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はる坊の雑記

「餃子の王将」創業者・初代社長 加藤朝雄の生涯とは? 大阪王将との関係は?

餃子の王将を展開する王将フードサービス創業者の加藤朝雄氏とは?

餃子の王将を運営する王将フードサービスは、1924年7月10日に福岡県飯塚市に生まれた加藤朝雄氏が、1967年に四条大宮に王将という中華料理店を営み始めたことにはじまります。

創業者の加藤朝雄氏は、地元の飯塚尋常小学校を卒業後に中国大陸に渡り、餃子に出会います。
そして、一旦は洋食を勉強するために帰国して、梅田新道のアサヒビールが運営するビアホールでコック見習いとなりますが、1944年に徴兵され、憲兵となって旧満州・大連で終戦を迎えます。

その後、1947年に日本へ引き揚げた後は、中華料理店勤務、行商人、進駐軍食堂コック、薪炭商、小口金融業、ファッションホテル共同経営という様々な経歴を重ねます。

そして、1967年12月に、現在も餃子の王将第1号店である京都・四条大宮に王将を開店。
一人前の焼餃子を50円にして、周囲を驚かせ、第2号店となった山科店では、「餃子10人前食べたら無料」と宣伝して、一気に客を呼び込みます。

店舗を拡大後の1974年7月に株式会社 王将チェーンとして会社組織に変更。
1980年7月には、商号を株式会社 餃子の王将チェーンに変更しています。

この当時、餃子の王将は関西に124店舗、名古屋に9店舗、東京に26店舗を運営しており、年間売上高は80億円 経常利益7億円となっていました。

ちなみに、この当時の餃子一人前の値段は140円でした。

この当時から、加藤朝雄氏は株式上場を考えていたようですが、結果として株式上場は1993年3月となりました。

ところが、株式上場まもない1993年6月10日に加藤氏は急逝します。
アサヒビール時代に加藤氏よりスカウトされた副社長の望月邦彦氏が社長を継ぎますが、1994年には加藤氏の長男である加藤潔氏にバトンタッチ。その後、経営悪化により大東隆行氏が2000年に社長に就任する流れとなっています。

餃子の王将を展開する 王将フードサービス店頭公開(JASDAQ上場)時の情報

餃子の王将を展開する王将フードサービスは、1993年3月16日に株式店頭公開(現在のJASDAQ上場)を果たしました。

上場時のデータは以下のとおりです。

株式会社 王将フードサービス
会社設立:1974年7月
店頭公開:1993年3月
資 本 金:19億100万円
総 資産 :394億5600万円
株主資本:88億8300万円(22.5% 748円)
借 入 金:198億1000万円
金融収支:▲6億7300万円

従業員数:748名(平均年齢 31.6歳)
平均賃金:378,158円

株主構成:
加藤欣吾  287万1000株(24.1%)
加藤潔   265万1000株(22.3%)
加藤朝雄  179万5000株(15.1%)
加藤梅子    93万2000株(7.8%)
従業員持株会 30万1000株(2.5%)
加藤ひろみ  22万0000株(1.8%)
大東隆行   20万3000株(1.7%)
加藤貴司   20万3000株(1.7%)
加藤英里   20万3000株(1.7%)
加藤真人  20万3000株(1.7%)

役員構成:
社長 :加藤朝雄
副社長:望月邦彦
専務 :加藤潔
常務 :加藤欣吾
常務 :大東隆行
常務 :鈴木和久
取締役:土肥原啓二
取締役:宮嶋廣正
取締役:宮光正
取締役:知久平芳美
取締役:森田八寿広
取締役:村上武敏
常監査:小坂晴一郎
監査 :野中智弘

餃子の王将を展開する王将フードサービスと大阪王将を展開する大阪王将(イートアンドホールディングス)歴代社長

ちなみに、『餃子の王将』を展開する王将フードサービスの創業者・社長が加藤朝雄氏で、二代目社長がアサヒビールより招聘した望月邦彦氏。
三代目社長が加藤朝雄氏の長男・加藤潔氏。四代目社長が大東隆行氏。現在の五代目社長が渡辺直人氏です。

『大阪王将』を展開するイートアンドホールディングスの創業者が現在の代表取締役会長の文野直樹氏の父親である文野新造氏です。
佐野文夫氏と本木健二氏とともに1969年9月に大阪・京橋に中華料理店を出店して、餃子の売れ行きがダントツであったことから、餃子専門店に業態を変えています。

株式会社イートアンドホールディングスの代表取締役会長CEO 文野直樹氏の経歴

イートアンドホールディングス代表取締役会長CEOは文野直樹(ふみの なおき)氏です。
1959年11月29日生まれの61歳。
啓光学園高校を卒業後、大阪学院大学経営学部に進学するも1980年に中退。
実父・文野新造氏が経営する大阪王将食品に正式入社して、1984年7月に社長に就任したという経歴の持ち主です。
1996年8月に株式会社大阪王将に商号を変更。
2002年1月にイートアンド株式会社に商号を変更。
2011年6月に株式をJASDAQ市場に上場。
2012年11月に東京証券取引所第2部に上場。
2013年11月には、ついに東京証券取引所第1部上場を果たしています。
そして、2020年11月には、持株会社への移行とともに、株式会社イートアンドホールディングスとなり、大阪王将の運営会社は株式会社大阪王将となっています。

株式会社イートアンドホールディングスの取締役社長COO 仲田浩康氏の経歴

株式会社イートアンドホールディングスの取締役社長COOは仲田浩康(なかた ひろやす)氏です。
大阪王将の冷凍食品を扱う事業会社の株式会社イートアンドの代表取締役社長も兼任されています。

仲田氏は1964年4月26日生まれの56歳で、高校を卒業後、当時、流通業界で最大手だったダイエーに入社。
23歳で最年少主任となるなど活躍をしたのち、2000年8月に大阪王将に転職。

ご本人がインタビューで語られているところでは、ダイエーでは実績を残されていたので、大阪王将に移られた際には、給与・年収ともにダウンしたそうです。
その後、2001年7月に商事部部門長。2004年6月に取締役。2009年4月に取締役 常務執行役員 トレーディング本部長。
2012年4月 専務取締役。2017年6月にはついにイートアンドの代表取締役社長に就任。
持株会社移行後は、取締役社長COOに就任されています。
また、社会人となっても向学心を忘れず、関西学院大学大学院に進み修了されています。
よって、最終学歴は関西学院大学大学院修了となっています。

株式会社大阪王将の代表取締役社長 植月剛氏の経歴

大阪王将を運営する株式会社大阪王将の代表取締役社長は植月剛(うえつき たけし)氏です。
持株会社である株式会社イートアンドホールディングスの取締役も兼任されています。

植月氏は1972年7月13日生まれの48歳で、1995年4月に大阪王将に入社。
採用時期から、大学新卒採用の生え抜きではないかと考えられます。
その後、2006年6月に取締役。2009年4月に取締役 執行役員 王将営業本部長。
大阪王将の海外事業部門も統括します。
2012年4月には、取締役 常務執行役員 王将営業本部長。
2019年4月に常務取締役 外食事業統括兼海外戦略本部長。
と順調にキャリアを積んで、2020年10月に大阪王将の代表取締役社長に就任されています。

最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました。
心より御礼申し上げます。