3月『法廷のなかの隣人たち』(潮出版社)
2000年4月『逃亡射殺 隣りの殺人者3』(小学館文庫) ※『旅人たちの南十字星』改題
2000年5月『成就者たち』(講談社)
2000年6月『女医絞殺 隣りの殺人4』(小学館文庫) ※『千葉大女医殺人事件』改題
2000年8月『組長狙撃 海燕ジョーの奇跡 隣りの殺人者5』(小学館文庫)
2000年9月『宮崎勤裁判〈中〉』(朝日学芸文庫)
2000年12月『宮崎勤裁判』(朝日学芸文庫)
2001年(平成13年)
収入額:2,478万円
経費額:1,567万円
課税対象額:1,395万円
所得税額:245万5,000円
源泉徴収税額:249万9,000円
差引所得税納付額:-4万4,000円(還付)
出版された著作
2001年1月『小説 大逆事件』(文藝春秋)
2001年4月『供述調書―佐木隆三作品集』(文藝春秋)
2001年7月『裁かれる家族―断たれた絆を法廷でみつめて』(東京書籍)
2001年11月『法廷の内と外で考える―犯罪者たちとの十年』(文芸社)
2002年(平成14年)
収入額:2,296万8,000円
経費額:1,048万7,000円
課税対象額:1,248万1,000円
所得税額:229万7,000円
源泉徴収税額:238万8,000円
差引所得税納付額:-34万1,000円(還付)
出版された著作
2002年4月『三つの墓標―小説・坂本弁護士一家殺害事件 』(小学館)
2002年11月『大義なきテロリスト―オウム法廷の16被告』(日本放送出版協会)
2003年(平成15年)
収入額:1,685万4,000円
経費額:936万4,000円
課税対象額:658万2,000円
所得税額:78万9,000円
源泉徴収税額:171万4,000円
差引所得税納付額:-92万4,000円(還付)
出版された著作
2003年5月『成就者たち』(講談社文庫)
2003年10月『少女監禁―「支配と服従」の密室で、いったい何が起きたのか』(青春出版社)
2004年(平成16年)
収入額:1,946万1,000円
経費額:1,053万8,000円
課税対象額:768万4,000円
所得税額:96万5,000円
源泉徴収税額:202万4,000円
差引所得税納付額:-105万9,000円(還付)
出版された著作
2004年2月『小説 大逆事件』
2004年2月『慟哭 小説・林郁夫裁判』(講談社)
2004年6月『証言台の母―小説医療過誤裁判』(弦書房)
2004年9月『深川通り魔殺人事件』(新風舎文庫)
2004年10月『宿老・田中熊吉伝』(文藝春秋)
2005年(平成17年)
収入額:1,763万9,000円
経費額:1,101万5,000円
課税対象額:662万3,000円
所得税額:66万8,000円
源泉徴収税額:177万8,000円
差引所得税納付額:-111万円(還付)
出版された著作 はる坊です。 今回は、キーエンスの新卒採用についてお伝えします。 2019年3月卒業の大学卒と大学院修了者の合算ですが、一流大学・有名大学以外からもキーエンスに採用されている学生はいます。 成蹊大学・・・2名 日本大学・・・4名 東洋大学・・・1名 愛知学院大学・・・1名 中京大学・・・1名 名城大学・・・1名 京都産業大学・・・1名 京都女子大学・・・1名 近畿大学・・・2名 東洋大学からは経済学部の学生。 愛知学院大学からは経営学部経営学科の男子学生。 中京大学からは経営学部の学生。 近畿大学からは法学部の学生。 が採用されています。 また、名城大学では2019年3月卒業生に続いて、2020年3月卒業見込みの法学部生が内定を勝ち取った模様です。 このデータを見ていきますと、いわゆる『学歴フィルター』による選別は、キーエンスではおこなわれていないことがわかります。 採用実績としては、国公立大学上位校・早慶上理・MARCH・関関同立以上の学生が数の上では多いことは確かです。 しかし、日東駒専・愛愛名中・産近甲龍クラスの学生も内定を勝ち取り、就職しています。 最近は、入試でも就職でも安全志向が高まっており、 「『学歴フィルター』で落とされるからエントリーしない」 「どうせ一流企業・大企業は無理」 「自信がない」 「自分は○○大学だから・・・」 などの理由で、最初からその大学のレベルで内定を獲得できそうな企業を狙う学生も増えていますが、大企業・一流企業を最初から諦めるのはもったいないことです。 新卒就職のチャンス人生で一度きりです。 「行きたいな」 「働きたいな」 と思う企業があれば、挑戦してみたほうが、絶対にいいです。 何かをしなかった後悔は、ずっと続きますから・・・ キーエンスの採用についての考え方について、創業者で現在は名誉会長を務められている滝崎武光氏が、興味深い発言をインタビューのなかでされているので引用します。 “「偏差値の高い学生と低い学生を100名ずつ採用して、キーエンスで仕事をしてもらったら、偏差値の高い学生のほうが成果を挙げています。しかし、地頭の良さは別です」” 要するに、学力の高い学生を評価するものの、それは全てではなく、地頭の良さ・キーエンスに向いている学生という要素も充分に加味して、採用活動をおこなうのが基本路線であると考えることができます。 よって、世間的に偏差値の低い大学であっても、キーエンスに採用される可能性は充分に残されているわけです。 また、リード電機という社名だった当時から、キーエンスに商号が変更され、大阪証券取引所2部上場から東京証券取引所1部上場を果たしてからしばらくのあいだ、1980年代から1990年代初頭のキーエンスの役員を調べると、東京大学法学部出身者もいれば、世間的に馴染みのない学校の出身者もいました。 いまでこそ、キーエンスは『モンスター企業』と呼ばれ、従業員の平均年収が2,000万円を超える企業になりましたが、1980年代は新卒採用でも中途採用でも、常に頭を悩ませていました。 離職率が高かったのです。 離職率の高さについては、キーエンスが1987年に大阪証券取引所第2部に新規上場する際にも、記者から指摘されており、滝崎氏は「改善している」と述べていますが、記者が質問事項に加えるほどですから、平均勤続年数が低い状況にあり、外部から投資対象として見た場合、不安要素であったことがうかがえます。 これは、 売上高ではなく営業利益・営業利益率を一番に考え、従業員に極めてロジカルな思考を求める滝崎氏の考え方に、経験者採用者を中心に、まだついていける風潮ではなかったこと。 また、 この時代には年間賞与も6ヶ月~7ヶ月分。 残業代もフル支給されていましたが、まだ、キーエンスの売上高は73億円(1987年3月期決算)に過ぎず、営業利益率は30%台後半とこの頃から高かったものの、激務に対して、給与も年収ベースでいくと他社よりも100万円ほど高い状況で、「割に合わない」と考える従業員が一定数おり、 退職したのが要因と考えられます。 次に、この時代と現在のキーエンスの業績から、従業員に与えられるインセンティブを見ていきましょう。 1987年のキーエンスは従業員330名程度でした。 このうちの10%を、インセンティブとして、従業員の給与と賞与に加算します。 2019年6月17日に第50期有価証券報告書が、関東財務局長宛に提出されました。 連結決算ではなく、キーエンス単体の数字を見ていきます。 2019年3月期決算(2018年4月1日~2019年3月31日) 営業利益ではなく経常利益ですが、キーエンスの場合、毎年、営業利益と経常利益に大きな差違は見受けられませんので、経常利益率を算出しますが、経常利益率は63.31%です。 このうちの10%を、インセンティブとして、従業員の給与と賞与に加算します。 単純計算ですが1987年と比較して、従業員に与えられるインセンティブは14.47倍に増加しています。 このインセンティブがキーエンス従業員の年収に反映されます。 キーエンスが高収入・高年収を誇る企業である秘密と理由がここにあります。 キーエンスの新卒採用では、エントリーシートの提出はありません。 まず、説明会に参加すること。 この説明会は、キーエンス本社ではなく、有名ホテルの大広間が使用されます。 これは、広く門戸を開いていることを学生にアピールすることも、狙いなのでしょう。 この説明会は、東京と大阪で複数回おこなわれます。 説明会終了後に、性格検査と20秒で自己PRを人事担当者の前でおこないます。 説得面接です ここで面接官に説得されてしまった学生は、ここで選考から落ちる傾向が強いです。 第3次選考は、カメラ面接 カメラで学生の姿を360度映して、面接をおこないます。 最終選考は、人事担当者と1対1での面接です。 ここでは、質問に対する回答について、かなり深いところまで突っ込まれます。 キーエンスに向いている学生かどうか? キーエンスで働いていくことに必要なロジカルな思考の持ち主かどうか? 深いところまで突っ込まれ、突き詰められても破綻なく会話を成立させることができるかどうか? これをクリアすれば、内定です。 元キーエンス従業員の方が書かれた本で、最もオススメしたいのがこちらです。 次にオススメしたい、充分に一読の価値があるのがこちらです。 一橋大学イノベーション研究センターとキーエンスに長年在籍した方による共著です。 ただ、『キーエンス~驚異的な業績を生み続ける経営哲学』というタイトルですが、『経営哲学』はどこにも書かれていません。 『経営哲学』を『経営目標』『経営手法』と読み替えるのが正しいと思います。 他にも元キーエンスの方が書かれた本があります。 2019年3月卒業生の大学別キーエンス就職実績一覧表です。 東京大学・・・9名 京都大学・・・8名 北海道大学・・・2名 東北大学・・・1名 大阪大学・・・5名 九州大学・・・1名 東京工業大学・・・8名 筑波大学・・・3名 千葉大学・・・1名 東京外国語大学・・・1名 首都大学東京・・・1名 横浜国立大学・・・3名 横浜市立大学・・・1名 大阪市立大学・・・1名 大阪府立大学・・・1名 神戸大学・・・1名 広島大学・・・1名 早稲田大学・・・33名 慶應義塾大学・・・38名 上智大学・・・4名 明治大学・・・17名 青山学院大学・・・4名 立教大学・・・8名 中央大学・・・8名 法政大学・・・4名 成蹊大学・・・2名 日本大学・・・4名 東洋大学・・・1名 東京理科大学・・・1名 芝浦工業大学・・・1名 愛知学院大学・・・1名 中京大学・・・1名 南山大学・・・3名 名城大学・・・1名 同志社大学・・・19名 立命館大学・・・16名 関西大学・・・4名 関西学院大学・・・9名 京都産業大学・・・1名 京都女子大学・・・1名 近畿大学・・・2名 最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました。 最初からキーエンスと創業者・滝崎武光氏について読んでくださる方はこちらから。 元キーエンス従業員の方が書かれた本で、最もオススメしたいのがこちらです。 次にオススメしたい、充分に一読の価値があるのがこちらです。 一橋大学イノベーション研究センターとキーエンスに長年在籍した方による共著です。 ただ、『キーエンス~驚異的な業績を生み続ける経営哲学』というタイトルですが、『経営哲学』はどこにも書かれていません。 『経営哲学』を『経営目標』『経営手法』と読み替えるのが正しいと思います。 はる坊です。 今回は2023年6月28日の株主総会後に、 王将フードサービスの取締役 執行役員 営業企画部長に就任予定の池田勇気氏と 同社の常勤役員就任状況とについてまとめます。 池田勇気氏は、1980年11月14日生まれの42歳です。 池田氏は高校時代から大阪経済大学経済学部経済学科卒業まで、餃子の王将 京橋駅前店でアルバイトをされていました。 そして、大学卒業後の2003年4月に新卒で入社。 この店舗の店長を任されるということは、将来の王将を背負って立つ人材として、 店長着任後、店舗の過去最高売上を更新した池田氏は、2014年にエリアマネージャーに昇格。 とキャリアを重ね、 2022年には、執行役員 営業企画部長に就任。 繰り返しになりますが、新取締役候補の池田勇気氏は、1980年11月14日生まれの42歳です。 現在の王将フードサービスの常勤役員(社外役員を除く)を見てみると、 池田氏が若く期待されている人材であることがわかります。 代表取締役社長の渡邊直人氏が1955年8月19日大阪府生まれの67歳。 専務取締役 執行役員の門林弘氏が1963年1月17日大阪府生まれの60歳。 専務取締役 執行役員の池田直子氏が1964年6月13日生まれの58歳。 常務取締役 執行役員の戸田光祐氏が1968年2月8日生まれの55歳。 常務取締役 執行役員の稲垣雅弘氏が1958年5月14日生まれの65歳。 前述した池田勇気氏とともに、もうひとり常勤取締役に就任予定の方がおられます。 現在、執行役員 管理本部 副本部長・経営戦略本部 副本部長・情報サービス部長を務められている、 山田氏は1966年12月26日生まれの57歳。 2023年6月28日の株主総会をもって、専務取締役 経営戦略本部長 経営デジタル推進準備室長を退任される 最後に、現在の王将フードサービスの給与・年収について触れます。 月額の給与ベースは飲食業界で高いほうになります。 過去には、残業代の不払い(サービス残業)が問題になっていたようですが、 年収は2年目の店舗スタッフで380万円以上。 副店長で500万円~600万円 店長で700万円~800万円 エリアマネージャーで800万円~900万円 気になるボーナスですが、夏・冬・決算の年3回支給です。 ただし、ボーナス額はあまり期待ができないようです。 会社や店舗の業績や個人査定もありますが、 年間で1ヶ月~3ヶ月というところです。 月額給与を手厚くして、賞与は少なめ、という形のようです。 最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました。 よろしければ、下記もご覧くださいませ。 今後もデータを更新してまいりますので、よろしくお願いいたします。 はる坊拝
2005年6月『
【2025年卒・2026年卒も注目!大学名は関係なく採用されています】 大学・大学院卒業生 大学別キーエンス就職実績一覧表
無名大学からキーエンス新卒採用はあるのか?
国立大学・MARCH・関関同立(同クラスの大学も含む)以外の採用者を大学別に見ていきます。
どの学部から内定・採用者がでているのか?
チャンスと可能性はあるのです。
だったら、キーエンスに限らずですが、どんな有名企業・大企業でも、自分がすこしでも、キーエンスの新卒採用についての考え方
このことも、滝崎氏が上記の考えを持つに至った理由ではないかと、私は感じます。かつて、キーエンスは人材採用に頭を悩ませていた
1987年と2019年のキーエンスの従業員インセンティブの違い
1987年のキーエンス
売上高73億円(1987年3月期決算)で営業利益率が38%と仮定します。そうすると営業利益27億7400万円。
ひとり頭の年間インセンティブは84万円ほど。2019年のキーエンス
売 上 高:4,584億2,300万円
経常利益:2,902億3,800万円
従 業 員:2,388名
ひとり頭の年間インセンティブは1215万4020円になります。キーエンスの新卒採用について軽く触れます
面接を重ねた選考をおこなっています。第1次選考
ここから選考がスタートします。
4年制大学の卒業見込みであれば、どこの大学でも性別に関係なく、どなたでも参加できます。
これが第1次選考です。
(ここは通過する学生が相当数います)第2次選考
ここで、すでに営業力を図る段階に入っています。
「私は○○が嫌いです。そんな私を○○が好きになるように話してください」というものです。
面接官は、○○が嫌いだという理由を述べて、学生を説得しようとします。
また、制限時間内に面接官を説得できなくても、学生側が面接官を○○好きになるよう話す内容によっては、次の選考に進む学生もいます。第3次選考
これは、多面的に学生を評価する狙いがあります。ここで最終選考に残す学生が決められます。
(ここで一気にふるいに掛けられます)最終選考
キーエンス関係でおすすめする書籍
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キーエンスの内部を知るには最もわかりやすいと思います。
Kindle版しかありませんが、こちらもオススメできます。
↓
参考にはなりますが、あえてこの場でおすすめするのは、控えさせていただきます。大学別 キーエンス就職実績一覧表
大学か大学院修士か、学部・学科はどこかまでは記載しておりませんが、参考にはなるかと思います。国公立大学
私立大学
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⇒資産約2兆円 キーエンス創業者・滝崎武光氏はどこまでもミステリアス①
↓
↓
キーエンスの内部を知るには最もわかりやすいと思います。
Kindle版しかありませんが、こちらもオススメできます。
↓
次期社長候補か?『餃子の王将』を展開する王将フードサービス取締役・池田勇気氏のプロフィールと現在の社長・常勤役員の就任状況
王将フードサービスの常勤役員就任状況と新取締役に就任予定の池田勇気氏とは?
池田勇気氏は、大阪経済大学卒業後に新卒入社した42歳
京橋駅前店の現場スタッフを皮切りに、福島店・関目店・京橋駅前店・箕面半町店の店長を務め、
2009年11月に空港線豊中店の店長に着任。
この空港線豊中店は、火曜日~土曜日は24時間営業をしているお店です。
また、餃子の王将の店舗中、日本一の売上を誇る店舗でもあります。
期待されているという意味を持ちます。
その後、2016年7月に営業企画推進部 副部長。
2017年8月 販売促進部 副部長
2018年6月 販売促進部長
今回の取締役就任に至ります。王将フードサービスの常勤役員就任状況
桃山学院大学経済学部卒業後の1979年に新卒入社。
大東隆行氏の後任として、2013年12月に社長に就任されています。
2021年度の役員報酬は1億1,200万円(金銭報酬:8,300万円 非金銭報酬:2,900万円)でした。
担当:営業本部長 西日本第1営業部長 営業サポート部長 王将大学学長 東京事務所長
大阪府立伯太高等学校卒業後の1981年に新卒入社されています。
担当:社長補佐 経営戦略本部長 経営デジタル推進準備室長
東京経済大学短期大学部商経科卒業後、新卒で安田火災海上保険株式会社(現在の損害保険ジャパン株式会社)入社。
その後、ご結婚・ご出産を経て、ファイナンシャルプランナー・社会保険労務士として独立。
そして、2015年6月に王将フードサービス取締役に就任され、
常務取締役 取締役相談役 取締役社長補佐を経て、2022年6月より現職です。
なお、池田直子氏は、2023年6月28日の株主総会をもって、専務取締役を退任予定です。
担当:執行役員 製造本部長 製造部長 工場管理部長 購買部長
1996年4月に、株式会社三和総合研究所(現:三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社)入社。
同社 チーフチーフコンサルタントを経て、2018年10月に王将フードサービス執行役員。
2019年6月より常務取締役を務めておられます。
なお、戸田光祐氏も、2023年6月28日の株主総会をもって、常務取締役を退任予定です。
担当:執行役員 管理本部長 経理部長 総務部長 広報IR部長
大学卒業後の1981年4月に、株式会社日本債券信用銀行(現:株式会社あおぞら銀行)へ入行。
同行 営業第七部長を経て、アビックス株式会社と株式会社アイディーズにて両社の管理部門担当役員を歴任。
2017年7月に王将フードサービスに入社と同時に経理部長に就任。
その後、執行役員→取締役→常務取締役と昇任され、同社の管理部門を統括する立場になられています。もうひとりの新取締役候補 山田誠氏にも注目
山田誠氏です。
京都産業大学経済学部経済学科卒業後の1989年4月に株式会社ダイエーに入社。
ローソンへの出向を経て、2000年5月に正式転籍。
その後、2002年10月にフューチャーアーキテクト株式会社に転職。
2010年3月には、佐川急便グループの社内ITを担当するSGシステム株式会社に転じて、同社のIT関連運用の管理職として活躍。
2012年9月には、親会社のSGホールディングスにて、グループ全体のITを担当。
2018年4月には、SGシステムに戻られ、管理部長として、総務・人事・法務・経理を統括。
2022年2月に、王将フードサービスに入社。
2022年7月には、情報サービス部長に就任。
2023年2月には、執行役員に就任されると同時に、管理本部 副本部長と経営戦略本部 副本部長を兼任されるに至ります。
池田直子氏の後継者として、
また、常務取締役 管理本部長の稲垣雅弘氏を支える立場となられるのではないでしょうか。王将フードサービスの年収について
現在は、残業代はキッチリ払われているようです。王将フードサービスのボーナスについて
心より御礼申し上げます。
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